NetVault Plug-in for VMware 12.2 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for VMware －はじめに

NetVault Backup Plug‑in for VMware －はじめに

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NetVault Backup Plug‑in for VMwareについて

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対象ユーザー

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参考資料

NetVault Backup Plug-in for VMwareについて

NetVault Backup Plug‑in for VMwareについて

Quest® NetVault® Backup Plug‑in for VMware（Plug‑in for VMware）は、仮想マシンを災害、メディア障害およびデータ損傷から保護します。直感的で使いやすいインターフェイスにより、ご使用の仮想環境に対するバックアップおよびリストア・ポリシーを、集中制御コンソールから一括設定することができます。Plug‑in for VMwareは、VMware vSphere Storage APIs – Data Protection（旧称VADP：VMware vStorage APIs for Data Protection）と統合されます。これにより、複雑なスクリプトを作成することなく、仮想環境を保護することができます。また、VMware ESXiやVADPを詳細に理解する必要もありません。本プラグインを使用することにより、ユーザーは最低限の手順で仮想マシンのイメージそのものや個々のファイルを高速かつ確実にリストアできるため、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。幅広いバックアップ・デバイスが自動的に統合されるため、仮想化データの保護およびオフサイトへの安全な保存によって障害復旧および業務継続性の目標が満たされるという安心感を得ることができます。


	メモ： SQL Server、Exchange、SharePointなどのアプリケーション用NetVault BackupプラグインをPlug‑in for VMwareと併用することで、包括的なデータ保護を実現することが可能です。Plug‑in for VMwareは、仮想マシンのベア・メタル・リカバリをサポートします。またアプリケーション・プラグインは、バックアップとリカバリ処理を自動化することでビジネスに不可欠なアプリケーションのデータ保護を合理化し、トランザクション・ログの切り捨てといった管理上重要な機能を実行します。

主な利点

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VADP（vStorage APIs for Data Protection）によるVMware ESXiのパフォーマンスの向上：Plug‑in for VMwareはVADPと連携して、ESXi Serverの負荷とLANのバックアップ・トラフィックを低減する集中バックアップを提供します。このアプローチは、統合型ハードウェアである必要がある場合、特に重要です。ユーザーは、シングルESXi Server上に構築されたすべての仮想マシンを柔軟に保護したり、シングルNetVault Backupクライアントを使用して複数のESXi Serverを保護したりできます。VMware vSphere Storage vMotion（Storage vMotion）により、プラグインは仮想マシンの詳細な場所を必要とせずに、仮想マシンを保護することができます。

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VMware環境構築時の信頼性の向上：Plug‑in for VMwareは、個々のESXi ServerおよびVMware vCenter環境全体を保護します。複雑なスクリプトを作成することなく、またVADPの詳細を理解しなくても、包括的で柔軟なバックアップ・ポリシーを作成することができます。本プラグインでは、ポイントアンドクリックして仮想マシンをバックアップまたはリストアできるため、高い安心感を得られます。これは、仮想マシンのバックアップ管理を単一の環境に統合することにより効率を高め、ストレージ管理の効率を向上させます。このソリューションは、VSSベースのスナップショットを実行し、バックアップ前にアプリケーションを休止することにより、Windowsベースの仮想マシンの保護を強化します。

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バックアップ・デバイスの自動統合により業務継続性を確保：Plug‑in for VMwareでは幅広くバックアップ・デバイスに対応しているため、バックアップ・データをディスク・ベースのストレージ・デバイス、仮想テープ・ライブラリ、または物理テープ・ライブラリに保管することができます。これを使用することにより、ご使用の仮想化環境は確実に保護され、災害復旧用にオフサイトへ格納されます。本プラグインにより、比較的VMwareの管理経験が浅いIT要員でも24x7体制で保守することができ、リストア処理を正確に、できる限り迅速に実行することでダウンタイムを軽減し、ビジネスの継続性を向上することができます。

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バックアップ・ウィンドウの短縮とデバイス活用性の向上：Plug‑in for VMwareでは、仮想マシン内に格納されているデータに対する高パフォーマンスの増分および差分バックアップにより、仮想マシンのイメージ・レベルでのバックアップを高速化します。本プラグインと、CBT（Changed Block Tracking）機能との統合により、初回のフル・バックアップおよび最後の増分または差分バックアップ以降に変更されたブロックだけが、確実に現在の増分または差分バックアップ・ストリームに送信されます。この統合によりバックアップの効率性がさらに向上し、ネットワークへの要求が低減します。

またPlug‑in for VMwareでは、仮想マシンのリカバリ操作中にもVMware vSphereシン・プロビジョニング機能をそのまま使用できるため、ストレージ・コストを抑制しデータを保護することができます。このタスクは、仮想マシン・ディスクがその時点で必要なストレージ量のみを使用するようにし、必要に応じてより多くの容量を動的に割り当てできるようにすることで実行されます。

機能概要

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VADPベースのオンライン・バックアップのサポート

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アプリケーション・コンシステント・バックアップのVSSベース・スナップショット作成

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仮想マシンのCBTベースのフル、増分、および差分イメージレベル・バックアップの実行

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シン・プロビジョニング対応ディスクのバックアップおよびリストアのサポート

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バーチャル・アプリケーション（vApp）内で、仮想マシンのバックアップおよびリストアが利用可能

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vSphereの仮想マシン・ロッキングAPIを使用したStorage vMotionをサポート

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仮想マシンがvCenter Server下で、バージョン6.0ビルド番号4192238以降を使用するVMware ESXiホストによって管理されている場合、VMware vSphereフォールト・トレランス（vSphere FT）を使用して保護されている仮想マシンのバックアップとリストアをサポート

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バックアップ・セレクションで使用する仮想マシン名の包含および除外の設定のサポート

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LinuxおよびUNIXでのファイル・レベルのリストアをサポート

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拡張ファイル・システム：EXT2、EXT3、およびEXT4

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XFS v2 および v3（Extents File Systemバージョン2および3）

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複数仮想マシンのパラレル・バックアップによるバックアップ・ウィンドウの削減

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ABM（Active Block Mapping）を使用するネットワークおよびストレージ要件の削減


	メモ： XFSでは、ABMはサポートされていません。

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イメージ・レベルでの分散型バックアップとリストアをサポートし、バックアップ・プロキシとして動作している複数のNetVault Backupクライアント全体でジョブを実行します。プラグインの分散ジョブ機能を使用すると、負荷分散でジョブを他のVMwareバックアップ・プロキシに転送し、VMwareプロキシとそのジョブのつながりを解放できます。この機能は、異なるオペレーティング・システムが混在する環境で稼働しているクライアントの他、物理マシンと仮想マシンが混在する環境にも対応します。


	メモ： NetVault Backup Plug‑in for VMwareリリース12.0のVMwareプロキシのジョブは、vCenterクレデンシャルがない場合、NetVault Backup Plug‑in for VMware 12.1以降からVMwareプロキシに配布されません。同様に、Plug‑in for VMware 12.0のVMwareプロキシのジョブは、サーバーがNetVault Backup 12.1以降を実行している場合、vCenterのクレデンシャルに関係なく、Plug‑in for VMware 12.0から他のVMwareプロキシに配布されません。