これらのパラメーターは、システム関連のSharePlexプロパティを制御します。
このパラメーターは、クラスタや代替ネットワークインターフェイスを持つシステムなど、複数のノードで1つのSharePlex変数データディレクトリを共有する環境で使用します。これは、いずれかのプロセスが名前検索を発行したときに、SharePlexに正しい論理ホスト名(グローバル・クラスタ・パッケージ名)を提供して、ローカルシステム名に置き換えます。このパラメーターで設定された名前により、SharePlexはフェールオーバー中に適切に移行できます。
クラスタ化されたマシンに影響を与えるシステムからsp_ctrlコマンドを発行する場合は、[onhost]オプションのホストとしてSP_SYS_HOST_NAMEで設定した名前を使用するか、hostコマンドを使用してsp_ctrlのデフォルトとして設定します。
クラスタ化されたシステムでSharePlexを設定する方法の詳細については、『SharePlexインストールおよびセットアップガイド』を参照してください。
デフォルト: なし
有効な値の範囲: パッケージ名の文字列
有効になるタイミング: SharePlexの再開時
このパラメーターは、NULL値が許容されるキー列を持つテーブルをSharePlexがレプリケートする方法を制御します。
(NULLが宣言されていても)アプリケーションのキーにNULLが含まれないことが分かっている場合は、このパラメーターをオフにしてください。オンにすると、使用する追加ロジックによってオーバーヘッドが増加するからです。このパラメーターは、設定をアクティベーションする前に、ソースシステムで設定してください。
デフォルト: 0(オフ)
有効な値の範囲: 0または1(フラグ)
有効になるタイミング: CaptureとReadの再開時
このパラメーターは、job statusコマンドやreportコマンドで表示するために、過去のcompare、compare using、repair、copy、またはappendジョブに関する情報を何日間保持するかを定義します。
デフォルト: 90日
有効な値の範囲: 0または任意の正の整数
有効になるタイミング: 即時
このパラメーターは、SharePlex変数データディレクトリのdataサブディレクトリに存在するジョブ・ステータス・データベースのサイズを制御します。指定された値によって、データベースに許容される最大サイズ(キロバイト(KB)単位)が決まります。データベースのサイズが指定された値を超えると、エントリは古いものから順に削除されます。デフォルト値は0で、無制限を指定します。
デフォルト: 0(無制限)
有効な値の範囲: 0または任意の正の整数
有効になるタイミング: 即時
このパラメーターは、システムエラーまたはSharePlex内部エラーが発生したときに、CaptureプロセスまたはPostプロセスを停止するかどうかを制御します。デフォルトの1は、エラー発生時にプロセスを停止させます。0を設定すると、プロセスは続行されますが、イベントログにメッセージが生成されます。
重要: Captureを長時間停止すると、Oracleとのペースが崩れ、REDOログがラップする可能性があります。その場合、Captureはアーカイブログを読み込みますが、アーカイブログが利用できなくなった場合は、データを再同期する必要があります。
デフォルト: 1(エラー時に停止)
有効な値の範囲: 0または1(フラグ)
有効になるタイミング: 即時
このパラメーターは、SharePlexの異なるバージョン間の互換性を維持し、スムーズな移行とアップグレードを可能にします。SharePlexは新しいユーザ要件を満たすために進化し続けているため、新しいバージョンで追加された特徴や機能が、必ずしも以前のバージョンと互換性があるとは限りません。このパラメーターは、ソースシステムのSharePlexの上位バージョンからターゲットシステムの下位バージョンへのレプリケーションを可能にします。
デフォルトでは、このパラメーターはインストールされているSharePlexソフトウェアのバージョンに設定されています。
デフォルト: インストールされているSharePlexソフトウェアのバージョン
有効な値の範囲: 6.0.0から最新バージョンまでのSharePlexリリースバージョンで、コンマ区切りの数値を3つまで指定できます(例: 8.6.3)。
有効になるタイミング: Captureの再開時
このパラメーターは、SharePlex変数データディレクトリがインストールされているディスクの使用可能な領域のしきい値を設定します。これにより、キューが使用可能なディスク容量を超えないようにできます。Capture、Read、Importで処理中の操作によって、使用可能なディスク容量がこのパラメーターに設定された値を下回ると、プロセスが停止します。使用可能なディスク容量がSP_SYS_VAR_OKパラメーターで設定されたしきい値に達すると、処理が再開されます。
デフォルト: 30 MB
有効な値の範囲: SP_SYS_VAR_OKの値より大きい任意の正の整数
有効になるタイミング: 即時
このパラメーターは、SP_SYS_VAR_FULLの値に達したために停止したCapture、Read 、またはImportの処理を再開できる使用可能なディスク容量を設定します。
デフォルト: 50 MB
有効な値の範囲: 任意の正の整数
有効になるタイミング: 即時
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