UnixまたはLinuxプラットフォームからSharePlexを削除するには、以下の手順を実行します。
shutdownコマンドを発行してSharePlexを停止します。
sp_ctrl> shutdown
以下のコマンドを使用して、SharePlexプロセスが実行されていないことを確認します。
# ps -ef | grep sp_
注意: 複数のインストールを実行している場合は、隠しディレクトリを削除しないでください。
注: 必要に応じて、SharePlexがデータベースにインストールするすべてのオブジェクトを削除します。これらのオブジェクトは、SHAREPLEX_またはshareplex_で始まります。このようなオブジェクトは、標準のSQLコマンドを使って削除することができます。
重要!
PostgreSQLデータベースからSharePlexオブジェクトを削除する際の注意点:
|
SharePlexインストール時、通常は、追加のコマンド・ライン・オプションを使用する必要はありません。これらのオプションは通常、サポートと協力して特定の問題を解決する場合に使用します。
インストーラのコマンドラインオプションとその説明を以下に示します。
USAGE
tpm [<options>] [ [<package> | <location>] ... ]
OPTIONS
-v, --verbose Turns verbose mode on
-h, -?, --help Prints out this message
--debug Starts the interactive debugger
--info Print information about installed
packages
--install Perform product installation
--remove Perform product deinstallation
--commit Commit last installation
--revert Revert last installation
-t, --tmp <directory> Temporary directory location
-d, --directory <directory> Working directory
-f, --force Unconditionally update existing files
--no-cleanup Do not perform cleanup on failure
--nocleanup Same as --no-cleanup, for compatibility
--list List the content of the archive
--extract Extract the archive into the current directory
-r, --responses <yaml file> Use the responses from a specified file
-D, --defaults Accept default answers
-l, --log Leave the installation log file
DESCRIPTION
Provides package management facilities. Packages can be installed, removed, reverted or committed. The utility also figures out its role based on the command name of its invocation path. For example, "tpm-install" is treated as "tpm --install", "tpm-remove" as "tpm --remove", etc.
It can also be invoked as part of a self extracting package invocation, in which case it is treated as "tpm --install".
注意: .tpmファイルのすべてのコマンド・ライン・オプションはすべて、2つのダッシュで始まります。
rootユーザとしてSharePlexをインストールできます。rootユーザとしてインストールする場合、SharePlexユーザグループを作成するかどうかを選択するよう求められます。グループを作成する際、インストーラによってSharePlexAdministratorユーザがspadminグループに追加されます。詳細については、「SharePlexセキュリティグループへのユーザの割り当てページを参照してください。
クラスタでは、SharePlexグループがプライマリノードに追加されますが、他のノードには自分で追加する必要があります。
さらに、ネームサーバにグループを追加する手順については、「ネットワークチェックリストページを参照してください。
rootとしてインストールするには:
書き込み権限のある一時ディレクトリにSharePlexインストーラファイルをコピーします。インストーラファイルの命名形式は以下の通りです。
SharePlex-release#-platform.tpm
ファイルの権限を以下のように変更します。
# chmod 555 SharePlex-release#-platform.tpm
以下は、SharePlexのセットアッププロセスでインストールされるアイテムについて説明します。
SharePlexでは2つの主要なディレクトリを使用します。
製品ディレクトリ: これはSharePlexのインストールディレクトリで、SharePlexのプログラムとライブラリが格納されています。
変数データディレクトリ: これはSharePlexの作業ディレクトリで、現在のレプリケーション環境を構成するキューファイル、ログファイル、その他のコンポーネントが格納されています。
注意: 多くの場合、これらのディレクトリは、それぞれproductdirおよびvardirと呼ばれます。
SharePlexによってインストールされたファイルやディレクトリを削除、名前変更、または編集しないでください。ディレクトリの中には、レプリケーションに不可欠な隠しファイルが含まれているものもあります。一部のファイルは空のように見えますが、SharePlexの1つまたは複数のプロセスによって参照されているため、元の名前で存在している必要があります。ディレクトリの中には、Questテクニカルサポートの監督下でのみ使用される項目もあります。
本番稼働環境で一般的な使用を目的としたプログラムは、SharePlexのドキュメントで公開されています。SharePlexディレクトリのプログラムに対するドキュメントが見付からない場合は、実行を試みないでください。まず、Questテクニカルサポートへお問い合わせください。
ファイルやディレクトリはSharePlexのバージョンによって異なることがありますが、基本的な構造は以下の通りです。
サブディレクトリ | 内容 |
---|---|
BACKUP | アンインストール情報 |
bin | SharePlex実行可能ファイル |
config | 内部で使用されるコンテンツ |
data | デフォルトのパラメーター設定 |
doc | 例外メッセージのカタログ |
install | (UnixおよびLinuxのみ)インストール、ライセンス、アップグレードに関するスクリプト |
