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SharePlex 11.4 - リファレンス・ガイド

このガイドについて このガイドで使用される表記規則 Oracle用SharePlexコマンド SharePlexパラメーター PostgreSQL用SharePlexコマンド PostgreSQL用SharePlexパラメーター 一般SharePlexユーティリティ Oracleクラウドインフラストラクチャ SharePlex環境変数

show import

Importプロセスに関する統計情報を表示するには、show importコマンドを使用します。このコマンドは、ローカルマシン上のすべてのImportプロセスがソースシステムから受信したメッセージ数のレコードを保持します。Importが停止し、再び開始されるたびに、メッセージのカウントがやり直されます。

注意: 通常の場合、メッセージはほぼSQL操作に対応しますが、LONG列やLOB列に対する1つの操作に対して複数のメッセージが存在することもあります。また、配列挿入の多数の操作に対して1つのレコードしか存在しないこともあります。また、メッセージはSharePlexの内部操作に対応する場合もあります。

用途

サポート対象のソース: Oracle
サポート対象のターゲット: すべて
認証レベル: ビューアー3
発行対象: ソースシステム
関連コマンド: show capture、show export、show post、show read

構文

基本コマンド コマンドオプション リモートオプション
show import

[queue queuename]

[ on host |

on host:portnumber |

on login/password@host |

on login/password@host:portnumber ]

構文の説明
コンポーネント

説明

queue queuename 出力を特定の名前のimportキューに制限します。
リモートオプション

これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。

オプション 説明
on host

リモートシステム現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA

on host:portnumber

リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304

on login/password@host

リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA

on login/password@host:portnumber

リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304

show log

show logコマンドを使用すると、オペレーティングシステムから直接ログファイルを開くのではなく、sp_ctrlインターフェイスを通して、SharePlexイベントログまたはユーザ発行コマンドを表示することができます。このコマンドは、サイズが2 MB未満のログに使用することができます。それ以外の場合は、ファイルシステムから直接ログを表示します。オプションなしで使用されるデフォルトのコマンドは、イベントログから60行を1ページあたり15行で画面に表示します。最も古いエントリから開始されます。

  • 現在のshow logのデフォルトパラメーターを表示するには、view logのオプションコマンドを使用します。
  • デフォルトを変更するには、set logコマンドを使用します。

set logのデフォルトをオーバーライドするには、以下のようにオプションの構文を使用できます。

  • エントリの順序の設定
  • ログから抽出された行の数
  • 画面上の行数
  • キーワードによるエントリの絞り込み
  • 完全なイベントログではなく、ユーザが発行したコマンドの表示

用途

サポート対象のソース: Oracle
サポート対象のターゲット: すべて
認証レベル: ビューアー3
発行対象: ソースまたはターゲットシステム
関連コマンド: set log、view log options

構文

基本コマンド コマンドオプション リモートオプション
show log

[event | command | trace | post for datadest | capture for datasource| read for datasource]

[maxlines=number]

[lpp=number]

[reverse]

[forward]

[filter=keyword]

[ on host |

on host:portnumber |

on login/password@host |

on login/password@host:portnumber ]

構文の説明

注意: このコマンドでdatasourcedatadestqueuenameの値を取得するには、lstatusコマンドを使用して、出力のQueuesセクションを表示します。

コンポーネント 説明
event

イベントログを表示するには、このオプションを使用します。このオプションを使用する場合、構文では他のどのオプションよりも前に記述しなければなりません。[command]オプションとは併用できません。

:

sp_ctrl(sysA)> show log event

command

ユーザが発行したコマンドを表示するには、このオプションを使用します。このオプションを使用する場合、構文では他のどのオプションよりも前に記述しなければなりません。[event]オプションとは併用できません。

:

sp_ctrl(sysA)> show log command

post for datadest queue queuename

Postログを表示するには、このオプションを使用します。このオプションでは、データ送信先とキュー名を指定する必要があります。

:

sp_ctrl(sysA)> show log post for mydbqueue q1

capture for datasource

Captureログを表示するには、このオプションを使用します。このオプションではデータソースを指定する必要があります。

:

sp_ctrl(sysA)> show log capture for o.mySID

read for datasource

Readログを表示するには、このオプションを使用します。このオプションではデータソースを指定する必要があります。

:

sp_ctrl(sysA)> show log read for o.mySID

maxlines=number

このオプションを使用して、ログから抽出する最大行数を指定します。このオプションがない場合、show logのデフォルトは60行またはset logコマンドで設定された値になります。

