DLアプライアンスにおけるライセンスは、ソフトウェア単体で提供されるCore環境と異なる体系を持ちます。
DLアプライアンスは通常2種のライセンス体系を持ちます。
1.リポジトリキャパシティライセンス
キャパシティモードではDLアプライアンスにおいて保護対象マシン数の制限はありません。
リポジトリ上に格納可能なデータサイズをライセンスにて制限します。
(リポジトリ上に格納可能なデータサイズとは、保護対象データがバックアップ時に重複排除、圧縮された後のデータサイズを指します。)
このモードが文字通りの内容である一方で、ソフトウェア単体で提供されるCoreとは若干の違いがあります。
ソフトウェア単体で提供されるCoreは、物理マシンについてはインストールしたエージェント数の合計、またエージェントレス保護する仮想マシンについてはハイパバイザー上のCPUソケット数分をライセンス保護します。
もし仮想マシンにエージェントがインストールされエージェントレス保護しない場合、ハイパバイザーにリンクすることができずエージェント数分のライセンスを消費します。
一方でDLアプライアンス上のハイパバイザーは、CPUソケット数にかかわらず1ライセンスのみ消費します。
例)DLアプライアンスが物理マシン8台、vCenter経由で30台の仮想マシンを保護する場合(複数のESXiホストからなる仮想環境であり、CPUソケット数12)、9ライセンスのみ消費します。