これらのパラメーターは、SharePlexのExportプロセスで使用されます。
このパラメーターは、ソースからターゲットへネットワークを介して送信されるデータを暗号化するためにExportが使用するAES暗号化キーのサイズを制御します。キー自体は、256ビットの完全なキーを生成するcreate encryption keyコマンドを発行することで生成されます。SP_XPT_AES_KEY_LENGTHパラメーターは、Exportがデータを暗号化する際に、その長さのどの分量をキーとして使用するかを制御します。デフォルトは128ビットで、これは最小の長さです。キーは長いほどハッキングしにくくなりますが、より高いCPUの処理能力が必要になります。AES暗号化のためにSharePlexを設定するには、『SharePlex管理ガイド』を参照してください。
デフォルト: 128ビット
有効な値の範囲: 128、192、または256ビット
有効になるタイミング: Exportの再開時
このパラメーターは、Advanced Encryption Standard(AES)を有効にして、Exportがネットワーク経由で送信するレプリケートデータを暗号化するかどうかを制御します。AES暗号化のためにSharePlexを設定するには、『SharePlex管理ガイド』を参照してください。
デフォルト: 0(無効)
有効な値の範囲: 0または1(有効)
有効になるタイミング: Exportの再開時
このパラメーターは、TCP/IPを介したデータの圧縮を制御します。
圧縮を有効にすると、SharePlexがネットワーク経由で送信するデータ量を減らすことができます。SharePlexはLZIPロスレス圧縮を使用します。ソースのSharePlexインスタンスで圧縮を有効にすると、ソースのSharePlexインスタンスのすべてのターゲットへの圧縮が自動的に有効になります。
デフォルトでは圧縮は無効になっています。圧縮は単独で、または暗号化と組み合わせて有効にすることができます。暗号化の詳細については、『SharePlex管理ガイド』を参照してください。
デフォルト: 0(無効)
有効な値の範囲: 0または1(有効)
有効になるタイミング: Exportの再開時
このパラメーターは、レプリケーションアクティビティが低いときにTCPタイムアウトを防ぐために、Exportプロセスが一定間隔で「hello」メッセージをImportに送信するかどうかを制御します。レプリケーションパケットが送信されずにネットワークがタイムアウトした場合、SharePlexは、「Export cannot connect to import on server2: timeout waiting for ack(Exportをserver2のImportに接続できません: ACKの待機中にタイムアウトが発生しました)」などの警告メッセージを表示します。SP_XPT_KEEPALIVEを1に設定すると、このメッセージを削除し、SharePlexのネットワーク接続を維持することができます。
デフォルト: 0(無効)
有効な値の範囲: 0または1(有効)
有効になるタイミング: Exportの再開時
このパラメーターはSP_XPT_USE_LOCALHOSTパラメーターと連動し、SharePlexがSSH® Secure ShellTM ソフトウェアで作成された安全なトンネルポートを介してデータを送信できるようにします。このパラメーターはローカル接続を設定し、デフォルトのSharePlexポートをオーバーライドします。そのポート番号から、SSHデーモンは別のポート番号とSSHデータ暗号化を使用して、別のシステム(SharePlexターゲットマシン)に接続を指示します。
デフォルト: 0(無効)
有効な値の範囲: 0または任意の正の整数
有効になるタイミング: Exportの再開時
このパラメーターは、ソースマシンのTCP/IPウィンドウサイズを調整します。このパラメーターは、ターゲットマシンのSP_COP_SO_RCVBUFパラメーターと連動し、ネットワークを介して送信されるパケットのサイズを確立します。SharePlexは、sp_copとExportプロセスの開始時、TCP/IPソケットが作成されるときに両方のパラメーターを参照します。
SharePlexがWANを通じてレプリケートされ、exportキューが常に滞留している場合は、両方のパラメーターを調整してみてください。SP_XPT_SO_SNDBUFは、1,024バイトの倍数でSP_COP_SO_RCVBUFの値以上に設定しなければなりません。パラメーターのサイズを設定するには、ソースマシンとターゲットマシンの間のping時間を決定し、両方のパラメーターに以下の式を使用します。
param_value / ping_time= 1秒あたりのバイト数
例えば、ping時間が200ミリ秒、2つのパラメーターの値が64Kの場合、SharePlexは、毎秒5個の64Kパケットを送信し、合計で毎秒320Kを送信することになります。
帯域幅の問題が確認されない限り、Questでは、両方のパラメー ターをデフォルト(システムの設定を使用する)のままにしておくことを推奨します。SP_XPT_SO_SNDBUFを変更するには、これをソースシステム上で設定し、そのシステム上でExportを停止してから開始します。
それでも転送が遅い場合は、ターゲットシステムのSP_IMP_WCMT_MSGCNTパラメーターとSP_IMP_WCMT_TIMEOUTパラメーターを大きくしてください。SP_IMP_WCMT_MSGCNTを少なくとも10,000に設定します。
デフォルト: 0(デフォルトはオペレーティングシステムによって設定される)
有効な値の範囲: 1,024の倍数を使用したバイト単位の正の整数。最大値はオペレーティングシステムによって設定されます。
有効になるタイミング: Exportの再開時
このパラメーターによってSharePlexは、SSH® Secure ShellTMソフトウェアで作成された安全なトンネルポートを介してデータを送信できるようになります。Exportプロセスは、TCP接続を行う前にこのパラメーターを読み取ります。このパラメーターが有効な場合、Exportプロセスはローカルポート番号を通じてローカルホストに接続し、SSHデーモンは別のポート番号とSSHデータ暗号化を使用して、別のシステム(SharePlexターゲットマシン)に接続を指示します。
デフォルト: 0(無効)
有効な値の範囲: 0または1(フラグ)
有効になるタイミング: Exportの再開時
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