:

sp_ctrl(sysA)> show log maxlines=50

lpp=number

このオプションを使用して、モニター画面に合わせて出力をカスタマイズします。画面に表示する行数を指定します。このオプションがない場合、show logのデフォルトは15行またはset logコマンドで設定された値になります。

:

sp_ctrl(sysA)> show log lpp=34

reverse

このオプションを使用すると、最新のエントリから順番に表示されます。このオプションがない場合、show logはデフォルトで順方向になるか、set logコマンドで設定された値になります。

:

sp_ctrl(sysA)> show log reverse

forward

このオプションを使用すると、最も古いエントリから順番に表示されます。このオプションがない場合、show logはデフォルトで順方向になるか、set logコマンドで設定された値になります。

:

sp_ctrl(sysA)> show log forward

filter=keyword

キーワードに基づいてログエントリをフィルタするには、このオプションを使用します。このオプションを使うには次の2つの方法があります。

  • キーワードを含む行のみを表示するには、filter=keywordと入力します
  • キーワードを含む行を除外するには、filter=!keywordのように、キーワードの前に感嘆符!を入力します。

    キーワードに空白を含めることはできません。

:

sp_ctrl(sysA)> show log filter=compare

前述の例では、Eventログからcompare関連のメッセージのみを抽出しています。

Notice 08-07-08 22:47:21.906001 96492 1 User command: qarun remove log all (from irvqasu21.quest.com)

sp_ctrl(sysA)> show log filter=!Notice

前述の例では、EventログからすべてのNoticeエントリを除外しますが、他のすべてのタイプのエントリが表示されます。

Info 08-07-08 22:47:19.642379 96490 1 Command server launched, pid = 96490 (connecting from irvqasu21.quest.com)

Info 08-07-08 22:47:20.825598 96492 1 Command server launched, pid = 96492 (connecting from irvqasu21.quest.com)

Info 08-07-08 22:47:22.334040 23710 1 Command server launched, pid = 23710 (connecting from irvqasl03.quest.com)

Info 08-07-08 22:47:23.969925 125996 1 Compare server launched, pid = 125996

Info 08-07-08 22:47:24.632481 125996 1 Compare server completed

リモートオプション

これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。

オプション 説明
on host

リモートシステム現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA

on host:portnumber

リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304

on login/password@host

リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA

on login/password@host:portnumber

リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304

show post

Postプロセスの統計情報を表示するには、show postコマンドを使用します。

基本的なshow postコマンド

基本的なshow postコマンドは、Postプロセスの全セッションのグローバル統計情報を表示します。Postプロセスのステータスと、そのプロセスが開始されてからポストされたメッセージの数が表示されます。特定のpostキューまたはデータソースの出力をフィルタリングするには複数のレプリケート対象データストリームがある場合に便利queuequeuenameまたはfordatasourcedatadestオプションを使用します。

詳細なshow postコマンド

Postプロセスの詳細な統計情報を表示するには、show postコマンドにdetailオプションを指定します。このオプションは、処理された最新のSQLステートメントと、Postのパフォーマンスを評価し、チューニングパラメーターを調整する必要があるかどうかを決定し、問題やボトルネックを検出するのに役立つその他の統計情報を表示します。

以下では、show postで表示される詳細な統計情報の例について説明します。これらの統計情報は、ソースとターゲットのタイプによって若干異なります。

統計情報 説明
Hostホスト ローカルマシンの名前ターゲットシステム
Sourceソース Postが処理するデータのソース。
Queueキュー このPostプロセスのpostキュー。デフォルトのpostキューの場合は、ソースシステムの名前です。名前付きキューの場合は、ユーザ定義名です。
Targetターゲット このPostプロセスのターゲットの名前。例えば、OracleインスタンスまたはOpen Targetデータベースの名前です。
Statusステータス

Postプロセスのステータス実行中または停止中。可能なステータスは以下の通りです。

  • 実行中
  • 停止中
  • ユーザが停止
  • フラッシュにより停止
  • エラーにより停止

Operations postedポストされた操作数

Operations processed処理された操作数

このPostプロセスが開始後に処理したトランザクション操作とSharePlex内部操作の数。
Since開始時刻 Postが開始された時刻
Total合計 キュー内のまだ読み取り-リリースされていないメッセージの数。この数字は、qstatusを実行して返された「メッセージ数」に相当します。
Backlogバックログ Postが処理するのをキューで待機しているメッセージの数。

Last operation postedポストされた最後の操作

Postがアクティブな場合はターゲットにポストされている最新の操作、非アクティブな場合は最後にポストされた操作の識別情報。この情報は、データを生成したデータストアのタイプに固有です。操作の内容は以下の通りです。

