NetVault 12.3 - 管理ガイド


	メモ：コンテナの削除には時間がかかることがあり、削除完了のメッセージが表示された後でも削除処理が続いている場合があります。

コンテナのメディアとしての追加

［NetVault Backupに接続］フィールドが［いいえ］の場合にのみ、コンテナをメディアとして追加できます。

［<タイプ>デバイス］ページで、該当するコンテナを検索します。

［アクション］列の対応するアイコン（

）をクリックし、［メディアとして追加］を選択します。

［メディアとして追加］ダイアログ・ボックスで、以下のオプションを設定します。

表74. コンテナをメディアとして追加する
オプション	説明
ブロックサイズ	デフォルトのブロック・サイズは512KiBです。Quest DR Seriesシステムでは、ブロック・サイズは変更できません。
ストリーム制限	この設定のデフォルト値は、256ストリームです。この設定は、コンテナを追加したすべてのNetVault Backupサーバーに適用されます。データ・ストリーム数がコンテナに対して定義されている制限値を超えた場合、メディア・マネージャはエラー「デバイス上のストリームがあまりにも多過ぎます」を報告します。ソフト・ストリーム制限には、1～512の任意の値を設定することができます。複数のNetVault Backupサーバーにコンテナを追加した場合は、すべてのサーバーに同じソフト・ストリーム制限を設定します。
強制追加	デバイスがすでに他のNetVault Backupサーバーに同じ名前で追加されている場合は、［強制追加］チェック・ボックスを選択します。このオプションは、障害復旧でNetVault Backupサーバーの再構築を行っている場合に役立ちます。

［メディアとして追加］をクリックします。

メディアの削除

［NetVault Backupに接続］フィールドが［はい］の場合にのみ、メディアとしてのコンテナを削除できます。

［<タイプ>デバイス］ページで、該当するコンテナを検索します。

［アクション］列の対応するアイコン（

）をクリックし、［メディアの削除］を選択します。

［デバイスの削除］ダイアログ・ボックスで、［削除］をクリックします。

NetVault Backupがデバイスを削除できない場合は、確認ダイアログ・ボックスで［強制削除］チェック・ボックスを選択し、［削除］をクリックします。


	メモ：使用されていないデバイスの削除には、［強制削除］オプションを使用します。ただし、デバイスはNetVault Backupサーバーと引き続き通信を試行する場合があります。

コンテナ統計情報の表示

［<タイプ>デバイス］ページで、該当するコンテナを検索します。

［アクション］列の対応するアイコン（

）をクリックし、［統計値］を選択します。

［統計値］ダイアログ・ボックスで、以下の情報を確認できます。インバウンドでレプリケーションされたファイル数、インバウンドで処理されたバイト数、インバウンドでレプリケーションされたバイト数、インバウンドで転送されたバイト数、インバウンドのエラー数、アウトバウンドでレプリケーションされたファイル数、アウトバウンドで処理されたバイト数、アウトバウンドでレプリケーションされたバイト数、アウトバウンドで転送されたバイト数、アウトバウンドのエラー数、合成されたバイト数、取り込まれたバイト数、転送されたバイト数、取り込まれたファイル数、中止されたファイル数、取り込みエラー数、読み取られたファイル数、読み取られたバイト数、読み取りエラー数。

ダイアログ・ボックスを閉じるには、［OK］をクリックします。

DR Seriesシステムのコンテナ設定の変更

DR Seriesシステムの既存のコンテナのユーザー・パスワードまたはストリーム制限を変更できます。

［ナビゲーション］パネルで、［デバイス管理］をクリックします。

デバイスのリストで、アイコン（

）をクリックしてDRデバイスを探し、接続されたコンテナを確認します。

対応する［デバイス管理］アイコン（

）をクリックします。

［DR Seriesデバイス管理］ページが表示されます。

［更新］をクリックして、［デバイス詳細の更新］ダイアログ・ボックスで、必要な設定を変更します。

表75. DR Seriesシステムの設定の変更


オプション	説明
ユーザー名	デバイスへのログオンに使用するユーザー・アカウントを指定します。 DR Seriesシステム上でRDA権限を持つユーザーは、ユーザー名として使用できます。メモ： NetVault Backupを通じたDR Seriesシステムでのユーザー管理操作は、backup_userのみが実行可能です。
パスワード	ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。
ストリーム制限	この設定のデフォルト値は、256ストリームです。この設定は、コンテナを追加したすべてのNetVault Backupサーバーに適用されます。データ・ストリーム数がコンテナに対して定義されている制限値を超えた場合、メディア・マネージャはエラー「デバイス上のストリームがあまりにも多過ぎます」を報告します。ソフト・ストリーム制限には、1～512の任意の値を設定することができます。複数のNetVault Backupサーバーにコンテナを追加した場合は、すべてのサーバーに同じソフト・ストリーム制限を設定します。

