仮想クライアントで使用するように設定したPlug‑in for Oracleによるバックアップは、比較的簡単です。[NetVault Backup選択]ページで、仮想クライアント・ノードを開き、[Plug‑in for Oracle]を開きます。次に、バックアップに含めるOracleサーバーのインスタンスまたはその配下のコンテンツを選択します。
仮想クライアントへのデータのリストアは、従来のNetVault Backupクライアントに対してリストアを実行する場合と同様の方法で行います。Plug‑in for Oracleを使用したリストアに使用可能なすべてのオプションは、フェイルオーバー・クラスタリング環境でも使用できます。また、データも同様の方法で選択します。両者の違いは、[セレクション・セット作成]ページで、リストア可能な仮想クライアントのバックアップが、バックアップ中に使用していた個々のNetVault Backupクライアントまたはノードではなく、仮想クライアント名下に表示される点です。リストア・ジョブを開始すると、NetVault Backupはすべてのメンバー・クライアントと通信して、フェイルオーバー・クラスタを管理しているマシンを特定し、このマシンをリストア対象として指定します。
重要: [設定]ダイアログ・ボックスの[NetVault Backupクライアントからのバックアップをリストアする]フィールドには、バックアップを実行したNetVault Backup仮想クライアントの名前を含める必要があります。そうしないとリストアが失敗します。[設定]ダイアログ・ボックスの使用方法について詳しくは、「プラグインの設定」を参照してください。
Controlfile Autobackup、またはフェイルオーバー・クラスタ環境でCLIから取得したバックアップをリストアするには、[NetVault Backupクライアントからのバックアップをリストアする]オプションまたはNV_ORIGINAL_NV_CLIENTオプション(この変数は「send」と一緒に使用)に、NetVault Backup物理クライアントの名前を入力します。 OracleのRMANバックアップ・ピースは、バックアップを実行したNetVault Backupクライアント名が付けられて、NetVault Backupメディア・マネージャ内に格納されます。このクライアント名は、[リストア・ジョブ作成]- [セーブセットの選択]の[セーブセット情報]領域に一覧で表示されます。 リストアの際には、バックアップを実行したクライアント名で保存されたバックアップ・ピースを取得するように、Plug‑in for Oracleを構成しておく必要があります。 |
さらに、NetVault Backup仮想クライアントを、非クラスタ化(スタンドアロン)NetVault Backupクライアントへリストアすることもできます。
仮想クライアントへデータをリストアする場合は、[リストア・ジョブ作成]ページの[クライアント指定]リストで利用可能な仮想クライアントを選択することをQuestはお勧めします。
記載されているすべてのリストア実行手順は、仮想クライアントのリカバリでも使用できます。NetVault Backup仮想クライアントのリストア手順について詳しくは、「データのリストア」の各トピックを参照してください。
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Plug‑in for Oracleが、Data Guard環境でサポートしているOracleのバージョンは限られています。Data Guard環境では、インストール、設定、バックアップ、およびリストア手順が多少異なります。このトピックでは、本プラグインがData Guard環境でどのように動作するかについて説明します。
サポートされるOracleのバージョンとData Guard環境でのプラットフォームの全リストについて詳しくは、『Quest NetVault Backup互換性ガイド』を参照してください。
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