  • INSERT
  • UPDATE
  • DELETE
  • TRUNCATE
  • COMMIT
  • DDLステートメント
  • INSERT_MULTIPLEまたはDELETE_MULTIPLE配列操作
  • SharePlex内部操作。

Last transaction postedポストされた最後のトランザクション

Last transaction processed処理された最後のトランザクション

最後にポストされたトランザクションの識別情報。この情報は、データを生成したデータストアのタイプに固有です。
Last file switch最新ファイルスイッチ ターゲットがファイルに出力される場合に表示されます。アクティブファイルが新しいファイルに切り替わった後のレコードのレコード識別子を表示します。
Post statePostの状態

実行対象のレプリケーション作業に関連するPostプロセスの状態。以下のいずれかが該当します。

  • Waiting待機中: Postはメッセージが処理されるまで待機しています。
  • Activeアクティブ: Postは変更をデータベースにポストしています。
  • Committedコミット済み: Postはトランザクションをコミットしています。
  • Idleアイドル: Postには処理する未決済トランザクションがありません。
  • Rollbackロールバック: Postはロールバックを処理中です。
  • Recoveryリカバリ: Postはクラッシュリカバリモードになっています。
Activation IDアクティベーションID 現在の設定のアクティベーションID。

Number of messages read released読み取り-リリースされたメッセージの数

Oracleターゲットの場合に表示されます。ポストされた操作の数と、実際にキューから削除された操作の数の差を示します。このフィールドは、Postが停滞しているときに主にテクニカル・サポート・スタッフが使用します。
Number of threadsスレッドの数 Oracleターゲットの場合に表示されます。メインスレッドとタイムキーパースレッドを含む、マルチスレッドPost内の処理スレッド数を示します。

Number of Oracle connectionsOracle接続の数

Oracleターゲットの場合に表示されます。マルチスレッドPostが開いている接続の数を表示します。
Concurrency (Active sessions)同時実行アクティブセッション Oracleターゲットの場合に表示されます。マルチスレッドPostが処理している同時トランザクションの数を示します。
Peak number of sessionsセッションのピーク数 Oracleターゲットの場合に表示されます。マルチスレッドPostが開始されてから処理した同時トランザクション数の最高値を示します。

Operations postedポストされた操作数

Operations processed処理された操作数

COMMITを受け取ったかどうかにかかわらず、Postがターゲットに適用したSQL操作の数。

Transactions postedポストされたトランザクション数

Transactions processed処理されたトランザクション数

開始以後にPostがターゲットに適用したコミット済みトランザクションの数。
Full rollbacksフルロールバック数 Oracleターゲットの場合に表示されます。Postで処理されたロールバックトランザクションの数を示します。
Full rollback operations postedポストされたフルロールバック操作数 Oracleターゲットの場合に表示されます。トランザクションがロールバックされる前にPostが適用した操作の数を表示します。Postは、キュー内の操作の適用を開始するためにコミットを待機しません
Full rollback operations skippedスキップされたフルロールバック操作数 Oracleターゲットの場合に表示されます。トランザクションがロールバックされたことが早期に通知されたため、Postがスキップした操作の数を示します。
Transactions <= 22以下のトランザクション数 Oracleターゲットの場合に表示されます。2つ以下の操作を含むトランザクションの数を示します。
Transactions > 1000010000を超えるトランザクション数 Oracleターゲットの場合に表示されます。10,000を超える操作を含むトランザクションの数を示します。
Largest transaction最大トランザクション Oracleターゲットの場合に表示されます。処理された最大トランザクションのサイズを示します。
Insert operationsINSERT操作数 Postが開始後に処理したINSERT操作の数。
Update operationsUPDATE操作数 Postが開始後に処理したUPDATE操作の数。
Delete operationsDELETE操作数 Postが開始後に処理したDELETE操作の数。
Insert batch operations / averageINSERT_BATCH操作数/平均
  • Oracleターゲットの場合に表示されます。処理されたINSERT_BATCH操作の数/1つのINSERT_BATCHステートメント内のINSERT操作の平均数を示します。
  • Delete batch operations / averageELETE_BATCH操作数/平均 Oracleターゲットの場合に表示されます。処理されたDELETE_BATCHステートメントの数/1つのDELETE_BATCHステートメント内のDELETE操作の平均数を示します。
    Other operationsその他の操作数 Oracleターゲットの場合に表示されます。Postが開始後に処理した、INSERT、UPDATE、DELETE以外の操作の数を示します。
    LOB changesLOB変更数 Oracleターゲットの場合に表示されます。LOB変更操作の回数を示します。
    Key cache hit countキー・キャッシュ・ヒット数 Oracleターゲットの場合に表示されます。UPDATEステートメントを生成するためにPostプロセスで使用されたSharePlex内部キーキャッシュの回数を示します。SharePlexは 、キーキャッシュを使用してデータをターゲットインスタンスに迅速にポストします。
    SQL cache hit countSQLキャッシュヒット数 Oracleターゲットの場合に表示されます。これは、解析とバインディングを行わずに実行されたメッセージの総数を、INSERT、UPDATE、およびDELETE操作の総数で割った比率を示しています。SharePlexのSQL Cache機能の詳細については、『SharePlex管理ガイド』を参照してください。
    File switchesファイルスイッチ数 ターゲットがファイルに出力される場合に表示されます。Postによって実行されたファイルスイッチの総数を示します。

