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NetVault Plug-in for SQL Server 11.4.5 - ユーザー・ガイド

Quest® NetVault® Backup Plug-in  for SQL Server® - はじめに SQL Serverシステム構築計画 プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ
バックアップ戦略の策定 圧縮機能の確認 オンラインVDIのバックアップの実行 SQL Server®でVSSバックアップを実行する AlwaysOn可用性グループのVDIによるフル・バックアップの作成例
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オンラインVDIのバックアップの実行

Plug‑in for SQL Serverを使用してオンラインVDIのバックアップを実行するには、以下のトピックで説明する手順に従います。

オンラインVDIのバックアップ対象データの選択

バックアップ・ジョブを作成するには、セット(バックアップ・セレクション・セット、バックアップ・オプション・セット、スケジュール・セット、ターゲット・セット、および詳細設定セット)を使用する必要があります。

バックアップ・セレクション・セットは、増分および差分バックアップに必要です。フル・バックアップを実行中にバックアップ・セレクション・セットを作成してから、フル、増分、差分バックアップに使用します。増分または差分バックアップにセレクション・セットが使用されていない場合、バックアップ・ジョブがエラーをレポートします。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

ヒント: 既存のセットを使用するには、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックして、[選択]リストからセットを選択します。
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[ナビゲーション]パネルで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。
[ガイド付き設定]リンクからウィザードを開始することもできます。[ナビゲーション]パネルで、[ガイド付き設定]をクリックします。[NetVault設定ウィザード]ページで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。
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[ジョブ名]に、ジョブの名前を指定します。
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[選択]リストの隣にある、[新規作成]をクリックします。
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プラグインのリストから[Plug‑in for SQL Serverを開いて、次に個別のインスタンスを表示するために、[すべてのインスタンス]ノードを開きます。
重要: 仮想クライアントで使用するように設定したデータをバックアップする場合は、バックアップ対象にするSQL Server®仮想サーバー、またはそれに含まれるアイテムを選択します。同じクラスタ内の複数のSQL Server仮想サーバーを使用している場合は、データをバックアップする正しいSQL Server仮想サーバーを選択します。このページに表示されるインスタンス名は、インストールで仮想クライアントとして設定したSQL Server仮想サーバーです。

ノードの1つからではなく、必ず、仮想クライアントを使用してプロセスを実行してください。ノードを開くか、展開して階層をドリル・ダウンしていくと、ローカルとして識別され、選択できない状態のSQL Serverインスタンスが表示されます。ログ情報を管理する目的で、システムがこのインスタンスを使用している可能性があるため、このレベルではいかなる処理も実行しないでください。
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[保存]をクリックして、[新規セットの作成]ダイアログ・ボックスに名前を入力し、[保存]をクリックします。
名前には英数字と英数字以外の文字を使用できますが、非ラテン語系の文字を含めることはできません。Linux®の場合、名前は最大で200文字です。Windows®の場合、長さ制限はありません。ただし、すべてのプラットフォームで、40文字以内にすることをお勧めします。

