NetVault Plug-in for Microsoft 365 13.2.5

Quest NetVault（NetVault）Plug‑in for Microsoft 365（Plug‑in for Microsoft 365）13.2.5 はマイナーリリースです。製品の詳細なドキュメントは下記サイトからご覧いただけます。https://support.quest.com/ja-jp/technical-documents

新機能

NetVault Plug‑in for Microsoft 365 13.2.5の新機能：

•

すべてのエンドポイントに対する合成バックアップのサポート

•

MS ベータ版 Graph API の Graph 1.0 API へのバックポート


	メモ：増分ジョブ間で変更されたファイルや削除されたファイルがあると、合成フルバックアップが実行されるまで、増分ジョブのリストアビューにはダミーエントリが表示されます。メモ：チームの合成バックアップには新しい権限が必要です。詳細については、『NetVault Plug-in for Microsoft 365 ユーザーガイド』の「Microsoft 365 管理ポータルを使用した設定の詳細の取得」を参照してください。

既知の問題

サードパーティ製品に起因する問題を含め、リリースの時点で確認されている問題の一覧を以下に示します。

表1. 一般的な既知の問題

既知の問題

問題ID

Outlook または OneDrive の細分化されたリストアを実行する場合は、プライマリノード（OneDrive または Outlook）を選択し、個々のユーザーノードをクリアすると、正しく動作します。ただし、ユーザーノードを選択してすべてのサブノードをクリアした場合、選択したユーザーのすべてのアイテムがリストアされます。つまり、赤色の X マークが付いているクリアされたサブノードは無視されます。

DNPO365-253、DNPO365-277

設計どおりに、ユーザー / グループ / SP を 1 つの ID で削除およびリストアし、再度リストアしようとした場合、最初の ID が存在しているので、プラグインは新しい ID でリストアする必要があります。

対処法：以前にリストアしたオブジェクトを削除してから、新しいリストアを実行します。

DNPO365-523

ユーザーの OneDrive データのリストアが失敗し、「ユーザーの mysite が見つかりません」というエラーが表示されます。

対処法：以下の操作を完了します。

リストアされたユーザーアカウントの資格情報を使用して www.office.com にログインします。

アプリに移動します。

SharePoint アプリを開きます。

OneDrive アプリを開きます。

これで、ユーザーの OneDrive アカウントにアクセスできるようになります。

NetVault で、OneDrive ユーザーのリストアジョブを実行します。

DNPO365-699

Azure AD コンテンツをリストアし、［リストアオプション］画面の［ユーザーのパスワードを設定］でデフォルトのパスワード「nvbu123*#$」が使用されると、リストアジョブは「指定されたパスワードは、パスワードの複雑さの要件に準拠していません」というエラーで終了します。

対処法：パスワードが複雑さの要件を満たしていても、Azure AD ユーザーのリストアが前述のエラーで失敗した場合は、config ファイルの「:Azure AD User Password」スタンザに同じパスワードを指定し、再度リストアを実行します。

DNPO365-738

サイトの作成時に自動的に生成された Office 365 グループが関連付けられている最新の SharePoint Online チームサイトを存在しないサイトにリストアする場合、新しいサイトが作成されますが、関連付けられた Office 365 グループは作成されず、リストアされたサイトに関連付けられません。

DNPO365-751

従来の SharePoint Online サイトでは、特定のテンプレートを使用しているため、その Web パーツはリストアされません。

DNPO365-752

SharePoint Online サイトのバックアップを存在しないサイトに移すと、新しいサイトが作成されますが、作成されたカスタムアクセス許可レベルは、アクセス許可レベルの範囲が元のサイトとそのサブサイトに制限されているため、リストアされません。

DNPO365-754

SharePoint Online サイトに OneNote ノートブックが含まれている場合、ノートブックはバックアップもリストアもされません。残りのサイトコンテンツはリストアされます。

DNPO365-793

Microsoft Graph API の制限により、「予定」タイプのイベントは、カレンダーの「イベント」タイプとしてリストアされます。

DNPO365-909

何らかの理由で削除されたチームを含むチームのバックアップをリストアした場合、リストアには削除されたチームの一部のアプリタブが含まれません。チームのバックアップジョブにはアプリタブ用の個別のバックアップが含まれていないため、OneNote、Planner、Forms、Streams などの一部のアプリタブは、リストアされたチームから除外されます。

DNPO365-989

Microsoft Graph API の制限により、チームバックアップのリストアには、チャネル設定は含まれません。チーム、そのチャネル、およびチーム設定がリストアされます。

DNPO365-994

テナントの Azure Active Directory をリストアする場合、サービスプリンシパルの所有者およびユーザーメンバはリストアされません。

DNPO365-1204

チームチャネル内の Wiki アプリのコンテンツはリストアされません。

DNPO365-1238

デフォルトオプションとともにセーブセットを含む以前のバージョンの Plug‑in for Microsoft 365 が削除され、最新のバージョン 13.1 がインストールされている場合、［バックアップジョブ作成］ウィンドウのプラグインオプションの横にある［+］ボタンをクリックすると、予期しないポップアップによりハングし、UI が応答しなくなります。

対処法：ポップアップが表示されて WebUI が応答不能にならないようにするには、新しいプラグインセットを作成する前に［編集］をクリックして既存のデフォルトプラグインオプションを保存し、［+］アイコンをクリックします。

DNPO365-1247、NV-1544

ユーザーは、SharePoint サイトのリストア後に、リストアされたサイトページを編集したり、新しいサイトページを作成したりすることはできません。

対処法：この問題を解決するには、ページライブラリにコンテンツタイプを追加し、次の手順を実行してボタンの順序とデフォルトのコンテンツタイプを変更します。

ページライブラリにコンテンツタイプを追加するには

リストアしたサイトのページライブラリの設定に移動します。

［コンテンツタイプ］で、既存のサイトコンテンツタイプから［追加］を選択します。

［サイトコンテンツタイプの選択元（Select site content types from）］ドロップダウンリストから［すべてのグループ］を選択します。

［使用可能なサイトコンテンツタイプ（Available Site Content Types）］ボックスで、［サイトページ］を選択し、［追加］をクリックします。

［サイトページ］コンテンツタイプが［追加するコンテンツタイプ（Content types to add）］ボックスに移動します。

［OK］をクリックします。

ボタンの順序とデフォルトのコンテンツタイプを変更するには