正規表現ルールの構文は、他のファイルルールとはわずかに異なります。fullpath引数はファイルの場所への絶対パスにマッチする文字列ですが、ファイル名を含みません。ファイル名は、正規表現を使用して個別の引数として指定します。
指定したディレクトリ内のいずれかのファイルが正規表現を使用して入力したファイル名にマッチする場合は、trueが返されます。 | ||||
カスタムインベントリルールで引数を定義して、パス、ファイル、レジストリキー、レジストリエントリ、バージョン情報、環境変数、およびその他の属性を検索できます。
ルールの構文については、条件の確認(条件付きルール)、デバイス(カスタムインベントリフィールド)からの値の取得、および正規表現を使用したファイル名のマッチの表を参照してください。
pathとfullpathは、デバイス上のディレクトリまたはファイルへの絶対パスを指定する文字列です。例:
KACE エージェントはディレクトリまたはファイルを見つけて、 特定のテストを行います。
registryPathは、レジストリ内のレジストリキーへの絶対パスを指定する文字列です。例:
version は、KACE エージェントがデバイスでテストするアイテムのバージョンと比較する整数(型は TEXT)です。
例えば、FileVersionGreaterThanテストでは、指定した値がファイルまたはフォルダのバージョン番号より大きい場合は「true」が返され、それ以外の場合は「false」が返されます。
範囲をテストするには、Less ThanとGreater Thanのルールを次のように連結します。
varは、デバイス上の環境変数の実際の名前にマッチする文字列です。
例えば、Program Filesディレクトリ変数が正しく設定されていることをテストするには、次のように入力します。
attribute は、システムプロパティ、ファイル / フォルダのプロパティ、またはデバイス上で KACE エージェントに割り当てられたプロパティです。アプライアンスには、オペレーティングシステムに依存した引数の型が用意されています。
FileInfoGreaterThan、FileInfoLessThan、FileInfoEquals の各関数を使用して、Windows 上のファイルプロパティを次の構文でテストできます。
ファイルプロパティの 詳細 ページに表示された完全なファイルのバージョン。 FileVersionEquals、FileVersionGreaterThan、およびFileVersionLessThanも参照してください。 | ||
ProductVersionEquals、ProductVersionGreaterThan、およびProductVersionLessThanも参照してください。 | ||
LinuxデバイスとMacデバイス上で、次の引数を使用してファイル属性をテストできます。
typeは、テストされるか返されるデータの型を識別します。
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TEXT - 文字列です。Equalsのような条件付きルールで完全に一致する場合にのみ有効です。ValueReturnルールでは、「カスタムインベントリフィールド」のタイプが文字列に設定されるため、検索条件とフィルタはマッチ演算子に制限されます。 |
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NUMBER - 整数です。すべての条件付きルールで有効なため、比較対象として整数を指定できます。 |
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DATE - 必ず MM/dd/yyyy HH:mm:ss の形式にしてください。例:09/28/2006 05:03:51。時刻は必須です。例えばgreater thanのような比較で、少なくとも00:00:00として時刻を指定する必要があります。 |
バージョンルールでのようにデータ型が既知であるルールを除いて、valueは通常、typeに従います。指定する値は、型と一致している必要があります。詳細については、「データ型の指定」を参照してください。
valueNameは、テストするレジストリエントリの名前にマッチする文字列です。Windowsデバイスのレジストリテストでのみ使用します。
entryはNUMBER、TEXT、またはDATEのいずれかであり、Mac OS Xデバイス上のPLISTファイル内のキーにマッチします。必要なキーがPLISTファイル内のアレイ/辞書に含まれている場合、アレイ/辞書の名前/整数、区切りコロン、キーの名前/整数(dictionary:key)をentry引数に指定して参照できます。
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regexは、条件付きルールまたは値戻しルールでファイル名にマッチさせる正規表現です。詳細については、正規表現を使用したファイル名のマッチを参照してください。
シェルコマンド関数を使用すると、デバイスで実行するコマンドを指定できます。ルールの引数を記述するためのガイドラインはコマンドに適用されません。ただし、開始かっこの直後と終了かっこの直前のスペースはコマンドから削除されます。
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次のコマンドを入力します。kdeploy -custominventory |
エージェントがアプライアンスに接続し、カスタムインベントリを実行します。クエリと戻り値が表示されます。
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