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データファイル - データファイルはOracleデータベースによってディスク上に作成された物理ファイルで、テーブルやインデックスなどのデータ構造を持ちます。データファイルは1つのデータベースのみに属すことができ、OSまたはASMディスク・グループのいずれかに保持されます。 |
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制御ファイル - 制御ファイルと呼ばれる物理ファイルには、データベースの物理構造が記録されます。制御ファイルには、データベース名、関連データファイルおよびオンラインREDOログ・ファイルの名前と場所、データベースを作成した日時のスタンプ、カレント・ログのシーケンス・ナンバー、チェックポイント情報が保存されます。多くのリカバリ・シナリオでは、制御ファイルを保護することが非常に重要になります。 |
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アーカイブREDOログ - Oracleデータベースでは、オンラインREDOログ・グループを、ディスク上の1つ以上のアーカイブ・ロケーションにコピーすることができます。これらをまとめて、アーカイブREDOログと言います。また、個々のファイルを、アーカイブREDOログ・ファイルと言います。REDOログ・ファイルは、アーカイブ後にディスクまたはテープ上のほかの場所にバックアップすることにより、長期保存したり、将来的なリカバリ・オペレーションで使用できます。アーカイブREDOログがない場合、データベースのバックアップおよびリカバリ・オプションは非常に限られます。データベースはバックアップ前にオフラインにする必要があるため、データベースをバックアップからリストアする必要がある場合、使用できるデータベースの内容はバックアップ時点のものに限定されます。アーカイブ・ログがなければ、データベースを特定時点の状態に再構築することはできません。 |
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外部設定ファイル - Oracleデータベースの操作について、ネットワーク設定ファイル(「tnsnames.ora」および「listener.ora」)やパスワード・ファイルなど、他のファイルに依存しますが、これらのファイルをOracle RMANコマンドでバックアップすることはできません。これらのファイルは、損傷や障害からの復旧に備えて保護する必要があります。 |
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制御ファイル - RMANは、必要なすべてのバックアップおよびリカバリ操作を、RMANリポジトリの情報が保存された制御ファイルのみを使用して実行できます。このことから、バックアップ計画の一環として制御ファイルを保護することの重要性が高まります。 |
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Oracleの制御ファイルの自動バックアップ機能を有効にすること。これにより、RMANによって制御ファイルが自動的にバックアップされます。また、リポジトリにアクセスしなくても、RMANで制御ファイルの自動バックアップをリストアできます。 |
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DBIDを記録すること。制御ファイルが失われた場合、データベースをリカバリするためにDBIDが必要になることがあります。 |
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少なくとも2つの制御ファイルを別々のディスクに多重化またはミラー化して使用してください。 |
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リカバリ・カタログ - 外部Oracleデータベースを使用してRMANリポジトリを保存することもできます。この外部データベースをリカバリ・カタログと言います。制御ファイルでは、バックアップ・アクティビティを記録できる容量が限られますが、リカバリ・カタログには、これより大幅に長い履歴を保存できます。リカバリ・カタログ・データベースは管理が複雑になりますが、制御ファイルの履歴よりさらに過去にさかのぼってリカバリを実行する必要がある場合に、より長期のバックアップ履歴を使用できるという利便性がもたらされます。 |
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