PSTools/PSExecのよくある使い方 (4277110)

Microsoft社が提供しているPSToolsを用いると、リモートシステムのコマンドプロンプトを起動して対話的に操作できるためトラブルシューティングに役立ちます。

PSTools/PSexecのセットアップ

1. PSTools/PSexecをMicrosoftのサイトからダウンロードします。

 http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb896649.aspx

2. アーカイブをフォルダに解凍します 

3. コマンドプロンプト（cmd）を起動してpsexecフォルダへ移動します。 

4. 以下のように実行します。

 　 psexec -accepteula -i -s \\computername -u username cmd -accepteula : 

• -i にて対話的に実行しています

• -s にてSYSTEMユーザーとしてコマンドを実行します。

        NOTE: この2つは必須ではありません。ユーザーはシステム上で管理者としてコマンドプロンプトで作業できます。ただしsystemとして実行している場合ユーザーに気づかれないでしょう。

よく使われる調査コマンド例

リモートで以下のツールを使うとトラブルシューティングに役立つ場合があります。

名前解決のテスト

ping 名前

ping -a IPアドレス

nslookup 名前またはIPアドレス

実行中のプロセスの確認

tasklist

実行中のサービスの確認

sc query

C:> SC query ampagent | FIND "STATE" | FIND "STOPPED"

プロセスをKillする:

taskkill /IM chrome.exe

Start/Stop services:

net start ampagent

net stop ampagent

サイレントインストール（v5.1）

kinstallersetup.exe -server=kbox -display_mode=silent

ドライブレターのマッピング:

net use x: \\servername\servershare

• リモートマシンのCMDを起動する

  psexec \接続先コンピュータ cmd

• ipconfig /allの結果を手元のPCに出力

  psexec \\接続先 ipconfig /all

• test.exeというファイルをリモートにコピーする

  psexec \\接続先コンピュータ -c test.exe

• リモート接続先にインストール済みのコマンドを指定して実行

  psexec \\接続先コンピュータ C:\bin\test.exe

• ローカルシステムアカウント（SYSTEM）でRegeditを実行

  psexec -i -d -s C:\Windows\regedit.exe

• 対話的にコマンドを実行できるようにローカルシステムアカウント（SYSTEM）で実行する

  psexec -i -d -s cmd

  （kdeployやrunkbotなどのテストのため）

• 制限されたユーザーの権限で Internet Explorerを実行する

  psexec -l -d "c:\program files\internet explorer\iexplore.exe"

追加情報

https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897553