［更新］をクリックして設定を保存します。

Data Domainシステムの設定の変更

既存のData Domainシステムのユーザー名、パスワード、ストリーム制限、またはブロック・サイズを変更できます。

［ナビゲーション］パネルで、［デバイス管理］をクリックします。

デバイスのリストでデバイスを探し、対応する［デバイス管理］アイコン（

）をクリックします。

［更新］をクリックして、［デバイス詳細の更新］ダイアログ・ボックスで、必要な設定を変更します。

表76. Data Domainシステムの設定の変更


オプション	説明
ユーザー名	バックアップおよびリストア目的でデバイスにログオンするために使用する、DD Boostユーザー・アカウントを指定します。デバイスをNetVault Backupサーバーに追加する前に、Data Domainシステム上にユーザー・アカウントの作成が必要です。
パスワード	ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。
ストリーム制限	この設定のデフォルト値は、32ストリームです。この設定は、コンテナを追加したすべてのNetVault Backupサーバーに適用されます。データ・ストリーム数がコンテナに対して定義されている制限値を超えた場合、メディア・マネージャはエラー「デバイス上のストリームがあまりにも多過ぎます」を報告します。ソフト・ストリーム制限には、1～256の任意の値を設定することができます。複数のNetVault Backupサーバーにコンテナを追加した場合は、すべてのサーバーに同じソフト・ストリーム制限を設定します。
ブロックサイズ	データ転送のブロック・サイズを入力または選択します。ブロック・サイズはKiB単位で指定します。デフォルトのブロック・サイズは128KiBです。

［更新］をクリックして設定を保存します。

QoreStorシステムの設定の変更

既存のQoreStorシステムのユーザー名、パスワード、ストリーム制限、またはブロック・サイズを変更できます。

［ナビゲーション］パネルで、［デバイス管理］をクリックします。

デバイスのリストでデバイスを探し、対応する［デバイス管理］アイコン（

）をクリックします。

［更新］をクリックして、［デバイス詳細の更新］ダイアログ・ボックスで、必要な設定を変更します。

表77. QoreStorシステムの設定の変更


オプション	説明
ユーザー名	デバイスへのログオンに使用するユーザー・アカウントを指定します。 QoreStorシステム上でRDA権限を持つユーザーならいずれのユーザーでもユーザー名に指定できます。メモ： NetVault BackupでQoreStorシステムのユーザー管理操作が行えるのは、backup_userのみです。
パスワード	ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。
ストリーム制限	この設定のデフォルト値は、64ストリームです。この設定は、コンテナを追加したすべてのNetVault Backupサーバーに適用されます。データ・ストリーム数がコンテナに対して定義されている制限値を超えた場合、メディア・マネージャはエラー「デバイス上のストリームがあまりにも多過ぎます」を報告します。ソフト・ストリーム制限には、1～256の任意の値を設定することができます。メモ： QoreStorのストリーム制限値を変更する前に、ターゲット・デバイスの処理能力を考慮する必要があります。複数のNetVault Backupサーバーにコンテナを追加した場合は、すべてのサーバーに同じソフト・ストリーム制限を設定します。

［更新］をクリックして設定を保存します。

ストレージ・グループの管理

［ナビゲーション］パネルで、［デバイス管理］をクリックします。

［デバイス管理］ページで、ストレージ・グループを管理するデバイスの［デバイス管理］アイコン（

）をクリックします。

［<タイプ>デバイス］ページで、［ストレージ・グループ］オプションを選択します。


	ヒント：［<type>デバイス］ページでは、デバイスのコンテナまたはストレージ・グループのリストを表示できます。選択を保存するには、［この選択を記憶する］を選択します。デフォルトでは、［コンテナ］が選択されています。

