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NetVault 11.4.5 - 管理ガイド

前書き はじめに クライアントの設定
NetVault Backupクライアントについて WebUIからのソフトウェアのインストール(プッシュ・インストール) クライアントの追加 クライアントの管理 クライアント・グループの管理
ストレージ・デバイスの設定 データのバックアップ ポリシーの管理 データのリストア ジョブの管理 ログの監視 ストレージ・デバイスの管理
デバイス・アクティビティの監視 テーブル・ビューでのディスク・ベースのストレージ・デバイスの管理 ツリー・ビューでのディスク・ベースのストレージ・デバイスの管理 テーブル・ビューでのテープ・ライブラリの管理 ツリー・ビューでのテープ・ライブラリの管理 テーブル・ビューでのテープ・ドライブの管理 ツリー・ビューでのテープ・ドライブの管理 共有デバイスの追加
ストレージ・メディアの管理 ユーザー・アカウントの管理 イベントと設定通知の監視 NetVault Backupでのレポーティング クライアント・クラスタの使用 NetVault Backupのデフォルトの設定
デフォルトの設定について 暗号化の設定 プラグイン・オプションの設定 ポスト・スクリプトのデフォルトの設定 検証プラグインのデフォルトの設定 展開マネージャの設定 ジョブ・マネージャの設定 ログ・デーモンの設定 メディア・マネージャの設定 ネットワーク・マネージャの設定 プロセス・マネージャの設定 RASデバイスの設定 スケジュール・マネージャの設定 Webサービスの設定 オーディタ・デーモンの設定 ファイアウォールの設定 一般設定 セキュリティの設定 NetVault Timeの同期 一般通知方法のデフォルト設定 レポーティング・ユーティリティの設定 固有のVSSプロバイダを使用するNetVault Backup設定 Txtconfigを使用するデフォルトの設定
診断トレース 診断データの管理 deviceconfigユーティリティの使用 NetVault Backupプロセス 環境変数 NetVault Backupが使用するネットワーク・ポート トラブルシューティング

WindowsでのTCP/IPソケット・バッファ・サイズの変更

WindowsでTCP/IPソケット・バッファ・サイズを変更できない。

データをLANで転送すると、Windowsでパフォーマンスが低下します。IPerfなどのネットワーク・ツールを使用してウィンドウのサイズを変更しても、バッファ・サイズは変更されません。

WindowsでTCP/IPバッファ・サイズを増やすには、レジストリ設定を変更する必要があります。これらの設定についての詳細は、Microsoftサポート技術情報のhttps://support.microsoft.com/ja-jp/help/823764/slow-performance-occurs-when-you-copy-data-to-a-tcp-server-by-using-aを参照してください。

NetVault Backup 10.0.1が実行されているクライアントでデータ・コピー・セーブセットを使用したリストアが失敗する

NetVault Backup 10.0.1以前のバージョンを実行しているクライアントでデータ・コピー・セーブセットをリストアすると、ジョブが失敗します。

リストア・ジョブで次のような意味のエラーが報告されます。

インデックスを取得できませんでした。

トレース・ログに次のような意味のメッセージが記録されます。

新しいスタイル・インデックスです。

インデックス・ファイルが破損しているか、バージョン番号が無効です。

NetVault Backup Server 10.0.5以降では、Plug-in for Data Copyでインデックス・バージョン4を作成します。これは、以前のNetVault Backupと互換性がありません。NetVault Backup 10.0.1以前のバージョンを実行するクライアントは、このインデックス・ファイルを読み込めず、リストア・ジョブが失敗する原因になります。

NetVault Backup Server 10.0.5以降で生成されたデータ・コピー・セーブセットをリストアするには、クライアントをアップグレードする必要があります。

インデックスが2GBより大きい場合、Itaniumプラットフォームでリストアが失敗する

Itaniumプラットフォームで、インデックスのサイズが2GBより大きいバックアップのリストアが失敗する。

Itaniumプラットフォームで、インデックスのサイズが2GBより大きいバックアップをリストアしようとすると、ジョブは失敗し、「リストアするアイテムのソートに失敗しました」というエラー・メッセージが表示されます。

この問題を修正するには、次のようにスタック・サイズを拡大します。

標準UNIXプラットフォームで、CLIでulimit設定を編集して、スタック・サイズを増やします。
ulimitコマンドの情報を表示します。
値の変更後に、ulimit -aコマンドを実行して、設定が変更されたことを確認します。
HP-UX Itaniumプラットフォームでは、bashコマンドkmtuneまたはkctune(オペレーティング・システムによる)を使用して、カーネル・スタック・サイズ情報にアクセスします。スタック変数は、32ビット・アプリケーションではmaxssiz、64ビット・アプリケーションではmaxssiz_64bitです。

Linuxで、アップグレード後にデータ・コピーおよびコンソリデート・バックアップ・ジョブが失敗する

NetVault Backupをバージョン11.4以降にアップグレードすると、LinuxマシンのNetVault Backupサーバーで実行されているデータ・コピーおよびコンソリデート・バックアップ・ジョブ(Active DirectoryでのWindowsクライアントの主要なジョブ)が失敗する。

NetVault Backupをバージョン11.4以降にアップグレードすると、プライマリ・バックアップのインデックスが破損します。そのため、古いデータ・コピーおよびコンソリデート・バックアップ・ジョブを再実行すると失敗します。また、古いバックアップ・セットから新しいデータ・コピーおよびコンソリデート・バックアップ・ジョブを実行すると失敗します。

この問題を修正するには、NetVault Backupをバージョン11.4以降にアップグレードしたら、古いフル・バックアップ・ジョブを再実行してから、古いまたは新しいデータ・コピーおよびコンソリデート・バックアップ・ジョブを再実行します。

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