    用途

    サポート対象のソース: Oracle
    サポート対象のターゲット: すべて
    認証レベル: ビューアー3
    発行対象: ターゲットシステム
    関連コマンド: show capture、show read、show export、show import

    構文

    基本コマンド コマンドオプション リモートオプション
    show post

    [detail]

    [queue queuename]

    [for datasource-datadest]

    [sessions]

    [session=n]

    [ on host |

    on host:portnumber |

    on login/password@host |

    on login/password@host:portnumber ]

    構文の説明
    コンポーネント 説明
    show post
  • Postプロセスの状態と処理された操作の概要を表示します。
  • detail

    このオプションはPostプロセスの詳細な統計情報を表示します。

    :

    sp_ctrl(sysB)> show post detail

    queue queuename

    このオプションはshow postの表示を特定のpostキューに対してフィルタリングします。

    • queueは構文の必須部分です。
    • queuenameはPost統計情報を表示したいpostキューです。有効な値:

      • デフォルトキューを使用する場合のソースシステムの名前。
      • 名前付きキューを使用している場合は、ユーザ定義のキュー名。

    キュー名が不明な場合は、qstatusコマンドを実行します。キュー名はすべてのプラットフォームで大文字と小文字が区別されます。

    このオプションは、他のオプションと共に任意の順序で表示できます。

    :

    sp_ctrl(sysB)> show post queue sysA

    for datasource-datadest

    このオプションはshow postの表示を特定のデータストリームに対してフィルタリングします。

    • forは構文の必須部分です。
    • datasourceo.SIDと表します。ここで、SIDはORACLE_SIDです。
    • datadestは、ターゲットによって以下のいずれかで表されます。

      o.ORACLE_SID

      r.database_name

      x.kafka

      x.jms

      x.file

    このオプションは、他のオプションと共に任意の順序で表示できます。

    :

    sp_ctrl(sysB)> show post for o.oraA-r.ssB

    sessions

    Oracleターゲットの場合、このオプションはPostプロセスによって生成されたすべてのスレッドの統計情報を表示します。

    シングルスレッドであるOpenターゲットの場合、このオプションを使用すると、そのスレッドの詳細を表示できます。

    このオプションは、他のオプションと共に任意の順序で表示できます。

    :

    sp_ctrl(sysB)> show post sessions queue queuename

    session=n

    Oracleのみこのオプションは、show post sessions出力に表示される統計情報に加え、スレッドの状態、スレッドで処理待ちのメッセージ数、およびトランザクション全体の状態に関する追加の詳細を表示します。

    session=は構文の必須部分です。

    nは、show post sessionsコマンドで表示されるセッション番号です。コンポーネント間にスペースを空けないでください。

    このオプションは、他の任意のオプションと共に任意の順序で表示できます。

    :

    sp_ctrl(sysB)> show post session=1234 queue queuename

    リモートオプション

    これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。

    オプション 説明
    on host

    リモートシステム現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

    例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA

    on host:portnumber

    リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

    例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304

    on login/password@host

    リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

    例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA

    on login/password@host:portnumber

    リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

    例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304

    show read

    Readプロセスに関する統計情報を表示するには、show readコマンドを使用します。

    基本コマンド

    基本的なshow readコマンドは、データソース、プロセスが実行中か停止中、その他の基本情報など、プロセスの概要を示します。

    詳細な統計情報

    Readプロセスの詳細な統計情報を表示するには、show readコマンドに[detail]オプションを指定します。このオプションは、プロセスのパフォーマンスを評価し、チューニングパラメーターを調整する必要があるかどうかを決定し、問題やボトルネックを検出するのに役立つ詳細な統計情報を表示します。

