NetVault 13.1.2 - 管理ガイド


	メモ：ディスク・ベース・デバイス（RASデバイス）は、ネットワークに接続されたデバイスまたはローカル以外のデバイスとみなされます。ローカル・デバイスはディスク・ベース・デバイス（RAS）よりも優先され、ローカルのVTLデバイスまたはSCSIデバイスは、ローカルのNDMPファイラー接続デバイスよりも優先されます。［任意のデバイス］オプションを選択すると、NetVaultによって、適合するローカル・デバイス（NetVaultクライアントに対してローカル）の検索が試行されます。他のいずれかのデバイスを使用するには、そのデバイスのメディア要求に高い値の重み付けを設定することができます。メディア要求重み付けについての詳細は、「メディア要求の重み付けの設定」を参照してください。

継続的バックアップジョブ用のデバイスの選択

継続的バックアップジョブ用のデバイスを選択するには

［バックアップターゲット］詳細ドロワで、［デバイスセレクション］をクリックします

［デバイス指定］オプションをクリックします。


	メモ： CDP バックアップには、QoreStor デバイスバージョン 7.1.2 以降のみを使用できます。

関連するボックスで、使用する QoreStor デバイスを選択します。

必要に応じて、［すべて選択解除］ボタンを使用して、選択した QoreStor デバイスをクリアできます。

メディア・オプションの指定

バックアップ・ジョブ用メディア・オプションを設定するには

［バックアップターゲット］詳細ドロワで、［メディアオプション］をクリックして、以下の設定を行います。

表42. ターゲット・セットの［メディア・オプション］

オプション

説明

ストレージ階層

必要に応じて、ドロップダウンリストからストレージ階層を選択します。

ストレージ階層の作成方法については、「ストレージ階層の作成」を参照してください。

メモ：［ストレージ階層］を選択し、［グループ内のメディアごとのターゲットメディア］を選択した場合、両方の選択に共通のメディアのみがターゲットとして使用されます。

メディア指定条件

以下のオプションの1つを選択します。

•

グループに属さない任意のメディア：このオプションはデフォルトで選択されています。どのメディア・グループにも属さないメディア・アイテムを使用するには、このオプションを選択したままにします。

•

任意のメディア：グループの関連付けに関係なく任意の適切なメディア・アイテムを使用するには、このオプションを選択します。

•

固有メディア ID：特定のメディア・アイテムを使用する場合は、このオプションを選択します。メディア・アイテムのリストで、ターゲット・メディアのラベルを選択します。

•

メディア・グループ：特定のメディア・グループに所属するメディア・アイテムを使用する場合は、このオプションを選択します。メディア・アイテムのリストで、ターゲット・メディアのグループ・ラベルをクリックします。メディア・グループ・ラベルは、大文字と小文字が区別されません。

メモ：ターゲットストレージセットを選択する際に、特定のメディア ID を選択すると、ストレージ階層が無効になり、デフォルトの空のストレージ階層に設定されます。

パフォーマンス

最適な効率を得るためにターゲットに優先順位を付けるようにメディアマネージャを設定するには、［最適な重複排除のためにターゲット選択を最適化する］を選択します。

このオプションを使用すると、メディアマネージャは、バックアップジョブでの各セグメントの長さを調べて、使用する最適なメディアターゲットを決定します。

メディアのラベル付け

バックアップ中にブランクメディアアイテムに自動的にラベルを付けるには、［自動的にブランクメディアにラベルする］を選択します。

デフォルトでNetVaultは、システム生成のラベルをブランク・メディアに割り当てます。このラベルはNetVaultサーバー名、現在の日付、およびシード番号で構成されます。

メディア・バーコードをデフォルトのラベルとして使用するように、NetVaultを設定できます。詳細は、「メディア・マネージャの一般設定」を参照してください。

メモ：以前にデータが含まれていた痕跡があるメディアが予期せずブランクになっている場合、そのようなメディアは、自動ラベリングが発生しないように疑わしいメディアとしてマークされます。NetVaultでは、ユーザー指定かシステム生成かにかかわらず、同じラベルの使用は許可されておらず、特定のラベルは必ず1つのメディアのみに関連付けられます。メディアが予期せずにブランクとなった場合、通知イベントが発生します。

再利用

以下から利用可能なオプションを選択します。

•

実行しない：このオプションはデフォルトで選択されています。再利用のマークが設定されたメディアがバックアップに使用されないように、このオプションは選択したままにしてください。

•

任意：グループの関連付けに関係なく任意の適切な再利用可能メディアを使用する場合は、このオプションを選択します。

•

ターゲット・メディアと同じグループ・ラベルを使用：ターゲット・メディアと同じメディア・グループに所属するメディアを再利用する場合は、このオプションを選択します。このオプションは、［メディア指定条件］オプションのグループ・ラベルを選択した場合にのみ設定できます。

メモ：メディアに保管されている最後のセーブセットがリタイアされた場合、メディアは自動的に再利用のマークが付けられます。メディアに手動で再利用のマークを付ける方法についての詳細は、「テープを再利用としてマーク」を参照してください。

メディア要求タイムアウト

NetVaultがバックアップ・メディアを待機する時間を入力または選択します。このタイムアウト値は、分単位で指定します。指定した期間内に必要なメディア・アイテムが利用できなかった場合、ジョブは自動的に中止されます。

デフォルト値は、0です。デフォルトの設定では、メディアが指定されるか、ジョブが手動で中止されるまで、ジョブは無期限に待機します。

設定可能な最大のタイムアウト期間は1440分（24時間）です。この設定により、NetVaultで日次ジョブの次のインスタンスが実行される前に、現在のインスタンスが中止されます。

メモ：メディア要求のタイムアウト間隔を、5分未満にすることはできません。5の倍数ではない値を指定した場合、間隔は最寄りの「5の倍数」分に自動的に設定されます。たとえば、8分と指定した場合、タイムアウト値は10分に設定されます。23分と指定した場合は、25分に設定されます。


	メモ：ディスク・ベース・デバイスへのバックアップは、ストリーム指向の方法です。メディアのコンセプトは、ディスク・ベース・デバイスには適用されません。メディア・オプション、［メディア指定条件］、［ラベル］、［再利用］は、ディスク・ベースのストレージ・デバイスに適用されません。メディア・グループにテープ・メディアとNetVault SmartDiskデバイスが含まれている場合、NetVaultでは、そのグループの物理テープ・メディアまたは仮想テープ・メディアが常に使用されます。バックアップをNetVault SmartDiskデバイスに書き込むには、デバイスの明示的な選択が必要です。

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