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NetVault Plug-in for SQL Server 11.4.5 - ユーザー・ガイド

Quest® NetVault® Backup Plug-in  for SQL Server® - はじめに SQL Serverシステム構築計画 プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ
バックアップ戦略の策定 圧縮機能の確認 オンラインVDIのバックアップの実行 SQL Server®でVSSバックアップを実行する AlwaysOn可用性グループのVDIによるフル・バックアップの作成例
データのリストア トラブルシューティング

VSSリストア・オプションの設定

[セレクション・セット作成]ページで、[プラグイン オプションの編集]をクリックして、以下のパラメータを設定します(これらのオプションは、すべてのVSSバックアップ・タイプで利用できます)。

[バックアップ方法]:選択したセーブセットに対して使用されたバックアップ方法が表示されます。
[バックアップ・タイプ]:選択したセーブセットに対して使用されたバックアップのタイプが表示されます。
[リストア方法]:以下のオプションの1つを選択します。
[VSSリストア]:バックアップが作成されたマシンと同じマシンにリストアを実行するには、このオプションを選択します。
[ターゲット・ディレクトリへデータベース・ファイルをコピー]:指定した場所へデータベース・ファイルをリストアするには、このオプションを選択します。バックアップが取得されたローカル・マシン上のディレクトリを指定できます。また、マシンにSQL Server®がインストールされていなくても、NetVault Backupサーバーから接続可能で、NetVault Backupと本プラグインがインストールされている任意のマシン上のディレクトリを指定することもできます。他のマシンにVSSバックアップをリストアするには、[クライアント指定]リストを使用して、該当するターゲット・マシンのNetVault Backupクライアントを選択します。
重要: Windows®における最大パス長は260文字であるため、ファイル名とターゲット・パスの組み合わせが260文字を超えないよう注意してください。260文字を超えると、リストアが失敗します。

バックアップにファイルストリーム・データが含まれる場合、リストア・プロセスでフォルダ構造は保持されません。つまり、プラグインはすべてのファイルを同じフォルダにリストアします。データベースのフォルダ構造は再作成されないため、データベースにアクセスしようとすると、ファイルアクティベーション・エラーが発生します。この問題を回避するには、バックアップを元の場所へリストアします。
[リストア・タイプ]:このセクションでは、リストア操作後に実行する必要のあるアクションを指定します。以下のオプションから選択できます。
[RECOVERY設定時]:選択したデータのリストア完了後に、追加トランザクション・ログのバックアップまたは差分データベースのバックアップを適用しない場合は、このオプションを選択します。
[NO RECOVERY設定時]:このリストアの完了後、別のトランザクション・ログのバックアップまたは差分データベースのバックアップを適用する場合は、このオプションを選択します。

VSSリストア・ジョブのファイナライズと実行

オンラインVDIバックアップからのデータのリストア」の「オンラインVDIリストア・ジョブのファイナライズと実行」に記載されている手順を実行します。

その他のリストア手順の使用

このトピックでは、プラグインで実行することができるその他の(オプション)リストア操作について説明します。

仮想クライアントへのデータのリストア

本プラグインを使用したリストアで使用可能なすべてのオプションは、高可用性環境(SQL Serverフェイルオーバー・クラスタおよびAlwaysOn可用性グループ)でも使用できます。データも同様の方法で選択します。両者の違いは、[リストア・ジョブ作成 — セーブセットの選択]ページで、リストア可能な仮想クライアントのバックアップが、バックアップ中に使用していた特定のNetVault Backupクライアントまたはノードではなく、仮想クライアント名の下に表示される点です。リストア・ジョブを開始すると、NetVault Backupはすべてのメンバー・クライアントと通信し、クラスタを管理しているマシンを特定し、このマシンをリストア対象として指定します。

また、NetVault Backup仮想クライアントを、非クラスタ化(スタンドアロン)NetVault Backupクライアントへリストアすることもできます。

メモ: リストア中は、仮想クライアントのノードを使用してプロセスを実行します。クラスタの個々のクライアント用のノードの1つを、このプロセスの実行に使用しないでください。ノードを開くか、展開して階層をドリル・ダウンしていくと、ローカルとして識別され、選択できない状態のSQL Serverインスタンスが表示されます。ログ情報を管理する目的で、システムがこのインスタンスを使用している可能性があるため、このレベルではいかなる処理も実行しないでください。

AlwaysOn可用性グループ内にあるデータをリストアする場合は、以下のガイドラインに従います。

プライマリ・レプリカの連続リストアを複数実行する場合、最初のリストア後プライマリ・レプリカを省略するときは、Questでは、[AlwaysOn可用性グループのプライマリ・ノードにNetVault Backupクライアント名を入力]フィールドを入力することをお勧めします。
SQL Server Management Studioを使用してプライマリ・レプリカをグループに追加する必要がない場合、[リストア後AlwaysOn可用性グループにプライマリ・データベースを追加]チェック・ボックスを選択します。
メモ: Plug‑in for SQL Serverバージョン11.2またはそれ以前で作成されたバックアップをリストアする場合、[AlwaysOn可用性グループ]セクションに[リストア前にAlwaysOn可用性グループからデータベースのセカンダリ・コピーを削除]オプションが表示されます。ただし、このオプションは選択しないでください。バックアップ・ジョブがPlug‑in for SQL Serverバージョン11.4.5以降で作成された場合、このオプションは表示されません。
プライマリ・レプリカの[リストア・タイプ][NO RECOVERY設定時]を選択した場合は、[リストア後AlwaysOn可用性グループにプライマリ・データベースを追加]チェック・ボックスを選択しないでください。グループにデータベースを追加するには、リカバリを完了する必要があります。
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