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NetVault Plug-in for PostgreSQL 11.1 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for PostgreSQL - はじめに プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア トラブルシューティング

libpqライブラリのインストールの検証

PostgreSQLに含まれているlibpqライブラリには、クライアント・プログラムがPostgreSQLサーバーにクエリを送信して、クエリ結果を受け取ることができるようにする、一連のライブラリ機能が含まれています。プラグインはクライアントとして動作してlibpqライブラリを使用するため、PostgreSQLがLinux、UNIX、またはWindowsにインストールされているかに関係なく、インストールにlibpqライブラリが含まれていることを確認します。ライブラリがインストールされていない場合、プラグインの使用中に[必要なライブラリが見つかりません]というメッセージが表示されることがあります。詳細に関しては、PostgreSQLのドキュメントを参照してください。

データベース・クラスタを追加する

Plug‑in for PostgreSQLの使用を開始するには、まずターゲット・データベース・クラスタをプラグインに追加します。複数のデータベース・クラスタを実行している場合は、プラグインで保護するデータベース・クラスタについてこの手順を実行します。

1
NetVault BackupサーバーのNetVault Backup WebUIの[ナビゲーション]パネルで、[バックアップ ジョブ作成]をクリックして、次に[セレクション]リストの隣りにある[新規作成]をクリックします。
3
[アクション]リストから、[データベース・クラスタを追加]を選択します。
4
[データベース・クラスタを追加]ダイアログ・ボックスで以下のパラメータを設定します。
[データベース・クラスタ名]:データベース・クラスタの名前を入力します。データベース・クラスタを識別しやすくするため、Questは実際のPostgreSQLクラスタ名を指定することをお奨めします。複数のクラスタを追加する場合は、各クラスタを識別できるよう一意の名前を使用してください。
[ポート]:このフィールドは、PostgreSQLのデフォルトの待機ポートであるポート5432に事前に設定されています。PostgreSQLがほかのポートで待機するよう設定されている場合は、このフィールドに正しいポート番号を入力します。複数のデータベース・クラスタを追加する場合は、クラスタごとに異なる待機ポートを設定してください。
[データベース・スーパーユーザー]:このフィールドは、デフォルトでスーパーユーザーpostgresに設定されています。必要に応じて、プラグインの使用に関するスーパーユーザー権限を持つ別のユーザーを入力します。
[パスワード]:上のフィールドで指定したユーザーに関連付けられているパスワードを入力します。パスワードが正しいことを確認します。クラスタがホスト接続にTRUST認証を使用し、ローカル接続にパスワード認証を使用するよう設定されている場合、パスワードが正しくないかブランクになっていると、バックアップに失敗します。この問題を防ぐには、ホスト接続およびローカル接続の両方にTRUST認証を使用するか(この場合、パスワードは不要)、または「pg_hba.conf」ファイル内で両方のアイテムに対してパスワード認証を使用します(ここでパスワードを指定)。
メモ: pg_hba.conf」ファイルにIPv4とIPv6の両方のエントリが含まれている場合、それぞれに同じ認証を設定します。たとえば、IPv4接続とIPv6接続の両方にTRUST認証を使用します。
[PostgreSQL Binディレクトリ]:PostgreSQL binディレクトリの完全なパスを入力します。たとえば、WindowsプラットフォームにPostgreSQLバージョン8.2をデフォルト・インストールした場合、このパスは「C:\Program Files\PostgreSQL\8.2\bin」になります。
[PostgreSQLライブラリ・ディレクトリまたはパス](Linux/UNIXベースのシステムのみ):「libpq.so」ファイルが保存されているディレクトリまたはこのファイル自体のフル・パスを入力します(「/usr/lib/libpq.so.5.0」など)。
[PostgreSQLデータ・ディレクトリ]:設定ファイル「postgresql.conf」、「pg_hba.conf」、および「pg_ident.conf」を含むディレクトリへの完全なパスを指定します。デフォルトで、PostgreSQLは設定ファイルをdataディレクトリに保管します。たとえば、WindowsプラットフォームにPostgreSQLバージョン8.2をデフォルト・インストールした場合、このパスは「C:\Program Files\PostgreSQL\8.2\data」になります。
[初期接続に使用されたデータベース]:プラグインの初期接続には、デフォルトでpostgresデータベースが使用されます。サーバーへの接続に別のデータベースを使用する場合は、このフィールドにデータベース名を指定します。
[データベース作成時に使用されるテンプレート・データベース]:このフィールドに指定するテンプレートは、リストア・プロセスの実行中に空のデータベースを作成するために使用されます。Questは、デフォルトのtemplate0を使用することをお勧めします。バックアップは、template0に対して相対的に実行されます。つまり、template1に追加されたすべての言語と手続きもバックアップ対象になります。カスタマイズしたtemplate1を使用している場合は、template0など空のテンプレートからデータベースを作成する必要があります。そうしないと、リストア・プロセスの実行中に、定義の重複によるエラーが発生する場合があります。
[デフォルト文字セット]:リストから、プラグインが設定されたロケールでデータベースおよびテーブルの名前を表示するために使用する文字セットのエンコードを選択します。サポートしているエンコードを以下の表に示します。互換性のないエンコードを設定すると、ツリーを表示したり、バックアップまたはリストアを実行したりできません。

