Plug‑in for Oracleをクラスタ環境にインストールするには、以下の前提条件を満たす必要があります。
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重要: フェイルオーバー・クラスタリング機能のサポートは、Oracleフェイルオーバー・クラスタリング機能を使用するWindows Server®上でテストされ、データベースのデータ・ファイルおよびログを含む共有ストレージとOracle(v6.5)2ノード・クラスタ構成を採用します。クラスタリング機能を異なる構成で使用する場合、実際の運用環境に配置する前に、バックアップおよびリストアをテストします。 |
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NetVault Backupサーバー・マシンを別に用意する:NetVault Backupサーバーとして使用するマシンが適切に設定されている必要があります。このマシンは、Oracleサーバー・クラスタの外部に設置し、クラスタ内のノード(ホスト)へのネットワーク接続を行う必要があります。 |
クラスタ環境へのプラグインのインストールは、従来のインストール方法とは異なっています。このプロセスは、NetVault Backupサーバーに仮想クライアントを作成することで完成します。仮想クライアントとは、クラスタ内のノードのグループで、NetVault Backupサーバーからは、1つのクライアントとして認識されます。仮想クライアントは、1つのクラスタ・サービスをバックアップする場合に作成します。
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仮想クライアントに名前を付ける: Questは、NetVault Backup仮想クライアント名として、Oracle®データベースに割り当てられた仮想サーバーのネットワーク名を使用することをお勧めします。Oracleデータベースまたはクラスタ環境に関連する名前を設定しておけば、簡単に名前を使用することもできますNetVault Backup仮想クライアントが作成されたOracleデータベースをより簡単に識別することができます。 |
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関連するクラスタ・ノードのみを仮想クライアントに追加する: 仮想クライアントの作成時に含めるホストを、バックアップおよびリストア対象のOracleデータベース・サーバーに関連するクラスタ内のノードに限定します。 |
仮想クライアントの作成後、プラグインはすべての指定クラスタ・ノードに転送され、ローカルにインストールされます。インストールされたPlug‑in for Oracleを仮想クライアントから使用して、共有データをバックアップ/リストアできます。バックアップおよびリストアできるのは、クラスタ内で共有設定したデータのみです。
Plug‑in for Oracleをクラスタ環境で使用する場合のもう1つの違いとして、使用ライセンスがあります。本プラグインは、共有データのバックアップおよびリストアのみをサポートしています。このため、Oracle®データベース・サーバー・フェイルオーバー・クラスタ環境で必要な仮想クライアントのクラスタ・アプリケーション・ライセンスは1つのみです。
ライセンス・キーの入手などの手続きについて詳しくは、『Quest NetVault Backupインストレーション・ガイド』を参照してください。
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