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NetVault Plug-in for VMware 10.0.5 - ユーザーズ・ガイド

はじめに プラグインのインストール プラグインの設定 バックアップ計画の策定 イメージ・レベル・バックアップ方式の使用 ファイル・レベル・バックアップ方式の使用 イメージ・レベルのバックアップのリストア ファイル・レベルのバックアップのリストア トラブルシューティング Dellについて

ファイル・レベルのバックアップ

フル・バックアップ:選択されたファイルおよびフォルダをすべてバックアップします。フル・バックアップは完了までに時間がかかり、より多くのバックアップ・メディアを消費します。ただしリストアは、単一のセーブセットしか必要ないため、より高速に実行することができます。フル・バックアップは、後続の増分および差分バックアップを実行する際の基となります。
差分バックアップ:前回のフル・バックアップ以降に新たに作成されたファイルや、変更のあったファイルをバックアップします。差分バックアップでは、リストアするセーブセットが2つだけなので、高速にリストアを実施することができます。ただし、これらのバックアップはより多くのストレージ・スペースを消費し、増分バックアップよりも時間がかかります。差分バックアップは、同じタイプの前のバックアップでバックアップされたデータを複製します。
増分バックアップ:前回のフル・バックアップまたは増分バックアップ以降に新たに作成されたファイルや、変更のあったファイルをバックアップします。増分バックアップは、ストレージ容量の消費が最小限になるだけでなく、実行もより高速です。ただし、プラグインがリストアする必要があるセーブセット数によっては、データのリカバリに時間がかかることがあります。

バックアップおよびリカバリ戦略の定義

フル・バックアップのみ:バックアップ・サイズが小さい、バックアップ・ウィンドウは重要ではない、またはストレージ・メディアの制約がない場合は、フル・バックアップのみを実行することができます。このようなシナリオの場合、フル・バックアップのタイミングを、更新頻度に応じて、毎晩またはN時間ごとに設定することができます。
フルおよび増分バックアップ:短時間でバックアップを行い、ストレージ・メディアの消費を最低限に抑えるには、フル・バックアップと増分バックアップを計画に含めることができます。たとえば、データの更新頻度に応じて、毎週日曜日にフル・バックアップを実行し、毎日またはN時間ごとに増分バックアップを実行するようにスケジュールできます。
フルおよび差分バックアップ:短時間でバックアップを行い、メディアの消費を減らすには、フル・バックアップと差分バックアップを計画に含めることができます。たとえば、データの更新頻度に応じて、毎週日曜日にフル・バックアップを実行し、毎日またはN時間ごとに差分バックアップを実行するようにスケジュールできます。

イメージ・レベル・バックアップ方式の使用

イメージ・レベルのバックアップの実行

1
[ナビゲーション]パネルで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。
[ナビゲーション]パネルで、[ガイド付き設定]をクリックして、次に[NetVault設定ウィザード]ページで[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。
2
[ジョブ名]に、ジョブの名前を指定します。
3
[セレクション]リストで既存のバックアップ・セレクション・セットを選択するか、以下の手順に従ってセットを作成します。
a
[新規作成]をクリックして、[NetVault Backupセレクション]ページを表示します。
*NOTE: 2つのビュー間を切り替えるには、ESX/ESXi ServerまたはvCenter Serverを選択して、[アクション]リストの[インベントリ・ビューの切り替え]をクリックします。このオプションは、サーバー・ノードがオープン状態の場合に限り利用可能です。
コンテナ内のすべての仮想マシンをバックアップ:コンテナ・ノードを選択します。データはDatacenterノードから始まるすべてのレベルで選択することができます。
個別の仮想マシンをバックアップ:該当するコンテナ・ノード(Datacenter、クラスタ、リソース・プール、およびその他のノード)を開いて、バックアップする仮想マシンを選択します。[仮想マシンおよびテンプレート]ビューで、フォルダ・ノードを開いてバックアップする仮想マシンを選択します。
個別の仮想ディスクをバックアップ:仮想マシン・ノードを開いてバックアップするディスクを選択します。以下のことに注意してください。
e
[保存]をクリックして、[Create New Set]ダイアログ・ボックスにセットの名前を入力します。[保存]をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
4
[プラグイン・オプション]リストで既存のバックアップ・オプション・セットを選択するか、以下の手順に従ってセットを作成します。
a
[新規作成]をクリックして、[VMware Pluginバックアップ・オプション]ページを表示します。
*IMPORTANT: Windowsで、イメージレベル・バックアップのバックアップ・オプション・セットを作成する際には、デフォルトのセット[デフォルトのバックアップ オプション — VMwareプラグイン — Windows]をテンプレートとして使用する必要があります。別のセットをテンプレートとして使用すると、バックアップに失敗することがあります。
b
[バックアップ・タイプ]で以下のオプションのいずれか1つを選択します。
vSphere 4.0:vSphere 4.0では、増分バックアップには、仮想マシンの復元以降に更新されたすべてのセクタではなく、最後に実行した増分バックアップ以降に更新されたディスク・セクタのみが含まれます。このため、データ損傷またはデータ消失を引き起こすことがありますが、vSphereはこのエラーをレポートに出力しないため、ユーザーが問題に気付かない可能性があります。このジョブは成功することもあれば失敗することもあり、場合によっては複数回試行した後成功することもあります。そのため、この状態を回避する必要があります。
vSphere 4.1以降:vSphere 4.1以降では、このジョブはfilefaultエラーを出力し、失敗します。詳細はhttp://kb.vmware.com/kb/1021607を参照してください。
c
VMディスク選択オプションで以下のオプションのいずれか1つを選択します。
d
[その他のオプション]で、以下の設定を行います。
Linux/UNIX:EXT2、EXT3、およびEXT4
[最大パラレル・ストリーム数]を設定する際、以下の点を考慮する必要があります。
e
[保存]をクリックして、[Create New Set]ダイアログ・ボックスにセットの名前を入力します。
6
ジョブ実行をスケジュールするには、[保存 & 実行]をクリックします。[ジョブ ステータス]ページではジョブの進捗をモニタしたり、[ログ]ページではログを参照表示することができます。
スケジュールしないでジョブ定義を保存するには、[保存]をクリックします。このジョブは、[ジョブ定義管理]ページから、表示、編集、または実行することができます。実行しない限り、[ジョブ・ステータス]ページにこのジョブは表示されません。
[ジョブ・ステータス][ログ参照][ジョブ定義管理]についての詳細は、『Dell NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。
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