LinuxベースのPlug-in Offline Clientを使用して、クライアントがWindowsベースの仮想環境に物理サーバーを移行する場合、そのマシンをバックアップする前にOS上にディスク・ドライバをインストールします。復元イメージに元の物理マシンのSCSI/IDEドライバが含まれるため、復元したVMが起動しません。また、復元したVMには復元先のVMのSCSI/IDEコントローラ用のドライバがありません。この問題により、ディスクがひとつも見つからないためブルー・スクリーン・エラーが表示され起動が失敗します。
この問題に対する解決策として、「.inf」ファイルを作成し、Windowsインストーラがシステムに適切なドライバをロードし、Windowsが起動するたびに正しいレジストリ・エントリを作成するよう設定します。物理マシンのバックアップの前に「.inf」ファイルのインストールが必要です。これによりリストア後、正しいドライバがロードされ、VMWare IDE/SCSIコントローラが検出されます。
Questでは、以下のデバイス・ドライバ.infファイルを提供しています。
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“vm_ide_2008.inf”:Windows Server 2008以降のIDEデバイス・ドライバ |
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“vm_lsi_2008.inf”:Windows Server 2008/2008 R2以降のSCSIデバイス・ドライバ |
メモ: ソース(物理)マシンにデバイス・ドライバがインストールされている必要がありますが、ターゲット(仮想)マシンのデバイス・ドライバのタイプと一致している必要があります。たとえば、SATAドライバを持つWindows Server 2008物理マシンを、SCSIドライバを持つVMに移行するには、物理マシンにvm_lsi_2008.infをインストールしてください。すべてのサポートされている設定について詳しくは、サポートされる物理から仮想への設定を参照してください。 |
デバイス・ドライバ「.inf」ファイルはQuestのWebサイトからダウンロードしていただけます。
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必要なデバイス・ドライバ(例:vm_ide_2008.inf)を物理マシンにコピーします。 |
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物理マシン上でファイルを見つけたら、右クリックし、メニューから[インストール]を選択します。 |
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[ハードウェアのインストール]警告メッセージが表示されたら、[続行]をクリックします。 |
現在、Windows Server 2008(32/64ビット)以降に、次の設定がサポートされています。
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