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NetVault 13.0 - リファレンス・ガイド

前書き はじめに コマンドライン・ユーティリティの使用
クライアント固有ユーティリティ デバイス固有ユーティリティ メディア固有ユーティリティ ジョブ固有ユーティリティ ログ固有ユーティリティ その他のユーティリティ
nvreportユーティリティの使用

nvrda

Quest DR Seriesシステムを追加または削除します。

表19. nvrda

--add

Quest DR Seriesシステムを追加します。--addオプションは、以下のオプションと組み合わせて使用します。

--host:Quest DR SeriesシステムのDNS名またはIPアドレスを指定します。
--force:デバイスが同名の別のNetVaultサーバーにすでに追加されている場合でも、Quest DR Seriesシステムを追加します。
--server:Quest DR Seriesシステムを追加するNetVaultサーバーの名前を指定します。

 

--user:デバイスへのログオンに使用するユーザー・アカウントを指定します。
-password:ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。
--lsu:ストレージ・コンテナ名を入力します。
--storage-group:コンテナが存在するストレージ・グループ名を指定します。これは追加操作の必須オプションです。
--blocksize:データ転送のブロック・サイズを入力します。ブロック・サイズはバイト数で指定します。このオプションのデフォルト値は「512KiB」です。
--stream-limit:このオプションのデフォルト値は、256ストリームです。この設定は、コンテナの追加先となるすべてのNetVaultサーバーに適用されます。データ・ストリーム数がコンテナに対して定義されている制限値を超えた場合、メディア・マネージャはエラー「デバイス上のストリームがあまりにも多過ぎます」を報告します。

--update

既存のQuest DR Seriesシステムの設定を変更します。--updateオプションは、以下のオプションと組み合わせて使用します。

--device:デバイス名を指定します。
--user:デバイスへのログオンに使用するユーザー・アカウントを指定します。
Quest DR Seriesシステムでは、ユーザー・アカウントは1つしか存在せず、そのアカウントのユーザーIDはbackup_userです。このアカウントに対して実行できる操作はパスワードの変更のみです。アカウントの作成や既存のアカウントの削除はできません。
-password:ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。
--blocksize:データ転送のブロック・サイズを入力します。ブロック・サイズはバイト数で指定します。このオプションのデフォルト値は「512KiB」です。
--server:Quest DR Seriesシステムを追加するNetVaultサーバーの名前を指定します。

 

--stream-limit:このオプションのデフォルト値は、256ストリームです。この設定は、コンテナの追加先となるすべてのNetVaultサーバーに適用されます。データ・ストリーム数がコンテナに対して定義されている制限値を超えた場合、メディア・マネージャはエラー「デバイス上のストリームがあまりにも多過ぎます」を報告します。

--remove

Quest DR Seriesシステムを削除します。--removeオプションは、以下のオプションと組み合わせて使用します。

--device:NetVault WebUI、CLI、およびレポートに表示されるQuest DR Seriesシステムの名前を指定します。
--force:デバイスにアクセスできないか、その他のエラーが原因で削除操作がブロックされる場合でも、Quest DR Seriesシステムを削除します。
--server:Quest DR Seriesシステムを削除するNetVaultサーバーの名前を指定します。

nvddboost

EMC Data Domainシステムを追加または削除します。

表20. nvddboost

--add

Data Domainシステムを追加します。-addオプションは、以下のオプションと組み合わせて使用します。

--host:Data DomainシステムのDNS名またはIPアドレスを指定します。
--force:デバイスが同名の別のNetVaultサーバーにすでに追加されている場合でも、Data Domainシステムを追加します。
--user:バックアップおよびリストア目的でデバイスにログオンするために使用する、DD Boostユーザー・アカウントを指定します。
-password:ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。

 