Plug-in for SQL Serverを使用したオンラインVDIバックアップ用バックアップ・オプションの設定

Plug‑in for SQL Serverを使用したオンラインVDIバックアップ用バックアップ・オプションの設定

次の手順には、バックアップ・オプション・セットの作成または既存のセットの選択が含まれています。

ヒント: 既存のセットを使用するには、[プラグイン・オプション]リストで使用するセットを選択します。
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[プラグイン・オプション]リストの隣にある、[新規作成]をクリックします。
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[SQL Serverバックアップ・オプション]タブの[バックアップ方法]セクションで、[仮想デバイス インターフェイス(VDI)を使用する]を選択します。
[ブロック・サイズ(バイト)]:このフィールドには、デバイスのブロック・サイズ(バイト単位)を入力します。デフォルト値は、64KB(65536バイト)です。
[複数転送]:このフィールドに指定した値は、[ブロック・サイズ]フィールドに指定した値の倍数として使用されます。これらの2つのフィールドの値を基に、最大データ転送サイズが決定されます(つまり、[ブロック・サイズ]がデフォルト値の65536バイト、[複数転送]がデフォルト値の24である場合は、最大データ転送サイズは1.6MBになります)。
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[バックアップ・タイプ]セクションで、利用可能なオプションを選択します。
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[選択したアイテムのバックアップが不完全の場合]セクションで利用可能なオプションを選択して、エラーが検出された場合にプラグインで実行する処理を指定します。
[警告で終了 — 保存セットは保持されます]:ジョブが[バックアップが警告付きで完了]というステータスを返し、正常にバックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。
[警告なしで完了 — 保存セットは保持されました]:ジョブが完了し、[バックアップ完了]というステータスが返されます。エラーはNetVault Backupバイナリ・ログに記録され、[ジョブ・ステータス]ページでは無視されます。バックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。
[失敗 — セーブセットは保持されます]:バックアップ・ジョブから[バックアップ・ジョブ失敗]というステータスが返されますが、正常にバックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。
[失敗 — セーブセットは保持されません]:バックアップ・ジョブから[バックアップ・ジョブ失敗]というステータスが返され、バックアップされたオブジェクトのセーブセットは保持されません。選択された一部のオブジェクトが正しくバックアップされた場合も削除されます。
以下のいずれかの状況が発生した場合、本プラグインは[選択したアイテムのバックアップが不完全の場合]設定を上書きし、画面に示すとおりの処理を実行します。
致命的なエラーが発生した場合、ジョブは「バックアップ失敗」ステータスを返します。
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[VDIバックアップ・オプション]セクションで、該当する[バックアップ圧縮]オプションを選択します([NetVault Backup低圧縮を使用]がデフォルト値)。
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NetVault Backup圧縮方法のいずれかを設定したら、[VDIストリーム/圧縮スレッド][パラレルNetVault Backupストリーム数]オプションを設定してから、Step 10へ進みます。
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SQL Server®バックアップの圧縮機能に関連するいずれかのオプションを選択した場合は、[NetVault Backup圧縮が使用されていない場合のVDIストリーム]フィールドでVDIストリーム数を入力してから、Step 10へ進みます。
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[圧縮を使用しない]を選択した場合は、[NetVault Backup圧縮が使用されていない場合のVDIストリーム]フィールドにVDIストリーム数を入力します。
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[バックアップ・タイプ][データベース - 差分]または[トランザクションログ]を選択し、[インスタンス・ノード]が選択されている場合は、[差分または増分のバックアップで検出されたデータベース]オプションを使用して新規データベースが見つかった場合のアクションを選択します。
[フル・データベースのバックアップ]:このオプションを選択したままにすると、プラグインは、最後に実行されたデータベースのフル・バックアップ以降に追加されたすべてのデータベースのフル・バックアップを実行します。
[無視]:このオプションを選択すると、プラグインは最後に実行されたフル・データベース・バックアップ以降に作成されたデータベースをすべて無視します。つまり最後のバックアップ後に作成されたデータベースは、差分データベース・バックアップまたは増分トランザクション・ログ・バックアップから除外されます。
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[バックアップタイプ][トランザクションログ]または[Tail-Log]を選択した場合は、[トランザクションログオプション]を使用して、ログの非アクティブな部分の切り捨てを指定することができます。
[通常]:プラグインでログ・ファイルの非アクティブな部分を切り捨て、再利用できるようにするには、このオプションを選択します。このオプションは、トランザクション・ログの増分バックアップのデフォルトです。
[切り捨てなし]:バックアップ中にログが切り捨てられないようにするには、このオプションを選択します。Tail-Logバックアップを実行する場合は、このオプションを選択する必要があります。
重要: [通常]オプションを有効にした場合、SQL Server®はバックアップ・トランザクション・ログをプラグインに送信した後、自動的にトランザクション・ログを切り捨てます。[切り捨てなし]オプションを有効にした場合、トランザクション・ログは切り捨てられません。[通常]オプションを使用すると、バックアップが予期せず異常終了すると、トランザクション・ログは永久的に失われます。プラグインがインデックスの書き込みに失敗するか使用不可になった場合、トランザクション・ログをリストアできません。また、これらのトランザクションはすでにSQL Serverのログから削除されています。この問題により、失敗したバックアップ・ジョブの後に作成されたトランザクション・ログのバックアップをリストアしようとすると、エラーになります。このような場合は、リストア中にこれらのログを必要としないように、データベースをフル・バックアップしてください。バックアップで通常のエラーが発生した場合は、トランザクション・ログは失われません。
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バックアップ時に本プラグインにチェックサムを実行させる場合は、[バックアップ・チェックサムを有効にする]オプションを選択し、次に[チェックサム時に検出されたエラー]を使用してチェックサム・エラーが検出された場合にプラグインで実行する処理を指定します。
[エラー後も続行]:このデフォルト値を選択すると、無効なチェックサムが検出されてもバックアップ・ジョブは続行されます。
[エラー時に停止]:この値を選択した場合、バックアップ・ジョブは失敗します。
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AlwaysOn可用性グループをバックアップする場合、[AlwaysOn可用性グループ]タブをクリックし、適切なバックアップ・レプリカ選択アルゴリズムを選択します。
[プライマリのみ]:NetVault Backupがプライマリ・レプリカを使用するようにするには、このオプションを選択します。
[セカンダリ優先]:NetVault Backupがセカンダリ・レプリカを優先的に使用するようにし、セカンダリ・レプリカが使用できない場合にプライマリ・レプリカを使用するようにするには、このオプションを選択します。
[任意のレプリカ]:プライマリとセカンダリのどちらのレプリカを使用するかをNetVault Backupが決定できるようにするには、このオプションを選択します。
[セカンダリのみ(コピーのみのバックアップ)]:NetVault Backupがセカンダリ・レプリカを使用するようにするには、このオプションを選択します。
重要: セカンダリ・コピーをバックアップするには、[バックアップ・タイプ][コピーのみ]を選択します。他の[バックアップ・タイプ]を選択すると、ジョブが失敗します。

