NetVault Plug-in for Exchange 11.3 - ユーザー・ガイド


	メモ： Exchange 2007では、データベース情報およびトランザクション・ログはExchange Serverのコンポーネントのひとつとして格納され、ストレージ・グループと呼ばれています。Exchange 2010以降では、ストレージ・グループの概念は廃止され、データベースも特定サーバーと結び付いていません。両バージョンのExchange Serverの設定を表すため、Questでは本ドキュメント全体でストレージ・グループ/メールボックス・データベースと表記しています。

主な利点

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Exchange構築中でもシステムの信頼性を高め、リスクを低減：Plug‑in for Exchangeは、多様なリカバリ・シナリオに対応できる柔軟性を備えています。Exchange内部について習得していなくても、また、ESEとVSSのどちらでも、最適なバックアップ方法を選択することが可能です。

このほか、Plug‑in for Exchangeの柔軟なバックアップ機能には以下のものがあります。

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スタンドアロン、SCC、LCRおよびCCR環境の保護

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ESEまたはVSSベースのオンライン・バックアップ

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データをオンラインにした状態、すなわちアクセス可能な状態でフル、増分、および差分バックアップを実行

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コピーのみバックアップ

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個々のデータベース・レベルまで保護

Plug‑in for Exchangeを使用してバックアップ・ポリシーを実装すると、障害発生時に必要となるリカバリ作業をおろそかにすることなく、より重要なタスクに専念することができます。また、どのような状況であろうと、電子メールが保護されていることが分かっているため、IT管理者の安心感は高まります。

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高速なリストアによりダウンタイムを短縮：Plug‑in for Exchangeを使用することにより、リストアに必要なバックアップ・セットを選ぶだけで、本プラグインが自動的にリストアを実行します。利用可能性を最大化するため、プラグインは、きめ細かなリカバリが実現できるよう設計され、これによりユーザーはインフォメーション・ストア、個別のストレージ・グループ、個別のデータベースを完全にリカバリすることが可能です。本プラグインのポイントアンドクリック・オプションにより、バックアップの定義やジョブのスケジュールなどのワークフローを自動化します。

このほか、Plug‑in for Exchangeは以下のリストア機能を備えています。

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フル、増分、および差分リストア

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インフォメーション・ストア、個々のストレージ・グループ、個々のデータベースの完全な
リストア

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リストア中のストレージ・グループ/メールボックス・データベースの名前変更

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回復用ストレージ・グループ（RSG）および回復用データベース（RDB）へのリカバリ

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代替Exchange Serverへのリストア

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ビジネスの継続性を確保：ビジネス上重要なアプリケーションのデータ保護でオフサイト・バックアップは重要です。本プラグインは幅広いバックアップ・デバイスとNetVault Backupとの統合を有効に活用します。NetVault Backupでは、バックアップの保存先バックアップ・デバイスを柔軟に選択することができます。バックアップをオンラインで仮想テープ・ライブラリ（VTL）に保存できます。また、そのジョブを複数のExchange Serverデータベースや、その他の専用データベースで共有される物理テープ・ライブラリ、または一般的なバックアップを目的とした物理テープ・ライブラリにも複製できます。

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バックアップ・ウィンドウを削減し、ストレージを軽減：Plug‑in for Exchangeは、電子メールが保護され、障害復旧に備えてオフサイトに保存されているという安心感を提供します。同時に、経験が浅くてもリストアを開始できるため、ダウンタイムが短縮され、ビジネス継続性が高まり、管理者は常時待機している必要がなくなります。