BIG5

繁体中国語

EUC_CN

簡体中国語

EUC_JP

日本語

EUC_KR

韓国語

EUC_TW

繁体中国語

GB18030

簡体中国語

LATIN1

SQL_ASCII

任意

SJIS

日本語

UTF8

任意

重要: UTF8およびSQL_ASCIIエンコードは任意の言語で使用できますが、サポートされる文字はASCII文字セットに制限されます。データベース名またはテーブル名にASCII文字以外の文字が含まれる場合、ロケール固有のエンコード(たとえば、日本語の場合はEUC_JP)を設定します。詳細に関しては、http://www.postgresql.org/docs/9.2/static/multibyte.htmlを参照してください。
5
設定を保存するには、[OK]をクリックします。
無効なエントリが見つかった場合、エラー・メッセージが表示されます。このメッセージを無視するよう選択し、[保存]をクリックしてデータベースを追加することもできます。この場合、データベース・クラスタは追加されますが、以下の点に注意してください。
スーパーユーザーの名前またはパスワードを検証できない場合、以降のアクセスは拒否されます。
その他すべてのパラメータが正しく設定されていても、[PostgreSQL データ ディレクトリ]が無効の場合、データベースのバックアップは正常に完了しますが、設定ファイルのバックアップは失敗します。
その他すべてのパラメータが正しく設定されていても、[PostgreSQL Bin ディレクトリ]が無効の場合、ジョブは開始できますが、ジョブは失敗します。

無効なパラメータを修正する

パラメータが正しく設定されていない場合、エラー・メッセージが表示されます。このメッセージを無視して、情報を保存することもできます。ただし、エラーを修正するまで以降のアクセスが拒否され、バックアップ・ジョブが正常に完了しない可能性があります。

1
表示されたエラー・メッセージで[再設定]をクリックします。
2
[データベース・クラスタを追加]ダイアログ・ボックスで、無効と報告されたパラメータの正しい値を入力します。
3
パラメータを再設定するには、[OK]をクリックします。

追加されたデータベース・クラスタを再設定する

1
[ナビゲーション]パネルで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックして、次に[セレクション]リストの隣にある[新規作成]をクリックします。
3
[Plug‑in for PostgreSQL]ノードを開いて、適切なデータベース・クラスタ・ノードを選択します。
4
[アクション]リストから、[設定]を選択します。
[設定]ダイアログ・ボックスに以前のすべての設定が表示されます。必要に応じてこれらを修正することができます。
5
表示される[データベース・クラスタを設定]ダイアログ・ボックスで、必要に応じてパラメータを更新します。
データベース・クラスタ名は変更できません。
6
設定を保存するには、[OK]をクリックします。
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