このオプションにより、バックアップに使用したマシンと同様のハードウェア設定を持つ物理マシンへ、クライアントのバックアップをリカバリすることができます。これには以下の項目が含まれます。
注意: バックアップとリストアでシステム・デバイスに違いがなくとも、ディスクの順番が異なる場合があります。このため、名前変更することなくデータのリストアを実行すると、結果としてディスク内に保存されていた既存データがすべて失われることに注意してください。バックアップとリストアにおける物理ディスクの情報を比較するには、バックアップ時にディスク・ジオメトリとデバイス・サイズをメモします。詳細は、「バックアップ時とは異なるディスク番号での復元の実行」を参照してください。 バージョン1.1.6以降では、[セレクション・セット作成]ページにあるターゲット・ディスクのディスクIDと、[NetVault Backupセレクション]ページにある同じディスクのディスクIDの比較も行います。 Questでは、Plug-in Offline Clientを起動する前に、重要なデータを含むすべてのディスクをサーバから接続解除することをお勧めします。 |
DRリストア手順は非常にデリケートな作業です。DRリストアの設定および実行の前に、以下のトピックに示した前提条件を満たす必要があります。
NetVault Bare Metal Recovery Client上のターゲット・デバイス名(Disk 0(IDE)など)がバックアップ時の名前と一致している必要があります。
Plug-in Offline Clientを使用して対象となるNetVault Bare Metal Recovery Clientを起動し、DRイメージのリストア準備を行います。起動ルーチンを完了するには、Plug-in Offline Clientを使用したNetVault Bare Metal Recovery Clientの起動の手順を実行します。
この情報は、バックアップの実行前にメモしておく必要があります(「ディスク・ジオメトリおよびデバイス・サイズの確認」を参照)。この情報は、リストア時にすぐに参照できるようにしてください。
場合によっては、リストアしたWindowsシステムを再有効化する必要があります。このため、再有効化に必要なライセンス・キーを準備しておく必要があります。
復元先のNetVault Bare Metal Recovery ClientマシンがPlug-in Serverにアクセス可能である必要があります。アクセスを確認するには、以下の手順に従います。
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Plug-in Offline Clientを使用してNetVault Bare Metal Recovery Clientを起動したら、NetVault Backup ServerにアクセスしてNetVault Backup WebUIを起動します。 |
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[NetVault Backupセレクション]ページにアクセスし、目的のクライアント・マシンがNetVault Bare Metal Recovery Clientとして追加されていることを確認します。 |
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Plug-in Serverを開き、追加済みのクライアントを表示します。 |
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[Bare Metal Recovery Clientの編集]ダイアログ・ボックスが表示されます。データを確認し、必要に応じて変更します。 |
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NetVault Bare Metal Recovery Clientが正しく追加されている場合は、次のトピックPlug-in Offline Clientを使用して物理マシンにデータを復元するための復元手順に進みます。それ以外の場合は、以下の手順を実行します。 |
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以下のトピックでは、物理マシンへのDRリストア実行方法について説明します。
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NetVault Backup ServerのNetVault Backup WebUIの[ナビゲーション]パネルで、[リストア・ジョブ作成]をクリックします。 |
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[次へ]をクリックします。 |
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[セレクション セット作成]ページで、リストアするデータを選択します。 |
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「Dos Compatibility Region」とは、MBR(マスター・ブート・レコード)のすぐ後に続くディスクの先頭から32キロ~512バイトのセクタです。NetVault Bare Metal Recoveryは、この領域をバックアップしてGRUB Stage 1.5をサポートします。ただし、この領域はGRUB Stage 1.5の有無に関わらず、常にバックアップおよびリストアされます。また、このオプションはユーザによる任意選択ができません。 |
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Windows PEベースのPlug-in Offline Clientを使用する場合、利用可能なオプションを指定してください。 |
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[Inject Boot-Critical Device Driver]:異なるマス・ストレージ・コントローラを使用する異なるハードウェアをリストアする場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、[Boot-Critical Driver Directory]と[Driver Injection Only]オプションの両方が利用可能になります。 |
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[Boot-Critical Driver Directory]:[Inject Boot-Critical Device Driver]オプションを選択した場合、マス・ストレージ・コントローラ用のドライバが格納されているローカル・ドライブへのフル・パスを入力します。 |
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[Driver Injection Only]:以前にリストアを完了したが、[Boot-Critical Driver Directory]フィールドに間違った位置を指定してしまった場合、このオプションを利用してリストア・プロセスのドライバ・ロード部分を再度実行することができます。このオプションにより、データのリストアを再実行する必要がなくなりますが、正しいドライバをロードする必要があります。必ず、[Boot-Critical Driver Directory]フィールドに正しいパスを入力するよう注意してください。デフォルトでは、[Inject Boot-Critical Device Driver]オプションは選択されていますが、これを選択解除しないよう注意してください。選択解除すると、[Driver Injection Only]オプションが正常に機能しない結果となります。 |
最終ステップには、[スケジュール]、[ソース・オプション]、および[詳細設定]ページの追加オプション設定、ジョブの実行、および[ジョブ・ステータス]と[ログ参照]ページからの進捗状況の監視が含まれています。これらのページとオプションは、すべてのNetVault Backupプラグインに共通しています。詳細は、『Quest NetVault Backup Administratorガイド』を参照してください。
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デフォルト設定を使用しない場合は、[ジョブ名]に、ジョブの名前を指定します。 |
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[クライアント指定]リストで、データをリストアするマシンを選択します。 |
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[保存]または[保存 & 実行]の、どちらか適切な方をクリックします。 |
メモ: 以下の項目に注意してください。
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バックアップを異なるマシンに復元した後は、以下の点を確認し、該当するアクションを実行します。
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SANディスクをオンラインにする(Windows Server 2008のみ):Windows Server 2008 EnterpriseまたはDatacenter Editionを使用している場合、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)ディスクに関するデフォルト・ポリシーに、これらの自動マウントは含まれません(この問題はCドライブには当てはまりません)。リストアが完了した後、[ディスクの管理]を使用してディスクを[オンライン]に設定します。 |
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ネットワーク接続の名前変更:異なるネットワーク・カードが使用されているため、ネットワーク接続は自動的に「local area connection(ローカル・エリア接続)2」に名前変更されます。 |
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物理アドレス:異なるネットワーク・カードが使用されているため、物理アドレス(MAC:メディア・アクセス・コントローラ)も異なるアドレスになります。このため、このアドレスに依存するアプリケーションを使用する場合、このアプリケーション・ベンダーとアドレスの変更を検討する必要があります。 |
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