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NetVault Plug-in for SQL Server 11.4.5 - ユーザー・ガイド

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SQL Server®でVSSバックアップを実行する

SQL Server®でVSSバックアップを実行する

Microsoftでは、VSSを使用したSQL Serverデータのスナップショットの作成機能をサポートしています。VSSを使用すると、ボリューム・バックアップの実行中も、システム上のアプリケーションが引き続きボリュームに書き込むことができます。

Microsoftは、SQL Serverを実行しながらPlug‑in for SQL Serverなどのバックアップ・ソリューションによるSQL Serverデータのコピーを可能にするSQL Server VSS Writerを提供しています。VSSベースのバックアップが、SQL Serverの性能または安定性に悪影響を及ぼすことはありません。

Plug‑in for SQL Serverを使用してVSSバックアップを実行するには、以下のトピックで説明する手順に従います。

重要: VSSバックアップを実行する前に、SQL ServerでSQL Server VSS Writerサービスが稼働していることを確認してください。SQL Server VSS Writerは、SQL Serverのインストール時に自動的にインストールされますが、自動的には開始されません。VSSバックアップを実行するには、Windows®の[サービス]パネル([スタート] > [コントロール パネル] > [管理ツール] > [サービス])からこのサービスを開始します。Questでは、このサービスのスタートアップのタイプを[自動]に設定することをお勧めします。

VSSバックアップ・ジョブの定義は、このサービスの状態に関係なく行えます。ただし、ジョブの実行時にSQL Server VSS Writerサービスが稼働していないと、ジョブは失敗します。失敗したバックアップ・ジョブのログには、[Please ensure the SQL Server Writer service is started](SQL Server Writerサービスが開始されていることを確認してください)というメッセージが含まれます。

VSSバックアップ対象データの選択

バックアップ・ジョブを作成するには、セット(バックアップ・セレクション・セット、バックアップ・オプション・セット、スケジュール・セット、ターゲット・セット、および詳細設定セット)を使用する必要があります。

バックアップ・セレクション・セットは、増分および差分バックアップに必要です。フル・バックアップを実行中にバックアップ・セレクション・セットを作成してから、フル、増分、差分バックアップに使用します。増分または差分バックアップにセレクション・セットが使用されていない場合、バックアップ・ジョブがエラーをレポートします。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

ヒント: 既存のセットを使用するには、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックして、[選択]リストからセットを選択します。
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[ナビゲーション]パネルで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。
[ガイド付き設定]リンクからウィザードを開始することもできます。[ナビゲーション]パネルで、[ガイド付き設定]をクリックします。[NetVault設定ウィザード]ページで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。
2
[ジョブ名]に、ジョブの名前を指定します。
3
[選択]リストの隣にある、[新規作成]をクリックします。
4
プラグインのリストから[Plug‑in for SQL Serverを開いて、次に個別のインスタンスを表示するために、[すべてのインスタンス]ノードを開きます。
5
[保存]をクリックして、[新規セットの作成]ダイアログ・ボックスに名前を入力し、[保存]をクリックします。
名前には英数字と英数字以外の文字を使用できますが、非ラテン語系の文字を含めることはできません。Linux®の場合、名前は最大で200文字です。Windowsの場合、長さ制限はありません。ただし、すべてのプラットフォームで、40文字以内にすることをお勧めします。

VSSバックアップ用バックアップ・オプションの設定

次の手順には、バックアップ・オプション・セットの作成または既存のセットの選択が含まれています。

ヒント: 既存のセットを使用するには、[プラグイン・オプション]リストで使用するセットを選択します。
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[プラグイン・オプション]リストの隣にある、[新規作成]をクリックします。
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[SQL Serverバックアップ・オプション]タブの[バックアップ方法]セクションで、[Volume Shadow Copy(VSS)サービスを使用する]を選択します。
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[バックアップ・タイプ]セクションで、利用可能なオプションを選択します。
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[VSS バックアップオプション]セクションで、[複数のスナップショットを使用して、システムリソースの需要を制限]を選択します。
メモ: VSSフル・データベースのバックアップ・タイプに[複数のスナップショットを使用して、システムリソースの需要を制限]を選択している場合、VSS差分データベースのバックアップ・タイプにも同じオプションを選択する必要があります。
5
[保存]をクリックして、[新規セットの作成]ダイアログ・ボックスに名前を入力し、[保存]をクリックします。
名前には英数字と英数字以外の文字を使用できますが、非ラテン語系の文字を含めることはできません。Windows®の場合は長さ制限はありませんが、40文字以内に収めることをお勧めします。

VSSバックアップ・ジョブのファイナライズと実行

最後のステップでは、[スケジュール]、[ターゲット・ストレージ]、および[詳細設定]ページの追加オプション設定、ジョブの実行、および[ジョブ ステータス]と[ログ参照]ページを使用した進捗状況の監視を行います。これらのページとオプションは、すべてのNetVault Backupプラグインに共通しています。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

1
[スケジュール][ターゲット・ストレージ]、および[詳細設定]リストを使用して、その他の必要なオプションを設定します。
2
[保存]または[保存 & 実行]の、どちらか適切な方をクリックします。
ヒント: すでに作成および保存しているジョブを実行するには、[ナビゲーション]パネルで[ジョブ定義管理]を選択し、目的のジョブを選択して、[今すぐ実行]をクリックします。
[ジョブ・ステータス]ページで進捗状況を監視したり、[ログ参照]ページでログを表示したりできます。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。
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