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NetVault Plug-in for Oracle 7.1 - ユーザーズ・ガイド

Dell™ NetVault™ Backup Plug‑in for Oracle® - はじめに バックアップ計画の策定 プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ Oracleフラッシュバック・データベースの使用 データのリストア
データのリストアとリカバリ - 概要 ユーザ管理リストアの実行 その他のユーザ管理リストア手順 RMANリストアの実行 非RAC環境で使用可能なRMANリカバリ・タイプ RMANを使用したその他のリストア手順
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テーブル・レベルの要件と制限事項

テーブル・レベルの自動リカバリを使用するには、リカバリの実行前に「Auxiliary Destination」句に指定したディレクトリが存在している必要があります。既存の空のディレクトリを使用する、または新しいディレクトリを作成することができます(プロセス開始前にディレクトリが存在している必要があります)。
CONFIGUREコマンドを使って、RMAN内にチャネルを設定する必要があります。補助データベースは、ターゲット・データベースと同じチャネルを使用します。
REMAP句を使って、名前付きNOT NULL制約を持つテーブルをリカバリすることはできません。

テーブル・レベル・リカバリのチャネルの設定

RMAN> CONFIGURE CHANNEL <チャネル番号> DEVICE TYPE sbt

RMAN CLIからのテーブル・レベルのリカバリの実行

テーブル・レベルのリカバリでは、until句を使ってリカバリする状態を定義する必要があります。
以下の例はOracleユーザsalesの3つのテーブルを、完全自動補助インスタンスを使用して、特定のSCNにリカバリします。必要なファイルはリカバリ実行前に作成したLinux/UNIXディレクトリ、/oracle/nvbu_pitr_auxiliary_destinationに保管されます。
以下の例はremap tableオプションを使って、選択した3つのテーブルの中の2つを、別名の新しいテーブルにリカバリします。(3番目のテーブルはオリジナルと同じ名前でリカバリされます。)
デフォルトでRMANは、リカバリしたテーブルまたはテーブル・パーティションをターゲット・データベースにインポートします。インポート前、テーブルはエクスポート・ダンプ・ファイルに保管されます。NOTABLEIMPORTオプションを使って、RMANによるリカバリされたテーブルまたはテーブル・パーティションのインポートを防止することができます。このオプションを使用すると、テーブルは特定の時点にリカバリされ、エクスポート・ダンプ・ファイルは作成されますが、ターゲット・データベースにダンプ・ファイルはインポートされません。その時点で補助インスタンスを使って、テーブルを分析することができます。または、必要に応じて、Oracle Data Pump Importユーティリティを使って、ダンプ・ファイルをターゲット・データベースに手動でインポートすることができます。

NetVault Backup WebUIからのテーブル・レベルのリカバリの実行

RMANリストアの実行」で説明している手順に加えて、テーブル・レベルのリカバリに対しては以下のオプションが適用されます。
1
[リカバリの実行]タブの[リカバリ・タイプ]セクションで、[テーブル・レベル・ポイント・イン・タイム・リカバリーを実行する]オプションを選択します。
2
['System Change Number'ベース][ログシーケンス・ベース]、または[タイム・ベース]オプションを選択します。
['System Change Number'ベース]オプションを選択した場合、プラグインはRMANに、テーブル・リカバリ時にuntil scn句を使用するように指示します。例:until scn 5555638
[ログシーケンス・ベース]オプションを選択した場合、プラグインはRMANに、テーブル・リカバリ時にuntil sequence <番号> thread <番号>句を使用するように指示します。例:until sequence 38 thread 1
[タイム・ベース]オプションを選択した場合、プラグインはRMANに、テーブル・リカバリ時にuntil time句を使用するように指示します。例:until time "to_date('2013/11/23 06:59:00', 'yyyy/mm/dd hh24:mi:ss')"
3
[Auxiliary Destination]フィールドに、補助インスタンスが必要なすべてのファイルを保管するために使用するディレクトリ(フル・パス)を指定します。
このフィールドの使用は、auxiliary destination '<ディレクトリのフル・パス>'句と同等です。
4
[Recover table]フィールドに、テーブル・レベルのリカバリの一環としてリカバリ・テーブルに含める、テーブルのカンマ区切りリストを入力します。
oracle_user_name.table_name構造体を使用します。Oracle 12cには、共通ユーザとローカル・ユーザが含まれており、ローカル・ユーザに使用される命名規則は、前のバージョンのOracleで使用されるOracleデータベースユーザ名と同様であることに注意する必要があります。
共通ユーザがあるコンテナの場合、OracleデータベースはSYSおよびSYSTEM共通ユーザを提供しています。ユーザが作成する共通ユーザ名は、C##またはc#で開始する必要があります。詳しくは、Oracle 12c Multitenant Architectureのドキュメントを参照してください。
IMPORTANT: 共通ユーザからのテーブルをリストする場合は、二重引用符を使用します。SQL*Plusは、C##またはc#を含む文字列を使用するテーブルのクエリを受け付け、二重引用符を除外しますが、RMANはそうではありません。
例1:salesユーザの3つのテーブルをリストします。
例2:共通のC##SALESユーザの2つのテーブルをリストします。
前の例の使用は、recover table "C##SALES"."NORTHSALES", "C##SALES"."SOUTHSALES"句と同等です。
5
[Remap table]フィールドに、必要に応じてテーブル・レベル・リカバリの一環として、名前を変更するテーブルのカンマ区切りリストを入力します。
このオプションにより、テーブルをリカバリして、それを分析して妥当性を検証し、オリジナルのテーブルを上書きするかどうかを判断することができます。[Recover table]フィールドに記載されている各テーブルにマッピングを指定する必要はありません。一時的に名前を変更するテーブルのマッピングのみを指定する必要があります。
例1:sales.northsalesテーブルをsales.northsales_recoveredにマップします。
例2:sales.northsalesテーブルをsales.northsales_recoveredにマップします。
例3:sales.northsalesテーブルをsales.northsales_recoveredにマップします。
前の例の使用は、remap table "C##SALES"."NORTHSALES":"NORTHSALES_RECOVERED"句の使用と同等になります。
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