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NetVault Plug-in for DB2 3.3 - ユーザーズ・ガイド

NetVault Backup Plug-in for DB2 － はじめに プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア トラブルシューティング

前提条件（Windowsのみ）

Windows環境では、テーブルスペースの移動を実行する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。

•
必要なパスがクライアント上に必ず存在すること。存在しない場合は、パスを作成する必要があります。
•
DB2_CREATE_DB_ON_PATH パラメータが必ず有効になっていること。

以下の点に注意します。

•
プラグインが、指定したパスを見つけることができない場合、リストア・ジョブは失敗し、NetVault Backupログに以下のメッセージが表示されます。
「SQL1052N The database path <path> does not exist.（SQL1052Nデータベース・パス
<パス>が存在しません。）」
•
DB2_CREATE_DB_ON_PATHパラメータが有効になっていない場合も同様のメッセージがNetVault Backupログに表示されます。さらに、以下のメッセージがDB2インスタンスの診断ファイル（db2diag.log）に表示されます。
「An attempt is made to create a database on path without first enabling
this feature using DB2_CREATE_DB_ON_PATH registry variable. Please enable
it first, then retry again.（指定したパスにデータベースの作成が試行されましたが、その前にDB2_CREATE_DB_ON_PATHレジストリ変数を利用してこの機能を有効にする必要があります。まずこれを有効にしてから、再試行してください。）」

DB2 9.xおよびそれ以降のバージョンでは、DB2_CREATE_DB_ON_PATHパラメータを設定することにより、データベースをパスの直下に作成することができます。DB2 9.xより前のバージョンでは、ルート・ディレクトリのみサポートされます。例：

•
DB2 -9.xより前のバージョンにおけるデータベース作成ステートメントは、以下のようになります。
db2 create database mydb on c
•
DB2 9.xおよびそれ以降のバージョンにおけるデータベース作成ステートメントは、以下のようになります。
db2 create database mydb on c:\mydb

コマンド・プロンプトからDB2_CREATE_DB_ON_PATHパラメータを設定するには、以下の手順を実行します。

1
プロンプトで以下のとおり入力します。
db2set DB2_CREATE_DB_ON_PATH=YES
2
DB2インスタンスを再起動するには、以下のとおり入力します。
db2stop
db2start

リストア手順

リストア中にデータを名前変更またはパス名移動（または両方を実行）するには、以下の手順に従います。

1
［ナビゲーション］パネルで［リストア・ジョブ作成］をクリックして、［プラグイン・タイプ］リストから［Plug‑in for DB2］を選択し、適切なセーブセットを選択して［次へ］をクリックします。
詳細は、「リストア対象データの選択」を参照してください。
2
データベース名を変更するためには、以下の手順に従います。
a
［セレクション・セット作成］ページで、データベースを選択します。
b
［アクション］リストから、［名前変更］を選択します。
c
［名前変更/再配置］ダイアログ・ボックスの［名前変更］ボックスに新しい名前を入力して、［OK］をクリックします。
プラグインがデータベース・ノードを更新すると、括弧内に新規名が表示されます。
 
* 
メモ： 個別のテーブルスペースの名前を変更することはできません。
3
データを移動するには、以下の手順に従います。
•
すべてのテーブルスペースを同じディレクトリに移動するには、［テーブルスペース］ノードを選択します。［アクション］リストから、［名前変更］を選択します。［名前変更/再配置］ダイアログ・ボックスの［再配置］ボックスに新しい場所を入力して、［OK］をクリックします。
•
テーブルスペースを個別に移動するには、［テーブルスペース］ノードを開き、目的のテーブルスペースを選択します。［アクション］リストから、［名前変更］を選択します。［名前変更/再配置］ダイアログ・ボックスの［再配置］ボックスに新しい場所を入力して、［OK］をクリックします。
 
* 
重要： 個別テーブルスペースを移動するには、親テーブルスペース・ノードのパスも指定します。このディレクトリは、移動先パスをまだひとつも指定していない個別テーブルスペースとアーカイブ・ログのリストアに使用されます。
プラグインがテーブルスペース・ノードを更新すると、括弧内に新規場所が表示されます。
 
* 
メモ： 自動ストレージの管理下にあるテーブルスペースは移動することはできない点に注意してください。この問題はDB2の機能制限によるものです。
4
適切なリストア・オプションを設定します。
詳細は、「リストア・オプションの設定」を参照してください。
5
ジョブを完了し、実行します。
詳細は、「ジョブのファイナライズと実行」を参照してください。

代替サーバーへのデータベースのリストア

リストア中にデータベースを他のDB2サーバーに移動することも可能です。これはサーバーのマイグレーションやディザスタ・リカバリ操作を実行する場合に役立ちます。

リストア手順を開始する前に、以下の注意事項とターゲット・システムの設定を確認する必要があります。

•
DB2サーバー・ソフトウェアのインストール：ターゲット・システムに、DB2サーバー・ソフトウェアをインストールします。ソフトウェアのバージョンは、オリジナルのサーバーで稼動中のバージョンと同じものである必要があります。
•
NetVault BackupおよびPlug‑in for DB2のインストール：ターゲット・システムに、NetVault Backupサーバーまたはクライアント・ソフトウェアと本プラグインをインストールします。ソフトウェアのバージョンは、オリジナルのサーバーで稼動中のバージョンと同じものである必要があります。
•
NetVault BackupクライアントをNetVault Backupサーバーに追加：ターゲット・システムがNetVault Backupクライアントの場合、これをNetVault Backupサーバーに追加します。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。
•
DB2インスタンスをプラグインに追加：［設定］ダイアログ・ボックスで、インストール・パスを指定します。詳細は、「デフォルト設定の構成」を参照してください。

データベースを代替サーバーへリストアするには、次の手順を実行します。

1
NetVault BackupサーバーでNetVault Backup WebUIを開始します。
2
［ナビゲーション］パネルで［リストア・ジョブ作成］をクリックして、［プラグイン・タイプ］リストから［Plug‑in for DB2］を選択し、適切なセーブセットを選択して［次へ］をクリックします。
3
データベース・バックアップを含むセーブセットを開き、データベースを選択します。
詳細は、「リストア対象データの選択」を参照してください。
4
利用可能なリストア・オプションを適宜選択し、［次へ］をクリックします。
詳細は、「リストア・オプションの設定」を参照してください。
5
［ターゲット・クライアント］リストで、ターゲットDB2サーバーを選択します。
6
ジョブを完了し、実行します。
詳細は、「ジョブのファイナライズと実行」を参照してください。

削除済みDB2テーブルの使用

Plug‑in for DB2を使用するDB2バックアップの標準リストアでは、削除済みテーブルをリカバリすることはできません。削除済みテーブルをリストアするには、このトピックで説明する手順に従います。

•
Dropped Table Recoveryオプション設定
•
リカバリ方法1： ソフト・リカバリ
•
リカバリ方法2： ハード・リカバリ
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