lib | SharePlex 共有ライブラリ |
log | SharePlex ログファイル |
mks_oe | SharePlexで使用されるサードパーティ製ソフトウェアのランタイム・インストール・ファイル |
util | SharePlex ユーティリティ |
.app-modules | (UnixおよびLinuxのみ)生の実行可能ファイルを含む隠し内部ディレクトリ。このディレクトリの内容をプロセスの起動に使用しないでください。 |
.meta-inf | (UnixおよびLinuxのみ)インストールプロセス中に使用されるメタ情報を含む、隠し内部ディレクトリ |
サブディレクトリ | 内容 |
---|---|
config | このSharePlexをインストールするための設定ファイル |
data | ステータスデータベース、設定のアクティベーション情報、ユーザ定義パラメーターの設定、およびレプリケーション活動を指示するその他のユーザ定義ファイル |
db | 設定ファイルを個別にアクティベーションするための内部設定データベース |
downgrd | ソースより古いバージョンのSharePlexターゲットに関する情報 |
dump | コアファイル(プロセスが失敗した場合) |
log | SharePlex ログファイル |
rim | キューファイル(作業データファイル) |
save | アクティブおよび非アクティブな設定に関する情報 |
state | オブジェクトキャッシュやシーケンスキャッシュなど、設定がアクティブなときのSharePlexの最新の状態に関する情報 |
temp | コピー機能や追加機能など、SharePlexの同期関連のプロセスで使用します。 |
oos | SP_OPO_SAVE_OOS_TRANSACTIONパラメーターが有効な場合、非同期操作を含むトランザクションを保存します。 |
レプリケーションプロセスの多くは、SharePlexのインストール時にソースまたはターゲットデータベースにインストールされる一連の内部オブジェクトによって制御および追跡されます。これらはSharePlexが動作するために不可欠なものであるため、決して変更しないでください。
注意: すべてのオブジェクトがすべてのデータベースで使用されるわけではありません。ほとんどはOracleデータベースに使用されます。データベースにオブジェクトが表示されない場合、そのオブジェクトはデータベースに関連していないか、その情報はSharePlexの内部設定に保存されています。使用中のデータベースにありながら、このリストにないオブジェクトがあれば、それは現在のリリースでは使用されていません。
テーブル |
オブジェクトのタイプ |
説明 |
---|---|---|
DEMO_SRC |
テーブル |
SharePlexのデモンストレーションのソーステーブルとして使用します。 |
DEMO_DEST |
テーブル |
SharePlexのデモンストレーションのターゲットテーブルとして使用します。 |
SHAREPLEX_ACTID |
テーブル |
状態をチェックポイントにするためにCaptureで使用します。 |
SHAREPLEX_ANALYZE |
テーブル |
analyzeコマンドで使用します。 |
SHAREPLEX_CHANGE_OBJECT |
テーブル |
オブジェクトのレプリケーションを停止および再開するためにユーザが使用します。 |
SHAREPLEX_COMMAND |
テーブル |
flush、abort、およびpurgeコマンドに使用します。 |
SHAREPLEX_CONFIG |
テーブル |
新しいアクティベーションの開始を示すためにアクティベーションとCaputureプロセスで使用します。 |
SHAREPLEX_DATA |
テーブル |
Oracle TDEレプリケーションのSharePlexウォレットで使用します。 |
SHAREPLEX_DATAEQUATOR |
テーブル |
compareおよびrepairコマンドとPostプロセスで、それぞれの操作を同期させるために使用します。 |
SHAREPLEX_DATAEQUATOR_INSERT_TEMP |
テーブル |
compareおよびrepairコマンドで一時テーブルとして使用します。 |
SHAREPLEX_DATAEQUATOR_UPDATE_TEMP |
テーブル |
compareおよびrepairコマンドで一時テーブルとして使用します。 |
SHAREPLEX_DATAEQUATOR_DELETE_TEMP |
テーブル |
compareおよびrepairコマンドで一時テーブルとして使用します。 |
SHAREPLEX_DDL_CONTROL |
テーブル |
レプリケーション用に有効になっているDDLの制御を改善するためにSP_OCT_REPLICATE_ALL_DDLパラメーターで使用します。 |
SHAREPLEX_JOBID |
シーケンス |
一意のジョブIDを指定するためにsp_cncプロセスおよびcompare、repair、およびcopyコマンドで使用します。 |
SHAREPLEX_JOBS |
テーブル |
ジョブに関する情報を保存するためにsp_cncプロセスおよびcompare、repair、およびcopyコマンドで使用 |
SHAREPLEX_JOB_STATS |
テーブル |
ジョブに関する情報を保存するためにsp_cncプロセスおよびcompare、repair、およびcopyコマンドで使用 |
SHAREPLEX_JOBS_CONFIG |
テーブル |
disable jobsおよびenable jobsコマンドで使用します。 |
SHAREPLEX_LOB_CACHE |
テーブル |
LOBとして格納されたVARRAYを処理する際にCaptureプロセスで使用します。 |
SHAREPLEX_LOBMAP |
テーブル |
LOB列を持つテーブルでPK/UKロギングが有効になっていない場合に、LOBIDと行をマッピングするCaptureプロセスで使用します。 |
SHAREPLEX_LOGLIST |
テーブル |
非アクティブなRACインスタンスを追跡するためにCaptureプロセスで使用します。 |
SHAREPLEX_MARKER |
テーブル |
PK/UKロギングが有効でない場合にReadプロセスで使用します。 |
SHAREPLEX_OBJMAP |
テーブル |
レプリケーションのオブジェクトを定義するためにアクティベーションとCaptureプロセスで使用します。 |
SHAREPLEX_PARTITION_CACHE |
テーブル |
OracleパーティションIDをレプリケーションのテーブルにマッピングするためにCaptureプロセスで使用します。 |
SHAREPLEX_SYNC_MARKER |
テーブル |
copyコマンドとReadおよびPostプロセスで、それぞれの操作を同期させるために使用します。 |
SHAREPLEX_TRANS または SHAREPLEX_OPEN_TRANS |
テーブル |
チェックポイントを保存し、プライマリからプライマリへの設定で適用されたトランザクションをマークするためにPostプロセスで使用します。 |
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