このトピックでは、プラグインを使用したファーム、Webアプリケーション、および個別のコレクション・サイトのリストアとリカバリの概要について説明します。
メモ: デフォルトでは、本プラグインはSharePoint PowerShell Cmdletsを使用してすべてのリストアを実行します。ただし、代わりにSTSADMを使用するようにプラグインに指示することができます。詳細については、「デフォルト設定の構成」の「すべてのリストアに対してSTSADMツールを使用する」の説明を参照してください。 |
リストアを正しく実行するには、使用可能なリストアのタイプについて十分に理解しておく必要があります。
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単一のファームのフル・バックアップのリストア:単一のフル・バックアップのリストアは、プラグインでリストア・シーケンスとして表示されます。そのため、一定の手順を実行して、単一のフル・バックアップをリストアし、そのリカバリされたデータをSharePointで使用できるようにレンダリングする必要があります。 |
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ファームのフル+差分バックアップ・シーケンスのリストア:たとえば、毎週日曜日の午後11時にフル・バックアップが実行され、さらに月曜日から土曜日の午後11時に差分バックアップが実行されているとすると、いつリカバリを実行するかによってどのバックアップをリカバリする必要があるかが決定します。(たとえば、火曜日にリカバリを実行する場合、日曜日に実行したフル・バックアップと月曜日に実行した差分バックアップをリストアする必要があります。木曜日にリカバリを実行する場合、日曜日のフル・バックアップと水曜日の差分バックアップをリストアする必要があります。)フル・バックアップをリストアした後で、最新の差分バックアップをリストアします。 |
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個別のサイト・コレクション・バックアップのリストア:個別のサイト・コレクションのバックアップをリストアするとき、個別のサイト・コレクションが属しているWebアプリケーションが存在することを確認します。Webアプリケーションが存在しない場合は、リストアを実行する前にそのWebアプリケーションを再作成します。次に、個別のサイト・コレクションが格納されているコンテンツ・データベースのステータスが「開始済み」であることをSharePointサーバー管理ユーティリティで確認します。これらの前提条件が満たされたら、利用可能なバックアップをリストアできます。 |
プラグインを使用して標準リストアを実行するには、以下のトピックで説明する手順に従います。
重要: 必要な場合には、フル・バックアップを使用して、Webアプリケーションのみをリストアするというオプションもあります。フル・バックアップをリストアするには、管理者グループのメンバーである必要があります。管理者権限を持っていない場合は、自分が権限を持っているWebアプリケーションからデータをリストアすることのみ、可能です。利用可能な権限がないリストア・ジョブを開始した場合、NetVault Backupによって「リストアに失敗しました」ステータスが表示されます。NetVault Backupのバイナリ・ログには、「SharePoint PowerShell Cmdletsが失敗しました」または「STSADMが失敗しました」というエラー・メッセージが表示されます。ステータスにはリストアが完了できなかったことが示されますが、自分が適切な権限を持っているデータはリストアされます。 |
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