制御ファイルのリストアは、下記の場合にのみ実行する必要があります。
制御ファイルの自動バックアップはマルチ・インスタンスRAC環境で必須のため、以下の手順に従って、制御ファイルを自動バックアップからリストアします。
| 1  | ターミナル・ウィンドウからPlug‑in for OracleがインストールされているノードにOracleソフトウェアの所有者として接続します。 | 
| 2  | ローカル・インスタンスにORACLE_SID環境変数を設定します。 | 
| 3  | SQL*Plusを起動してローカル・インスタンスに管理者権限で接続します。 | 
| 5  | NOMOUNTオプションを付けてローカル・インスタンスを起動します。 | 
| 6  | ローカル・インスタンス用にCLUSTER_DATABASE初期化パラメータを無効にします。 | 
| 8  | SQL*Plusを終了します。 | 
| 12  | FORCE NOMOUNTオプションを付けてローカル・インスタンスを起動します。 | 
| 13  | SET DBIDを使用して、ターゲット・データベースのデータベース識別子を設定します。 | 
| 15  | RESETLOGSオプションを付けてデータベースを開きます。 | 
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| 17  | SQL*Plusを起動してローカル・インスタンスに管理者権限で接続します。 | 
| 18  | ローカル・インスタンス用にCLUSTER_DATABASE初期化パラメータを有効化します。 | 
| 20  | SQL*Plusを終了します。 | 
スタンバイRAC環境または個別のRAC環境で使用しているターゲット・データベースのコピーを作成することが目標の場合は、これらの手順を使用するのではなく、この目的用に特化されている複製データベースのバックアップ・タイプを使用します。詳細は、「RAC環境でのデータベースの複製」を参照してください。
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リカバリ・カタログを使用せずに障害復旧を実行するには、以下の条件を満たす必要があります。
| • | Oracle RAC環境を展開する:ユーザー管理バックアップの実行で示されている通り、Oracle RAC環境が正しく設定されている必要があります。さらに、損傷したRAC環境に存在したものと同じOracleデータベース・ソフトウェアの同じバージョンが、RAC環境にインストールされる必要があります。ORACLE_HOMEも、元のノードと新しいノードで同じにする必要があります。データベースを新規作成する必要はありませんが、共有ストレージ用にOracle Net ServicesとASMを設定する必要があります。 | 
| • | NetVault BackupソフトウェアとPlug‑in for Oracleがインストールされていること:RAC環境用に以前定義したNetVaultマシン名を使用して、RAC内のノードの1つに同じバージョンのNetVault Backupソフトウェアと本プラグインをインストールする必要があります。「デフォルト属性の設定」で示されているとおりプラグインのデフォルト属性が定義されていることを確認してください。 | 
| • | ソース・データベースのDBIDが特定されている:損傷したデータベースのDBIDを特定します。本プラグインの初期インストールの一部としてDBIDが記録されなかった場合、NetVault Backupのバイナリ・ログでソース・データベースのRMANベースのバックアップを調べることにより、DBIDを特定できます。DBIDは、[詳細]ダイアログ・ボックスまたは[バックアップ・コンテンツ]タブでも利用できます。 | 
| • | SPFILEのデフォルトの場所が存在する必要がある:以下の手順を実行する前に、ASM共有ストレージにデフォルトの場所が存在する必要があります。デフォルトの場所を作成し忘れると、SPFILEのリストア中に「ORA-17502: ファイルの作成に失敗しました。」というエラーが発生する結果になります。さらに、SPFILEの場所はSPFILEパラメータでPFILE内に記述されている必要があります。 | 
| • | すべてのテーブルスペースのバックアップが使用可能になっている:すべてのテーブルスペースの最新のバックアップがあることを確認します。 | 
| 2  | SET DBIDを使用して、ターゲット・データベースのデータベース識別子を設定します。 | 
| 3  | FORCE NOMOUNTオプションを付けてローカル・インスタンスを起動します。 | 
| 5  | FORCE NOMOUNTオプションを付けてローカル・インスタンスを起動します。 | 
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| 10  | [セレクション・セット作成]ページで、ソースNetVault Backupクライアントとデータベースに移動して、[データベース全体]ノードを選択して、[プラグイン・オプションの編集]をクリックします。 | 
| 11  | [リストア・オプション]タブをクリックして、[読み取り専用データファイルを確認して、必要に応じてリストアします]および[読み取り専用データファイルを確認して、カレントでない場合は、リカバリします]を選択して、読み取り専用データファイルをリストアおよびリカバリ・プロセスに含めます。 | 
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| 13  | [リカバリ・カタログ]タブで、[カタログの使用]オプションを選択解除します。 | 
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