［<タイプ>デバイス］ページに以下の情報が表示されます。

•

アクション：ストレージ・グループ関連のタスクのオプション。

•

ストレージ・グループ名：グループの名前。

•

暗号タイプ：暗号のタイプ（なし、静的、内部）。

•

圧縮タイプ：圧縮のタイプ（高速、ベスト）。

•

ローテーション期間：キーのローテーションの日数。

•

コンテナ数：ストレージ・デバイス内のコンテナ数。

•

重複排除による節約容量：重複排除により節約された容量のストレージ・グループごとの割合。

［検索］オプションを使用して、テーブル・データをフィルタし、列の値に指定した文字列を含むエントリをすばやく見つけることができます。また、検索フィルタ文字列にはワイルドカード（?または*）を含めることもできます。

実行するアクションを選択します。

DR SeriesシステムおよびQoreStorストレージ・グループの作成と管理は、［<タイプ>デバイスのストレージ・グループの管理］ページで行うことができます。また、以下のセクションで説明されているオプションを設定できます。

•

•

•

•

［<type>デバイス］ページで、［ストレージ・グループ］オプションが選択されているのを確認してから、［ストレージ・グループの作成］をクリックします。

［ストレージ・グループの作成］ダイアログ・ボックスで、以下のオプションを設定します。

ストレージ・グループの名前を入力します。この名前はアルファベット文字で開始する必要があります。

圧縮タイプ

ストレージ最適化用に、以下のいずれかの圧縮レベルを選択します。

•

高速：バックアップ時間が短く、ストレージ容量の節約量が少ない圧縮。

•

ベスト：バックアップ時間が長く、ストレージ容量の節約量が多い圧縮。

暗号タイプ

以下のいずれかの暗号タイプを選択します。

•

なし：デフォルト値。

•

静的：すべてのデータの暗号化にグローバルな固定キーを使用します。

•

内部：コンテンツ暗号キーが生成され、特定の期間でローテーションされます。

パスフレーズ

このフィールドは、［暗号タイプ］フィールドで［内部］と［静的］を選択した場合にのみ有効になります。

コンテンツ暗号キーを暗号化するには、パスフレーズを入力します。パスフレーズの文字列は最大255文字で、アルファベットと特殊文字を使用できます。

メモ：パスフレーズは、暗号を有効にするために必須です。パスフレーズに問題が生じた場合やパスフレーズを紛失した場合には、コンテンツ暗号キーが脆弱にならないようにするため、パスフレーズを変更する必要があります。

ローテーション期間

このフィールドは、［暗号タイプ］フィールドで［内部］を選択した場合にのみ有効になります。

キーのローテーションの日数を選択します。デフォルト値は、30日間です。ローテーション期間が過ぎると新しいキーが生成されます。

このフィールドの有効な範囲は、7～25550日間です。

デバイスに新しいストレージ・グループを追加するには、［保存］をクリックします。

ストレージ・グループの変更

［<タイプ>デバイス］ページで、該当するストレージ・グループを探し、［アクション］列の対応するアイコン（

）をクリックし、［編集］を選択します。

［ストレージ・グループの編集］ダイアログ・ボックスで、「ストレージ・グループの作成」で説明されているオプションを更新します。

［保存］をクリックします。

ストレージ・グループ統計情報の表示

［<タイプ>デバイス］ページのストレージ・グループのリストで該当するストレージ・グループを探し、［アクション］列の対応するアイコン（

）をクリックし、［統計値］を選択します。

［統計値］ダイアログ・ボックスで、以下の情報を確認できます。使用された物理容量、取り込まれたバイト数、Numファイル、重複排除後のバイト数、圧縮後のバイト数、暗号化後のバイト数、アイノード数、クリーニングの状態、暗号化の状態、読み取りスループット、書き込みスループット、重複排除による節約、圧縮による節約。

ダイアログ・ボックスを閉じるには、［OK］をクリックします。

ストレージ・グループの削除

［<タイプ>デバイス］ページのストレージ・グループのリストで該当するストレージ・グループを探し、［アクション］列の対応するアイコン（

）をクリックし、［削除］を選択します。

［ストレージ・グループの削除］ダイアログ・ボックスで、［削除］をクリックします。


	メモ：ストレージ・グループの削除には時間がかかることがあり、削除完了のメッセージが表示された後でも削除処理が続いている場合があります。