AlwaysOnグループでセカンダリ・レプリカをバックアップする場合、SQL Serverでは、VDIコピーのみのバックアップのみを実行できます。VSSでは、プライマリ・レプリカのバックアップのみがサポートされています。

[SQL Serverの設定に合わせる]:SQL Server Management Studioを使用してSQL Serverで設定されている優先度レベルを使用するには、このオプションを使用します。
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[保存]をクリックして、[新規セットの作成]ダイアログ・ボックスにセットの名前を入力し、[保存]をクリックします。
名前には英数字と英数字以外の文字を使用できますが、非ラテン語系の文字を含めることはできません。Windows®の場合は長さ制限はありませんが、40文字以内に収めることをお勧めします。

オンラインVDIバックアップ・ジョブのファイナライズと実行

最後のステップでは、[スケジュール]、[ターゲット・ストレージ]、および[詳細設定]ページの追加オプション設定、ジョブの実行、および[ジョブ ステータス]と[ログ参照]ページを使用した進捗状況の監視を行います。これらのページとオプションは、すべてのNetVault Backupプラグインに共通しています。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

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[スケジュール][ターゲット・ストレージ]、および[詳細設定]リストを使用して、その他の必要なオプションを設定します。
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[保存]または[保存 & 実行]の、どちらか適切な方をクリックします。
ヒント: すでに作成および保存しているジョブを実行するには、[ナビゲーション]パネルで[ジョブ定義管理]を選択し、目的のジョブを選択して、[今すぐ実行]をクリックします。
[ジョブ・ステータス]ページで進捗状況を監視したり、[ログ参照]ページでログを表示したりできます。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。
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