RMANリポジトリの場所の選択で説明したとおり、RMANによるバックアップ計画では、まずRMANリポジトリの場所を選択する必要があります。デフォルトでは、このリポジトリは制御ファイルに保持されます。ただし、より大規模または重要性の高いデータベースの場合、制御ファイルより多くの履歴を保存可能なリカバリ・カタログ・データベースを作成します。
リカバリ・カタログの作成は、3つの手順から成るプロセスです。つまり、リカバリ・カタログを保持するデータベースを設定し、リカバリ・カタログの所有者を作成し、その後リカバリ・カタログ自体を作成します。
リカバリ・カタログを使用する場合、リカバリ・カタログ・スキーマの管理はユーザーが行う必要があります。リカバリ・カタログは、このスキーマのデフォルト・テーブルスペースに保存されます。SYSをリカバリ・カタログの所有者にすることはできません。リカバリ・カタログ・スキーマのインストールに使用するデータベースを決定してください。Questでは、リカバリ・カタログ用に別のデータベースを作成し、カタログ・データベースをARCHIVELOGモードで実行することをお勧めします。
リカバリ・カタログ・データベースを選択し、必要な容量を作成したら、以下の手順に従ってリカバリ・カタログの所有者を作成し、このユーザーに必要な権限を与えます。
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SQL*Plusを起動し、リカバリ・カタログが保持されているデータベースに管理者権限で接続します。 |
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スキーマの所有者にRECOVERY_CATALOG_OWNERのロールを与えます。 |
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rmanユーザーにCONNECTのロールを与えます。 |
カタログの所有者を作成したら、RMANのCREATE CATALOGコマンドを使用してカタログ・テーブルを作成します。このコマンドにより、カタログの所有者のデフォルト・テーブルスペースにカタログが作成されます。
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CREATE CATALOGコマンドを実行してカタログを作成します。 |
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