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NetVault Plug-in for Exchange 11.3 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for Exchange - はじめに Exchangeデータ保護戦略の定義 Exchange Serverシステム構築計画 プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア
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Exchange 2010以降におけるリカバリ・データベース(RDB)へのデータのリストア

Exchange 2010以降ではもはやストレージ・グループを使用せず、RSGの代わりとしてRDBを使用します。RDBは特殊なデータベースという点でRSGと類似し、リストア済みデータベースを格納するために作成されています。これによりユーザー・アクセスを阻害することなくデータを抽出することができます。RDBはまた、誤って削除されたメールボックスやその他の電子メール・アイテムをリカバリすることができるため、データの回復が法的に必要な場合などに役立ちます。

RDBとその使用方法について詳しくは、関連のMicrosoft Exchangeドキュメントを参照してください。詳しくは、http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd876954.aspxの「回復用データベース」を参照してください。

以下の手順では、Exchange 2010以降でのRDBの作成に必要なステップについて説明し、NetVault Backupを使用したバックアップ・データのリストア方法についても説明します。RDBを作成するには、Exchange管理シェルを使用します。

Exchange 2010以降でのRDBの作成

1
Exchange 管理シェルを開きます。
New-MailboxDatabase ‑Recovery ‑Name <RDB名> ‑Server <Exchange_Server名>
重要: RDBを作成する場合、Mount-Databaseを使用しないでください。このデータベースがマウントされると、最初のExchange Serverデータベース・トランザクション・ログが生成されます。これらのログがリストア・ジョブに干渉して、ジョブが失敗する可能性があります。

詳しい手順については関連のMicrosoft Exchangeドキュメントを参照してください。詳しくは、http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee332321.aspxの「回復用データベースを作成する」を参照してくだ
さい。

Exchange 2010以降用のRDBへのデータのリストア

RDBが正常に作成されたら、「ストレージ・グループ/メールボックス・ データベースの名前変更」で概説されている手順を実行して、RDBにデータをリストアすることができます。上記手順に以下の手順を追加します。

1
[名前変更/再配置]ダイアログボックスで[名前変更]チェック・ボックスを選択したら、テキスト・ボックスにRDB名を入力し、バックアップをRDBへ向かわせます。
2
[セレクション・セット作成]ページで、[プラグイン・オプションの編集]をクリックして、[リストアおよびリカバリ・オプション]タブで以下のオプションを選択します。
3
アクティブ・サーバーではないExchange ServerにRDBを作成した場合は、適切なNetVault Backupクライアントを、[リストア・ジョブ作成]ページの[ターゲット・クライアント]リストから選択します。

Exchange 2010以降のRDBからのデータの抽出

RDBへデータベースをリストアしたら、Exchange管理シェルを使用してデータをRDBからアクティブなメールボックスへ抽出します。

以下の例では、ユーザー名Scott用のメールボックスをRDBからRDB1にリストアします。

New-MailboxRestoreRequest -SourceDatabase RDB1 -SourceStoreMailbox Scott -TargetMailbox Scott_Recovered -AllowLegacyDNMismatch

オプションのAllowLegacyDNMismatchパラメータを使用すると、ソースのメールボックスを同じレガシーのDN値を持っていないメールボックスにリストアできます。

詳しい手順については関連のMicrosoft Exchangeドキュメントを参照してください。詳しくは、http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee332351.aspxの「回復用データベースを使用してデータを復元する」を参照してください。

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