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このタイプのリカバリを実行する場合、Oracle®データベース固有の制限事項と要件があります。正常にリカバリを実行するために、以下の要件と制限事項を確認する必要があります。すべての制約の一覧などその他の情報について詳しくは、Oracleドキュメントのテーブル・レベルのリカバリ情報を参照してください。
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テーブル・レベルの自動リカバリを使用するには、リカバリの実行前に「Auxiliary Destination」節に指定したディレクトリが存在している必要があります。既存の空のディレクトリを使用する、またはディレクトリを作成することができます(プロセス開始前にディレクトリが存在している必要があります)。 |
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CONFIGUREコマンドを使って、RMAN内にチャネルを設定する必要があります。補助データベースは、ターゲット・データベースと同じチャネルを使用します。 |
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REMAP句を使って、名前付きNOT NULL制約を持つテーブルをリカバリすることはできません。 |
SBTチャネルが設定されていない場合、つまり、DISKチャネルの設定のみが存在している場合は、以下のコマンドを使ってRMANにSBTチャネル用の一連の設定を追加するように指示します。
また、必要に応じて以下のコマンドを使って他のチャネルを追加することもできます。
チャネルの設定について詳しくは、Oracle®のドキュメントを参照してください。
前述のように、例は完全自動版の補助インスタンスの使用に基づいています。自動補助インスタンスまたはユーザー管理補助インスタンス(これらは両方ともプラグインと一緒に使ってテーブル・レベルのリカバリを実行できます)の使用に関する他の例について詳しくは、Oracle®のドキュメントを参照してください。以下の点に注意します。
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テーブル・レベルのリカバリでは、until句を使ってリカバリする状態を定義する必要があります。 |
以下の例はOracle®ユーザーsalesの3つのテーブルを、完全自動補助インスタンスを使用して、特定のSCNにリカバリします。必要なファイルはリカバリ実行前に作成したLinux®またはUNIX®ディレクトリ、/oracle/nvbu_pitr_auxiliary_destinationに保管されます。
同様だけれども特定の日時を使用し、Windows®サーバー環境をベースにした例:
以下の例はremap tableオプションを使って、選択した3つのテーブルの中の2つを、別名の新しいテーブルにリカバリします。3番目のテーブルはオリジナルと同じ名前でリカバリされます。
デフォルトでRMANは、リカバリしたテーブルまたはテーブル・パーティションをターゲット・データベースにインポートします。インポート前、テーブルはエクスポート・ダンプ・ファイルに保管されます。NOTABLEIMPORTオプションを使って、RMANによるリカバリされたテーブルまたはテーブル・パーティションのインポートを防止することができます。このオプションを使用すると、テーブルは特定の時点にリカバリされ、エクスポート・ダンプ・ファイルは作成されますが、ターゲット・データベースにダンプ・ファイルはインポートされません。その時点で補助インスタンスを使って、テーブルを分析することができます。または、Oracle Data Pump Importユーティリティを使って、ダンプ・ファイルをターゲット・データベースに手動でインポートすることができます。
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