NetVault 12.2 - インストール・ガイド

例：Windowsマシンでは、既存のNetVault Backup Hybridインストール・パスが「C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault Backup」の場合、Pure64環境への移行中のデフォルトのインストール・パスは「C:\Program Files\Quest\NetVault Backup」になります。

デフォルトのパスを使用する場合は、［次へ］をクリックします。

場所を変更する場合は、新しいパスを入力して［次へ］をクリックします。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。［参照］をクリックし、エクスプローラ・ウィンドウでターゲット・ディレクトリを選択することもできます。

既存のインストール・ディレクトリ以外の新しいインストール・ディレクトリを指定した場合、新しいインストール・ディレクトリにファイルまたはディレクトリが含まれていると、警告が表示されます。

The directory you have selected is not empty.If you continue the installation, everything in the directory will be deleted.Is it OK to install into this directory and delete the existing contents?

［NetVault Backupデータベース・ディレクトリ］ダイアログ・ボックスで、データベース・ディレクトリ・パスを指定します。

図11. ［NetVault Backupデータベース・ディレクトリ］ダイアログ・ボックス

NetVault Backupのデフォルトのデータベース・ディレクトリ・パスは、既存のデータベース・パスと同じです。

例：Windowsマシンでは、Hybrid環境にあるNetVault Backupの既存のデータベース・パスが「C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault Backup\db」の場合、Pure 64環境への移行中のデフォルトのデータベース・パスは「C:\Program Files\Quest\NetVault Backup\db」になります。

デフォルトのパスを使用する場合は、［次へ］をクリックします。

既存のデータベース・ディレクトリ以外の新しいデータベース・ディレクトリを指定した場合、新しいデータベース・ディレクトリにファイルまたはディレクトリが含まれていると、警告が表示されます。

The directory you have selected is not empty.If you continue the installation, everything in the directory will be deleted.Is it OK to install into this directory and delete the existing contents?

［データベース・ステージ・ディレクトリ］ダイアログ・ボックスで、ステージ・ディレクトリのパスを指定します。

図12. NetVault Backupデータベース・ステージ・ディレクトリ

このディレクトリにNetVault Backup PostgreSQLデータベース・ダンプが作成され、このディレクトリはPostgreSQL移行プロセス用に一時的に作成されます。移行が成功すると、この一時ディレクトリは削除されますが、移行が成功しない場合、このディレクトリは削除されず、トラブルシューティングに使用できます。

NetVault Backupのデフォルトのステージ・ディレクトリ・パスは、既存のデータベース・パスと同じです。

デフォルトのパスを使用する場合は、［次へ］をクリックします。

［NetVault Backupアップグレード］ダイアログ・ボックスで、移行パラメータを確認し、［次へ］をクリックします。いずれかの移行パラメータを変更する場合は、［戻る］をクリックします。


	メモ：追加のプラグインをインストールした場合は、移行プロセス中に追加のプラグインはすべてアンインストールされます。NetVault Backup Pure 64のインストールが正常に完了したら、追加のPureプラグインを再度インストールする必要があります。サポートが終了したプラグインを使用して作成されたジョブは機能しません。

［アップグレード可能］ダイアログ・ボックスで、［はい］をクリックしてインストールを開始します。

無人モードでのWindows NetVault Backupサーバーの移行

無人またはサイレント・モードでNetVault Backupサーバーをアップグレードするには：

システムに管理者のアクセス権でログインします。

コマンド・プロンプト・ウィンドウを開始し、インストール・ファイルが保管されているディレクトリに移動します。

以下のコマンドを入力します。

Windowsベース・システム：アップグレード中にデフォルトのパラメータで続行するには

<インストール・ファイルの名前> --mode unattended

Windowsベース・システム：アップグレード中にデフォルトのパラメータ値を変更するには

<インストール・ファイルの名前> --mode unattended <パラメータ・リスト>

– または –

<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --optionfile <ファイル名>

コマンド・ラインまたはオプション・ファイル内で次のパラメータを指定することができます。


	メモ：インストール・オプションのヘルプを参照するには、次のように--helpオプションを指定してインストーラを実行します。 Windows：<インストール・ファイルの名前> --help

表5. インストール・オプション

オプション

説明

--unattendedmodeui <操作レベル>

無人インストールの操作レベルを指定します。

次の値を指定できます。

•

none：これは、無人インストールのデフォルトのモードです。このモードでは、インストーラはメッセージや進行状況情報を表示しません。

•

minimal：このモードでは、メッセージは表示されませんが、ポップアップ・ウィンドウに進行状況情報が表示されます。

•

minimalWithDialogs：このモードでは、いくつかメッセージが表示され、ポップアップ・ウィンドウに進行状況情報が表示されます。

--optionfile <ファイル名>

オプション・ファイルの名前を指定します。ファイルが現在のディレクトリにない場合は、フルパスを指定します。

--new-install-dir <新しいインストール・ディレクトリ>

NetVault Backupのインストール・パスを指定します。パスにスペースが含まれている場合は、二重引用符（""）で囲みます。

NetVault Backupのデフォルトのインストール・パスは、既存のインストール・パスと同じです。

例：Windowsマシンでは、Hybrid環境にあるNetVault Backupの既存のインストール・パスが「C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault Backup」の場合、Pure 64環境への移行中のデフォルトのインストール・パスは「C:\Program Files\Quest\NetVault Backup」になります。

--new-db-dir <新しいデータベース・ディレクトリ>

NetVaultデータベースのインストール・パスを指定します。NetVault Backupサーバーのインストールの場合にのみ、このパラメータを指定できます。

パスにスペースが含まれている場合は、二重引用符（""）で囲みます。

NetVault Backupのデフォルトのデータベース・ディレクトリ・パスは、既存のデータベース・パスと同じです。

--db-backup-dir <データベース・バックアップ・ディレクトリ>

NetVaultデータベースのインストール・パスを指定します。NetVault Backupサーバーのインストールの場合にのみ、このパラメータを指定できます。

パスにスペースが含まれている場合は、二重引用符（""）で囲みます。

NetVault Backupのデフォルトのステージ・ディレクトリ・パスは、既存のデータベース・パスと同じです。

•


	メモ：無人インストールを実行するときには、インストーラの戻りコードを確認して、インストールが正常に完了したかどうかを確認できます。戻りコードが0の場合、インストールが成功したことを示します。0以外の値は、インストールが失敗したことを示します。その場合は、インストールトール・ログで問題の詳細を調べることができます。追加のプラグインをインストールした場合は、移行プロセス中に追加のプラグインはすべてアンインストールされます。NetVault Backup Pure 64のインストールが正常に完了したら、追加のPureプラグインを再度インストールする必要があります。サポートが終了したプラグインを使用して作成されたジョブは機能しません。