Oracleでは、Real Application Clusters(RAC)オプションを、以下のように定義しています。「サーバー・クラスタ間で単一データベースの透過的なデプロイをサポートし、ハードウェアの障害や計画停止への耐障害性を提供します。クラスタ上で実行するOracle RACにより、可用性、スケーラビリティおよび低コストのコンピューティングの点で、Oracleの最高レベルの可能性を提供します。Oracle RACは、あらゆる種類のメインストリームのビジネス・アプリケーションをサポートします。サポートには、オンライン・トランザクション処理(OLTP)、意思決定支援システム(DSS)およびOLTP/DSS混合環境をサポートするOracle固有の機能が含まれます。さらにSAP、PeopleSoft、SiebelおよびOracle E-Business Suiteなどの製品パッケージだけでなく、カスタム・アプリケーションも含まれます。」
Plug‑in for Oracleでは、限られたOracleバージョンとRAC環境でのプラットフォームをサポートしています。マルチ・インスタンスのRAC環境では、インストール、設定、バックアップおよびリストア手順が異なります。このトピックでは、Oracle RAC環境で本プラグインがどのように動作するかについて詳細に説明します。マルチ・インスタンスのRAC環境とシングル・インスタンスまたは従来の非RAC環境での本プラグインの設定および使用方法については、「相違点」のみを取り上げています。
サポートされるOracleのバージョンとRAC環境でのプラットフォームのリストについて詳しくは、『Quest NetVault Backup互換性ガイド』を参照してください。
RAC環境での本プラグインの設定時および使用中に、以下のOracle RACドキュメンテーションをすぐに利用できるよう準備しておくことをQuestはお勧めします。次のリンクを使用して、ご使用のバージョンのOracle環境に関するドキュメントを検索できます。 https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/index.html. OracleのWebサイトで、次のドキュメントとトピックを検索します。
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Plug‑in for Oracleをマルチ・インスタンスのデータベース環境に配置する場合、RMANベースのバックアップがRACデータベース唯一のバックアップ方法であることを除き、シングル・インスタンスのデータベース環境に配置する場合とほぼ同じです。RAC対応データベース用のいずれかのインスタンスをホスティングするノードのいずれかに本プラグインがインストールされます。すべてのRMANベースのバックアップとリストアは、本プラグインがインストールされている1つのノードから操作します。以下のトピックでは、RAC環境で本プラグインがどのようにRMANバックアップとリストアを実行するかを詳しく説明します。
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Plug‑in for Oracleがジョブの定義を、対応するRMANバックアップ・コマンドに変換します。 |
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