    Oracle Read用の詳細な統計情報
    統計情報 説明
    Hostホスト ローカルマシンの名前ソースシステム
    Sourceソース ソースOracleインスタンスの名前。
    Statusステータス

    Readプロセスのステータス実行中または停止中

    Operations forwarded転送された操作数 ReadがExportキューに送信した操作の数。
    Since開始時刻 Readが開始された時刻。
    Total合計 captureキュー内のまだ読み取り-リリースされていないメッセージの数。この数字は、qstatusを実行して返された「メッセージ数」に相当します。
    Backlogバックログ Readによって処理されるのをcaptureキュー内で待機しているメッセージの数。
    最後に転送された操作 Readがexportキューに送信した直近の操作、またはReadが非アクティブの場合は最後に送信した操作に関する情報を示します。操作は、DMLまたはDDL操作、あるいは内部SharePlex操作に関連するデータです 。
    Read stateReadの状態

    プロセスが実行するレプリケーション作業に関連したプロセスの状態: 以下のいずれかになります。

    • IDLEアイドル: Readは、captureキューから次のレコードバッチを収集して処理するのを待機しています。Readのアイドル時間が長すぎる場合は、Captureの実行が遅れているか、captureキューに新しいデータがないためにアイドル状態になっている可能性があります。そうではなく、Readプロセスのレイテンシを短縮したい場合は、SP_ORD_DELAY_RECORDSパラメーターを調整することで、Readがより速くレコードを収集して処理できるようになります。
    • PASS1パス1: Readはデータを処理し、ルーティングのためにパッケージ化する最初のフェーズにあります。
    • PASS2パス2: Readは処理の2番目のフェーズにあります。

    Read StateReadの状態フィールドは、Readが操作の処理に時間がかかりすぎているように見える場合に役立ちます。

    Activation IDアクティベーションID 設定のアクティベーションの内部識別番号です。関連するプロセスとキューを識別します。
    Operations forwarded転送された操作数 Readが開始後にexportキューに送信したトランザクション操作と内部SharePlex操作の数。
    Transactions forwarded転送されたトランザクション数 Readが開始後にexportキューに送信したコミット済みトランザクションの数。この値と、転送された操作数の値をcompareすることで、トランザクションが小さい傾向にあるのか、大きい傾向にあるのかがわかります。その情報を使って、なぜReadが遅れているように見えるのか、なぜキューが空にならないのかCOMMITのない大きなトランザクションを判断することができます。
    Full rollbacksフルロールバック数 Readで処理されたロールバックトランザクションの数を示します。
    Full rollback operations skippedスキップされたフルロールバック操作数 トランザクションがロールバックされたため、Readがexportキューに転送しない操作の数。
    Cursor cache hit countカーソル・キャッシュ・ヒット数 Readがキャッシュされたカーソルを使用した回数。
    Cursor cache miss countカーソル・キャッシュ・ミス数 Readがキャッシュされたカーソルを使用できなかった回数。
    Number of open cursorsオープンカーソルの数 必要に応じてOracleにアクセスするためにReadが予約しているオープンカーソルの数。
    Number of active batchesアクティブバッチの数 バッチトランザクションとして処理されている、現在アクティブなトランザクションの数。有効にすると、Readはバッチ操作を結合し、より迅速にポストできるようになります。
    Batch message totalバッチメッセージ合計 Readプロセスがバッチ操作に結合する操作の数。

    用途

    サポート対象のソース: Oracle
    サポート対象のターゲット: すべて
    認証レベル: ビューアー3
    発行対象: ソースシステム
    関連コマンド: show capture、show export、show import、show post

    構文

    基本コマンド コマンドオプション リモートオプション
    show read

    [detail] [for datasource]

    [ on host |

    on host:portnumber |

    on login/password@host |

    on login/password@host:portnumber ]

    構文の説明
    コンポーネント 説明
    show read
  • Readプロセスの状態と処理された操作の概要を表示します。
  • detail

    このオプションは、Readプロセスの詳細な統計情報を表示します。

    :

    sp_ctrl(sysA)> show read detail

    for datasource

    このオプションは、特定のデータソースのRead統計情報のみを表示します。

    datasourceo.SIDと表します。ここで、SIDはORACLE_SIDです。

    :

    sp_ctrl(sysA)> show read for o.oraA

    リモートオプション

    これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。

    オプション 説明
    on host

    リモートシステム現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

    例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA

    on host:portnumber

    リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

    例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304

    on login/password@host

    リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

    例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA

    on login/password@host:portnumber

    リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

    例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304

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