--lsu:Data Domainシステムのコンテナの名前を指定します。指定したコンテナがData Domainシステム上に存在しない場合、サーバーにデバイスを追加するときにNetVaultによって自動的に作成されます。1つのData Domainシステム上に複数のコンテナを構成できます。
--blocksize:データ転送のブロック・サイズを入力します。ブロック・サイズはバイト数で指定します。このオプションのデフォルト値は「131,072」です。
--server:Data Domainシステムを追加するNetVaultサーバーの名前を指定します。このコマンドをサーバー上で実行する場合、このオプションは必要ありません。

--remove

Data Domainシステムを削除します。-removeオプションは、以下のオプションと組み合わせて使用します。

--device:NetVault WebUI、CLI、およびレポートに表示されるData Domainシステムの名前を指定します。
--force:デバイスにアクセスできないか、その他のエラーが原因で削除操作がブロックされる場合でも、Data Domainシステムを削除します。
Data Domainシステムを追加すると、NetVaultによって、デバイス上に複数のメタデータ・ファイルが作成されます。Data Domainシステムを追加した各NetVaultサーバーは、それぞれ独自のメタデータ・ファイル・セットを作成します。NetVaultでは、stats.stnzファイルにデータ転送統計情報も出力します。このファイルはnvstatsmngrプロセスによって使用されるため、定期的に更新されるようにしておく必要があります。ただし、あまり頻繁に更新すると、システムのパフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。デフォルトでは、NetVaultは5秒ごと、または10ブロックのデータが転送されるたびにファイルを更新します。デフォルトの設定を変更する方法については、『Quest NetVaultアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

nvdevice

以下のタスクを実行します。

表21. nvdevice

-status

指定したドライブのステータスを表示します。ターゲット・ドライブを指定するには、‑libraryオプションと-driveオプションを使用します。

ライブラリとドライブを指定しない場合は、マシンに接続されたすべてのデバイスのステータスが表示されます。

-check

指定したドライブのステータスをチェックします。たとえば、何らかの理由でオフラインになったドライブのステータスをチェックするといった目的に使用できます。このコマンドが正常に完了すると、指定したドライブがオンライン状態に戻り、NetVaultで以降のジョブに使用できるようになります。ターゲット・ドライブを指定するには、‑libraryオプションと-driveオプションを使用します。

-clean

指定したドライブのクリーニング要求を送信します。クリーニング用テープの使用残回数が設定されている場合は、このコマンドで使用されることにより、同回数が1だけ減らされます。ターゲット・ドライブを指定するには、‑libraryオプションと-driveオプションを使用します。

-eject

指定したドライブからメディアをエジェクトします。ターゲット・ドライブを指定するには、‑libraryオプションと-driveオプションを使用します。

-online

ドライブをオンラインに戻します。ターゲット・ドライブを指定するには、‑libraryオプションと-driveオプションを使用します。

-offline

ドライブをオフラインにします。ターゲット・ドライブを指定するには、‑libraryオプションと-driveオプションを使用します。

-library

ターゲット・ライブラリの名前を指定します。

-drive

ターゲット・ドライブのドライブ名を指定します。

-version

CLIツールのバージョン番号を表示します。

ドライブがスタンドアロン・ドライブでない限り、ドライブで-offline-online、および-check操作の実行中に、ターゲット・ドライブを指定するには、-libraryオプションおよび-driveオプションを使用します。

テープ・ライブラリ/VTLの場合、nvdevice -online-offline、および-checkパラメータにはライブラリ名が必須となります。

nvdeviceeject

指定したドライブからメディアをエジェクトします。

-devicename

ターゲット・デバイスまたはライブラリの名前を指定します。

-servername

デバイスが追加されるNetVaultサーバーの名前を指定します。

サーバー上でこのコマンドを実行する場合、このオプションは省略できます。

サーバー名では、大文字と小文字を区別します。

-librarydrivenumber

ライブラリ内のターゲット・ドライブのドライブ番号

-wait

タスクが完了するまで待機します。

ターゲット・ドライブを指定する場合は、-librarydrivenumberオプションを-devicenameオプションと組み合わせて使用する必要があります。
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