NetVault Bare Metal Recovery 10.5 - Plug-ins ユーザーズ・ガイド

エラー・メッセージが表示される：「Failed to connect to client（クライアントに接続できませんでした）」というメッセージのダイアログ・ボックスが表示された場合、NetVault Bare Metal Recovery Clientにアクセスできません。多くの原因が考えられますが、最も一般的な原因は、Plug-in Offline Clientを使用したNetVault Bare Metal Recovery Clientの起動時にネットワーク・ハードウェアが正しく設定されなかったことです。Plug-in Offline Clientを使用したNetVault Bare Metal Recovery Clientの起動の手順に従い、Plug-in Offline Clientを使用して対象となるNetVault Bare Metal Recovery Clientを再起動し、使用されているネットワーク関連の値が正しいことを確認する必要があります。

ディスク・ジオメトリおよびデバイス・サイズの確認

Plug-in Live Clientでは、選択したシステムのディスク・ジオメトリおよびパーティション情報を表示することができます。Plug-in Live Clientを使用してシステムをバックアップする前に、Dellではこれらの情報をメモしておくことをお勧めします。事前にバックアップしたデータをリストアする際、この情報を考慮しないと、リストアに失敗する可能性があります。この情報を表示するダイアログ・ボックスは、以下の手順で表示します。

［ディスク・ジオメトリ］ダイアログ・ボックスへのアクセス

NetVault Backup Serverから、NetVault Backup WebUIを起動します。

［ナビゲーション］パネルで、［バックアップ・ジョブ作成］をクリックします。

［セレクション］リストの隣りにある［新規作成］をクリックします。

［NetVault Backupセレクション］ページで、Plug-in Live Clientを含むクライアントをダブルクリックして開きます。

Plug-in Live Clientをダブルクリックして開きます。

プラグインの下に表示された該当するNetVault Bare Metal Recovery Clientをダブルクリックし、そのクライアントに格納されているディスクを表示します。

ディスク・ジオメトリを確認するには、目的のディスクを選択し、［アクション］リストから［ディスク・ジオメトリ］を選択します。

［デバイス・ジオメトリ］ダイアログ・ボックスには、選択したディスクに関する、さまざまなアイテムのサイズや量が表示されます。

この情報をメモし、［OK］をクリックします。

［パーティション情報］ダイアログ・ボックスへのアクセス

前述の［ディスク・ジオメトリ］ダイアログ・ボックスへのアクセスのStep 1～Step 6に従います。

ディスクが表示されている状態で、目的のディスクをダブルクリックして開きます。

目的のパーティションを選択し、［アクション］リストから［パーティション情報］を選択します。

［パーティション情報］ダイアログ・ボックスには、選択したパーティションに関するさまざまな情報アイテムが表示されます。このとき、「Yes」または「No」など、選択したパーティションからの起動が可能かどうかが示されます。

この情報をメモし、［OK］をクリックします。

Windows Server® 2008を使用したデータのオンライン・バックアップ

前のセクションで説明したように、Plug-in Live Clientは、システム全体のバックアップとシステムに含まれる個別のパーティションのバックアップを、オンラインでアクティブの状態のまま実行することができます。

以下のセクションでは、Plug-in Live Clientを使用してバックアップを正しく実行する手順について説明します。

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バックアップ・ジョブを作成して、DRイメージを作成するには、セット（バックアップ・セレクション・セット、バックアップ・オプション・セット、スケジュール・セット、ターゲット・セット、および詳細設定セット）を使用する必要があります。詳細は、『Dell NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

バックアップ・セレクション・セットを作成するには：

NetVault Backup Serverで稼働しているNetVault Backup WebUIの［ナビゲーション］パネルで、［バックアップ・ジョブ作成］をクリックします。

［ガイド付き設定］リンクからウィザードを開始することもできます。［ナビゲーション］パネルで、［ガイド付き設定］をクリックします。［NetVault設定ウィザード］ページで、［バックアップ・ジョブ作成］をクリックします。

［ジョブ名］に、ジョブの名前を指定します。

ジョブの進捗状況の監視やデータのリストア時にジョブを識別しやすくするため、分かりやすい名前を割り当てます。ジョブ名には英数字と英数字以外の文字を使用できますが、英語以外の文字を含めることはできません。Windows®の場合、長さ制限はありません。ただし、すべてのプラットフォームで、40文字以内にすることをお勧めします。

［セレクション］リストの隣りにある［新規作成］をクリックします。

DRバックアップのターゲットとして機能するNetVault Backup Client（つまり、Plug-in Live Client for Windowsのインストールを含むマシン）をダブルクリックして、開きます。

インストールされたプラグインのリストで、バックアップするクライアントをダブルクリックします（たとえば、Plug-in Live Clientがインストールされているクライアント・マシン）。

Plug-in Live Clientをダブルクリックして開きます。クライアント・システム上のハード・ディスクが表示されます。

以下のいずれかを選択します。

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ディスク全体をバックアップするように選択するには、ディスク・タイトル左のボックスをクリックします。

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特定のアイテムを選択するには、ディスクをダブルクリックして開きます。各パーティションが表示され、選択できる状態になります。各パーティションについて、パーティション番号、割り当てられているドライブ（「C:」、「D:」など）、ファイル・システム（NTFS、HPFSなど）などの情報が表示されます。次にバックアップするアイテムを選択します。選択したアイテムには緑色のチェック・マーク、選択解除したアイテムには空白、除外アイテムには赤の×がそれぞれ表示されます。

［保存］をクリックし、［新規セットの作成］ダイアログ・ボックスに任意の名前を入力して、［保存］をクリックします。

名前には英数字と英数字以外の文字を使用できますが、英語以外の文字を含めることはできません。Windows®の場合は長さ制限はありませんが、40文字以内に収めることをお勧めします。

バックアップ・オプションの設定

次の手順には、バックアップ・オプション・セットの作成が含まれています。

バックアップ・オプション・セットを作成するには：

Windows Server 2008以降を使用しており、パーティション上で使用中のブロックのみをバックアップしたくない場合は、［プラグイン・オプション］リストの横にある［新規作成］をクリックします。

［NTFSパーティションの使用ブロックのみをバックアップ］オプションを選択解除します。

このオプションにより、パーティションの使用ブロックのみをバックアップすることができ、これによりかなりの時間とスペースが節約できます。たとえば、「C:」ドライブのサイズが10GBのマシンで、6GBが使用されている場合、このオプションを選択すると、実際に使用されているこの6GBのみがバックアップされます。［NTFSパーティションの使用ブロックのみをバックアップ］オプションは、デフォルトで選択されています。このオプションを選択しない場合、バックアップ・データとNTFSボリュームのサイズに誤差（4K程度）がバイナリ・ログに記録される場合がありますが、これは意図的なものであり、リストアに影響することはありません。

［保存］をクリックして、セットを保存します。

［新規セットの作成］ダイアログ・ボックスで、セットの名前を指定して、［保存］をクリックします。

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