サービスデスクの設定では、役割、ユーザー認証、ラベル、チケットとEメールの設定、キュー、およびカスタマイズの設定を行う必要があります。
サービスデスクを使用するには、アプライアンス、E メールサーバ、およびユーザーアカウント情報が必要です。
• |
アプライアンス要件:サービスデスクを使用するには、アプライアンスを設定および構成しておく必要があります。アプライアンスサーバーの設定の詳細については、アプライアンスの設定を参照してください。 |
• |
Eメールサーバー要件: サービスデスクのEメールを送受信するため、次のいずれかのタイプのEメールサーバーが必要です。 |
◦ |
POP3 Eメールサーバー。詳細については、POP3 Eメールアカウントについてを参照してください。 |
• |
ユーザーアカウント情報: ユーザーアカウント情報は、LDAP準拠のディレクトリサービス(Microsoft Active Directoryなど)に保存できます。ユーザーアカウント情報を保存すると、サービスデスクはユーザーを承認したり、その他の追跡対象を識別したりするうえで使用するデータの検索およびインポートを効率的に行うことができます。LDAP属性(組織単位、ドメインコンポーネント、相対識別名など)を参照して、ユーザーやその他のエンティティのグループをフィルタリングすることができます。詳細については、「ユーザーアカウント、LDAP認証、およびSSOの設定」を参照してください。 |
小規模な組織であれば、この要件を割愛し、必要なユーザーアカウント情報をユーザーごとに手動で作成しても構いません。手動でのユーザーの作成の詳細については、サービスデスクの設定を参照してください。
サービスデスクはエンドユーザーのトラブルチケット追跡システム(アプライアンスユーザーコンソールの一部)のデフォルト名です。サービスデスクを利用すると、エンドユーザーが E メールを使用して、またはユーザーコンソールを介してトラブルチケットを送信できます。
ヘルプデスクチームは、E メール、管理者コンソール(http://appliance_hostname/admin)、または KACE GO アプリケーションを使用してこれらのチケットを管理します。必要に応じて、チケットに関連付けられたカテゴリやフィールドをカスタマイズできます。
注: 以前のバージョンのアプライアンスでは、サービスデスクはヘルプデスクと呼ばれていました。以前のリリースからアップグレードした場合は、管理者コンソールのタブに、ヘルプデスクまたはカスタム指定の文字列が表示される場合があります。この表示を変更する方法については、サービスデスクのタイトル名とラベル名の変更を参照してください。 |
会社のポリシーとブランド設定の要件を満たすようにサービスデスクを設定できます。
• |
ユーザーの役割とラベルの設定:権限ベースの役割を作成し、ユーザーのアクセスを管理します。詳細については、「ユーザーアカウントの役割の設定」を参照してください。 |
• |
ユーザーアカウントの設定:サービスデスクのユーザーおよび管理者にはすべて、認証済みのユーザーアカウントが必要です。詳細については、「ユーザーアカウント、LDAP認証、およびSSOの設定」を参照してください。 |
• |
チケット情報のカスタマイズ:必要に応じて、チケットのカテゴリ、ステータス、インパクト、および優先度のプロパティを追加します。チケットに含める追加情報を確認します。詳細については、「チケット設定の構成」を参照してください。 |
• |
E メールテンプレートのカスタマイズ:通知を送信するために使用されるサービスデスク E メールテンプレートを設定します。詳細については、「Eメールテンプレートの設定」を参照してください。 |
• |
◦ |
キュー:チケットを整理したり、種類の異なるタスク(ハードウェアタスクやソフトウェアタスクなど)を処理したりするには、キューを使用します。詳細については、「サービスデスクチケットキューの設定」を参照してください。 |
◦ |
プロセス:主要なタスクまたは連続するタスクに含まれるチケット間の関係を設定するには、プロセスを使用します。また、チケット内で親子関係を利用することで、関係を確立することもできます。詳細については、「サービスデスクプロセスの使用」を参照してください。 |
• |
チケットルールのセットアップ:サービスデスクがチケットを処理するために使用するルールを設定します。詳細については、次を参照してください。 チケットルールについて |
• |
満足度調査を実施するかどうかの決定:詳細については、「満足度調査の利用」を参照してください。 |
• |
会社の営業時間と休業日の設定:会社の営業時間および認識されている休業日を定義します。これらの時間と休業日は、チケットの期日とサービスレベル契約違反を決定する際に使用されます。詳細については、「サービスデスクの営業時間と休業日の設定」を参照してください。 |
• |
サービスレベル契約(SLA)の設定:チケットの期日と SLA 違反を計算する際に使用される SLA を設定します。詳細については、「サービスレベル契約の有効化」を参照してください。 |
• |
ユーザーコンソールホームページの設定:ユーザーコンソールホームページのロゴとようこそ情報を変更します。また、クイックアクションおよび告知や、サポート技術情報記事、チケット、およびその他のアイテムへのリンクを表示または非表示にします。詳細については、以下を参照してください。 |
© 2024 Quest Software Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 利用規約 プライバシー Cookie Preference Center