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NetVault Plug-in for Oracle 10.0.5 - ユーザーズ・ガイド

Dell™ NetVault™ Backup Plug-in for Oracle® - はじめに バックアップ計画の策定 プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ Oracle® Flashback Databaseの使用 データのリストア
データのリストアとリカバリ:概要 ユーザー管理リストアの実行 その他のユーザー管理リストア手順 RMANリストアの実行 非RAC環境で使用可能なRMANリカバリ・タイプ RMANを使用したその他のリストア手順
リカバリ・カタログの管理 RMAN CLIの使用 Oracle® RAC環境におけるプラグインの使用 フェイルオーバー・クラスタ環境でのプラグインの使用 Oracle® Data Guardでのプラグインの使用 トラブルシューティング 用語集 Dellについて

Oracleサーバー・フェイルオーバー・クラスタリング:概要

Oracle®フェイルオーバー・クラスタリング(アクティブ/パッシブ)は、Oracleサーバー・インスタンス全体の高可用性を確保することを目的に設計されています。たとえば、フェイルオーバー・クラスタの1つのノードで、ハードウェア障害またはオペレーティング・システム障害が発生した場合、あるいは計画されたアップグレードを行う際に、クラスタ内の別のノードにフェイルオーバーするようOracleサーバー・インスタンスを設定できます。
フェイルオーバー・クラスタは、1つ以上のノード(ホスト)と1つ以上の共有ディスクで構成されます。IPアドレス、共有ストレージ、およびアプリケーション(この場合、Oracle)などのノードによってホスティングされるさまざまなリソースを組み合わせてクラスタ・サービスと呼ばれるグループを構成します。ネットワーク上では、仮想サービスはアプリケーションを実行中の単一のコンピュータとして認識されますが、現在のノードが使用不可になった場合はノード間でのフェイルオーバーが可能です。
IMPORTANT: NetVault Backupの用語において、クラスタ・サービスを仮想クライアントと呼びます。基本的に、Plug‑in for Oracleにおける仮想クライアントとは、Oracleサーバー・フェイルオーバー・クラスタ環境のクラスタ・サービスを指します。
以降のセクションでは、フェイルオーバー・クラスタ環境で本プラグインを使用する場合に必要な、Oracle固有の設定についてのみ説明しています。NetVault Backupのアプリケーション・クラスタ・サポートを使用してOracleサーバー・以外の関連データ/ファイルのバックアップ/リストアを管理する設定手順については説明していません。このプロセスは本プラグイン固有のものではありません。この手順について詳しくは、『Dell NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

プラグインのインストール

Oracle®フェイルオーバー・クラスタリング環境を展開する:正しく構成されたOracleクラスタリング環境が必要です。
IMPORTANT: フェイルオーバー・クラスタリング機能のサポートは、Oracleフェイルオーバー・クラスタリング機能を使用するWindows Server®上でテストされ、データベースのデータ・ファイルおよびログを含む共有ストレージとOracle(v6.5)2ノード・クラスタ構成を採用します。クラスタリング機能を異なる構成で使用する場合、実際の運用環境に配置する前に、バックアップおよびリストアをテストします。
NetVault Backupサーバー・マシンを別に用意する:NetVault Backupサーバーとして使用するマシンが適切に設定されている必要があります。このマシンは、Oracleサーバー・クラスタの外部に設置し、クラスタ内のノード(ホスト)へのネットワーク接続を行う必要があります。

ソフトウェアのインストール

クラスタ環境へのプラグインのインストールは、従来のインストール方法とは異なっています。このプロセスは、NetVault Backupサーバーに仮想クライアントを作成することで完成します。仮想クライアントとは、クラスタ内のノードのグループで、NetVault Backupサーバーからは、1つのクライアントとして認識されます。仮想クライアントは、1つのクラスタ・サービスをバックアップする場合に作成します。
仮想クライアントに名前を付ける:NetVault Backup仮想クライアント名として、Oracle®データベースに割り当てられた仮想サーバーのネットワーク名を使用することをお勧めします。仮想クライアント名としてOracleデータベースまたはクラスタ環境に関連する名前を設定しておけば、NetVault Backup仮想クライアントが作成されたOracleデータベースをより簡単に識別することができます。
関連するクラスタ・ノードのみを仮想クライアントに追加する:仮想クライアントの作成時に含めるホストを、バックアップおよびリストア対象のOracleデータベース・サーバーに関連するクラスタ内のノードに限定します。

プラグインのライセンス

Plug‑in for Oracleをクラスタ環境で使用する場合のもう1つの違いとして、使用ライセンスがあります。本プラグインは、共有データのバックアップおよびリストアのみをサポートしています。このため、Oracle®データベース・サーバー・フェイルオーバー・クラスタ環境で必要な仮想クライアントのクラスタ・アプリケーション・ライセンスは1つのみです。
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