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NetVault Plug-in for Oracle 7.1 - ユーザーズ・ガイド

Dell™ NetVault™ Backup Plug‑in for Oracle® - はじめに バックアップ計画の策定 プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ Oracleフラッシュバック・データベースの使用 データのリストア
データのリストアとリカバリ - 概要 ユーザ管理リストアの実行 その他のユーザ管理リストア手順 RMANリストアの実行 非RAC環境で使用可能なRMANリカバリ・タイプ RMANを使用したその他のリストア手順
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RAC環境におけるOracle SIDとホーム・ディレクトリの特定

マルチ・インスタンスのRAC環境で、srvctl config databaseコマンドを使用してローカルSIDとOracleホームを特定することができます。
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<データベース名>で示されている、現在本プラグインに追加されているデータベースで以下のコマンドを実行します。
srvctl config database -d <データベース名>
<ノード> <ローカルOracle SID> <ローカracleホーム>
以下の例では、「faro」ノードにPlug‑in for Oracleがインストールされ、Oracle SIDが「10rac3」およびローカルOracleホームが「/home/o10g/db」であることが示されています。

本プラグインへのデータベース追加

[Oracle SID] - ターゲットRACデータベースのローカルSIDを入力します。ローカルSIDとは、本プラグインがインストールされているノード上のターゲットRACデータベース用インスタンス名です。
[パラメータ・ファイル・パス] - マルチ・インスタンスRAC環境では、初期化パラメータの動的管理方法として、本プラグインにSPFILEを使用する必要があります。SPFILEは、ASMの共有ストレージに格納する必要があります。SPFILEは制御ファイルの自動バックアップに含まれるため、RAC環境でこのフィールドはブランクのままにしておきます。
[制御ファイルの自動バックアップを使用する] - RAC環境では制御ファイルの自動バックアップが必須のため、このオプションを選択します。
詳しくは、プラグインの設定を参照してください。

データのバックアップ

パラメータ・ファイル・ノードは[NetVault Backup選択]ページでは選択できません。
RAC環境で、NetVault Backupクライアント・ソフトウェアをその他のノードにインストールします。インストール処理中は、NetVault Backupクライアント・ソフトウェアがインストールされた元のノードのインストールに使用したNetVaultマシン名と同じ名前を使用することに注意します。つまり、元のノードのインストール中に指定したNetVaultマシン名がPROD_RACだった場合、他のノードのNetVaultマシン名としてPROD_RACを使用する必要があります。
IMPORTANT: 本プラグインを再配置した環境で使用し続ける場合や、45日以上使用し続ける場合は、https://support.quest.com/licensing-assistanceにアクセスして再配置用のRACデータベース対応Plug‑in for Oracleライセンス・キーを取得してください。
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本プラグインを他のノードにインストールしたら、[オラクル・データベースを編集する]ダイアログで[Oracle SID]フィールドを更新します。

RAC環境におけるデータのリストア

RMANリストア時のリストア対象データの選択フェーズで、プラグインが動作しているインスタンスのOracle SIDと等しいOracle SIDを持つノードから、バックアップ・セットを選択することがあります。また、前回バックアップが実行されたその他のRACノードのOracle SIDからバックアップ・セットを選択する必要があります。ノード障害後のリストア実行については、ノード障害後のリストアの実行を参照してください。
リストア・オプションの設定フェーズ中にターゲット・データベースの認証が必要な場合、リストアを実行中のプラグインが配置されているローカルのOracleインスタンスに対して利用可能な値にターゲット・データベースの認証詳細を設定する必要があります。詳しくは、格納先の詳細を参照してください。
IMPORTANT: プラグインが他のノードにリロケートされマルチ・インスタンスからバックアップが実行された場合、[セレクション・セット作成]ページでデータを選択するときに、現在のOracleSIDを使用します。
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ローカル・インスタンスにORACLE_SID環境変数を設定します。
export ORACLE_SID = <ローカルSID>
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SQL*Plusを起動してローカル・インスタンスに管理者権限で接続します。
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NOMOUNTオプションを付けてローカル・インスタンスを起動します。
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ローカル・インスタンス用にCLUSTER_DATABASE初期化パラメータを無効にします。
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SQL*Plusを終了します。
> srvctl STOP DATABASE -d <データベース名> -o abort
>srvctl STATUS DATABASE -d <データベース名>
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SQL*Plusを起動してローカル・インスタンスに管理者権限で接続します。
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SQL*Plusで、MOUNTオプションを付けてローカル・インスタンスを起動します。
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[リストア・ジョブ作成 セーブセットの選択]ページで、すべてのテーブルスペースを含む利用可能な最新のバックアップを選択して、[次へ]をクリックします。
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[セレクション・セット作成]ページで、[データベース全体]ノードを選択して、[プラグイン・オプションの編集]をクリックします。
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[リストアオプション]タブをクリックし、利用可能なオプションを選択します。
読み取り専用データファイルをリストアおよびリカバリ・プロセスに含めるには、[読み取り専用データファイルを確認して、必要に応じてリストアします]および[読み取り専用データファイルを確認して、カレントでない場合は、リカバリします]を選択します。読み取り専用ファイルは、完全リカバリに必要な場合のみ含められます。これらのファイルが損傷していない場合は、RMANによって除外されます。
リストアされたアーカイブ・ログのうちOracleが不要と見なしたものを削除するには、[不必要なリストア済みアーカイブログを削除する]を選択します。
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データベースに対してリカバリを実行、つまりデータベースを最新の状態または特定時点まで再構築するには、[リカバリを実行する]タブで以下のいずれかのオプションを選択します。
[完全なリカバリーを実行する] - データベースを最新状態(つまりアーカイブおよびオンラインREDOログで使用可能な)最後にコミットされたトランザクションまでリカバリします。
[データベース・ポイント・イン・タイム・リカバリを実行する] - 特定時点(つまり特定の時刻、ログのシーケンス・ナンバー、またはSCN)にデータベースをリカバリします。
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[リカバリ・カタログ]タブで、[カタログの使用]オプションを選択してリカバリ・カタログの接続詳細を指定します。
18
[クライアント指定][スケジュール][詳細設定]の各タブに入力し、ジョブを開始します。
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SQL*Plusを起動してローカル・インスタンスに管理者権限で接続します。
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ローカル・インスタンス用にCLUSTER_DATABASE初期化パラメータを有効化します。
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SQL*Plusを終了します。
>srvctl START DATABASE -d <データベース名>
>srvctl START SERVICE -d <データベース名>
>srvctl STATUS DATABASE -d <データベース名>
IMPORTANT: データベース全体のリストアを完了したら、[NetVault Backup選択]ページでデータベース全体を選択し、フルまたはLevel 0増分バックアップの実行をDellは強くお勧めします。
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