KACE Systems Management Appliance 13.1 Common Documents - Administrator Guide (Japanese

サービスデスクスタッフ役割の作成

サービスデスクスタッフ役割を作成して、サービスデスクの設定およびコンポーネントに対して作業を行うユーザーの権限を指定できます。

デフォルトでは、管理者役割を割り当てられたユーザーには、ユーザーの作成および削除を含め、すべてのサービスデスクコンポーネントを変更する権限があります。さらに、より限定的な権限を持つサービスデスク役割を組織に作成できます。この役割を持つユーザーには、チケットに対応し、ユーザーコンソールからダウンロードできるアイテムを追加し、記事をサポート技術情報に追加し、ユーザーコンソールホームページに表示される告知を管理する権限が与えられます。ただし、ユーザーの管理、レポートの作成、アプライアンス設定の変更などはできません。このガイドでは、このユーザーのグループを「サービスデスク管理者」と呼びます。

アプライアンス上で組織コンポーネントが有効化されている場合は、各組織のサービスデスク管理者のユーザー役割を個別に作成できます。

役割詳細ページに移動します。

アプライアンス管理者コンソール（https://appliance_hostname/admin）にログインします。または、管理ヘッダーに組織メニューを表示オプションがアプライアンスの一般設定で有効になっている場合は、ページの右上隅で、ログイン情報の横にあるドロップダウンリストから組織を選択します。

左のナビゲーションバーで設定、役割の順にクリックします。

アクションの選択 > 新規作成を選択します。

名前フィールドで、「サービスデスク管理者」などの名前を入力します。

説明フィールドで、役割の簡単な説明を入力します（「サービスデスク管理者に使用」など）。

これは、役割リストに表示されます。

管理者コンソールの権限の隣にあるすべて展開リンクをクリックして、すべてのカテゴリの権限設定を表示します。

新しい役割の権限を、以下からカスタムで選択します。

カテゴリ	アイテム	権限レベル
ホーム	すべて	すべて読み取り
インベントリ	デバイス	書き込み
	ソフトウェア	書き込み
	ソフトウェアカタログ	書き込み
	ライセンスコンプライアンス	非表示
	プロセス（複数）	非表示
	スタートアッププログラム	非表示
	サービス	非表示
	検出スケジュール	非表示
	検出結果	非表示
	SNMPインベントリ設定	非表示
監視	デバイス	読み取り
	警告	書き込み
	プロファイル	非表示
	メンテナンスウィンドウ	非表示
	Log Enablement Packages	非表示
資産	すべて	非表示
配布	すべて	非表示
スクリプト	すべて	非表示
セキュリティ	すべて	非表示
サービスデスク	チケット（複数）	書き込み
	ユーザーダウンロード	書き込み
	サポート技術情報	書き込み
	告知	書き込み
	アーカイブ	読み取り
	設定	読み取り
レポート作成	すべて	すべて非表示
設定	すべて	すべて非表示
ユーザーコンソール	すべて	すべて読み取り

保存をクリックします。

役割ページに新しい役割が表示されます。この役割を割り当てられたユーザーがログインすると、アプライアンスのコンポーネントバーに使用可能な機能が表示されます。

ユーザーの役割の割り当て

ユーザーアカウントをインポートまたは作成したら、そのアカウントにユーザーの役割を割り当てることができます。

注: ユーザーアカウントは、LDAPサーバーからインポートできます。詳細については、「LDAPサーバーからのユーザーのインポート」を参照してください。

ユーザーリストに移動します。

左のナビゲーションバーで設定、ユーザーの順にクリックします。

サービスデスク管理者に管理者役割を割り当てます。

1つまたは複数のユーザーの隣のチェックボックスをオンにします。

アクションの選択 > 役割の適用 > 管理者を選択します。

デフォルトでは、管理者ユーザーは所有者/送信者権限を有します。

チームユーザーに、サービスデスクスタッフ役割を割り当てます。

1つまたは複数のユーザーの隣のチェックボックスをオンにします。

アクションの選択 > 役割の適用 > サービスデスクスタッフを選択します。

サービスデスクチームに、すべてのチケット所有者ラベルを割り当てます。

1つまたは複数のユーザーの隣のチェックボックスをオンにします。

アクションの選択 > ラベルの適用 > すべてのチケット所有者を選択します。

ラベルが適用され、ユーザー名の隣に表示されます。

「ユーザー」という名前のラベルを作成し、そのユーザーラベルと役割を各ユーザーに適用します。

サービスデスクスタッフへのラベルおよび役割の適用

ラベルと役割をサービスデスクスタッフメンバーに適用して、サービスデスクスタッフの権限を管理できます。

ラベルと役割の作成手順については、ユーザーアカウントの役割の設定およびユーザーアカウントのラベルの設定を参照してください。

DefaultTicketOwners@mydomain.com エイリアスにユーザーを追加します。

ユーザー詳細ページに移動します。

左のナビゲーションバーで設定、ユーザーの順にクリックします。

ユーザー詳細ページを表示するには、次のいずれかを実行します。

▪

ユーザーの名前をクリックします。

▪

アクションの選択 > 新規作成を選択します。

ラベルへの割り当てフィールドで編集をクリックします。

ラベルウィンドウで、すべてのチケット所有者ラベルを割り当て先フィールドにドラッグし、保存をクリックします。

注: このラベルが存在しない場合は、作成する必要があります。

役割フィールドで、サービスデスクスタッフ役割を選択します。

保存をクリックします。

指定したユーザーに、チケットの所有、変更、修正、終了を行う権限が与えられます。チケットが作成されると、このユーザーに自動的にEメールが送られます。

DefaultTicketOwnersアカウントの作成

新しいチケットが作成された際に、サービスデスクスタッフがEメール通知を受け取れるように、DefaultTicketOwnersユーザーアカウントを作成します。

次に、チケット設定の構成の手順に従って Ticket Detail（チケットの詳細）ページを設定すると、そのアカウントを使用することができます。

E メール通知の詳細については、Eメール通知についてを参照してください。

ユーザー詳細ページに移動します。

左のナビゲーションバーで設定、ユーザーの順にクリックします。

アクションの選択 > 新規作成を選択します。

最低でも、次の情報を提供します。

フィールド	説明
ログイン	DefaultTicketOwners
名前	DefaultTicketOwners
Eメール	DefaultTicketOwners@mydomain.com
パスワード	パスワードを入力します
パスワードの確認入力	もう一度パスワードを入力します
役割	アクセス権限なし
ラベルへの割り当て	すべてのチケット所有者

保存をクリックします。

この新規ユーザーをデフォルトのチケット所有者として割り当てるには、チケット設定の構成の手順に従って、DefaultTicketOwners を選択します。

注: 最初のデフォルト所有者は、常にチケットのデフォルト所有者となります。例えば、既存のチケットを異なるデフォルト所有者を持つ別のカテゴリに移しても、チケットのデフォルト所有者は変更されません。

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サービスデスクスタッフ役割の作成

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ユーザーの役割の割り当て

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サービスデスクスタッフへのラベルおよび役割の適用

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DefaultTicketOwnersアカウントの作成

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