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NetVault Plug-in for Domino 4.4 - ユーザーズ・ガイド

NetVault Backup Plug-in for Domino - はじめに プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア トラブルシューティング

バックアップ対象データの選択

バックアップ・ジョブを作成するには、セット(バックアップ・セレクション・セット、バックアップ・オプション・セット、スケジュール・セット、ターゲット・セット、および詳細設定セット)を使用する必要があります。

バックアップ・セレクション・セットは、増分バックアップに必要です。フル・バックアップを実行中に、バックアップ・セレクション・セットを作成してから、増分バックアップに使用します。増分バックアップにセレクション・セットが使用されていない場合、バックアップ・ジョブがエラーをレポートします。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

ディレクトリ・リンク:ディレクトリ・リンクは、Dominoデータベース・ファイルを含む特定ディレクトリへのアクセスに使用されます。
データベース・リンク:データベース・リンクは特定データベースへのアクセスに使用されます。
複数のサーバー・データベースおよびテンプレート・ファイルでは、同一の名前を使用できます(たとえば、2つの異なるテンプレート・ファイルでTemplate_1という名前を使用できます)。選択ツリーを移動してアイテムをバックアップに含める場合は、適切なファイルを選択していることを確認してください。確認するには、サーバー・データベースおよびテンプレート・ファイル構造をDomino Serverで調べます。
Domino Serverは、物理的なディレクトリの場所に関係なく、ファイル・タイプを基準としたサーバー・データベース・ファイルのアクセスをサポートします。ただし[NetVault Backup選択]タブでサーバー・データベース・ファイルにアクセスするには、選択ツリーを操作して、実際のディレクトリにあるファイルを特定します(目的のサーバー・データベース・ファイルが見つかるまで、ツリーのレベルを下位方向に順に手動で展開します)。
ヒント: 既存のセットを使用するには、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックして、[選択]リストからセットを選択します。
1
[ナビゲーション]パネルで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。
[ガイド付き設定]リンクからウィザードを開始することもできます。[ナビゲーション]パネルで、
[ガイド付き設定]をクリックします。[NetVault設定ウィザード]ページで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。
2
[ジョブ名]に、ジョブの名前を指定します。
3
[選択]リストの隣りにある、[新規作成]をクリックします。
4
プラグインのリストで[Plug‑in for Domino]を開いて、Domino Serverコンポーネントを表示します。
[アカウント名]:プラグインがDomino Serverへのアクセスに使用することができるWindowsユーザー・アカウント名を入力します。「デフォルト設定の構成」セクションの説明に従って、プラグインが使用するデフォルト・ユーザー・アカウント名を変更することもできます。このユーザー・アカウントには、Domino Serverおよびデータベースにアクセスするために必要な権限が付与されている必要があります。
[パスワード]:上のフィールドで指定したユーザーのパスワードを入力します。
[ドメイン]:NetVault BackupサーバーおよびDomino Serverが異なるWindowsドメインに属する場合、Lotus Domino Server用のWindowsドメインを入力します。このパラメータはオプションです。
<サーバー>:すべてのファイルおよびデータを選択するには、このノードを選択します。
[初期化ファイル]:「notes.ini」ファイルをバックアップに含めるには、このノードを選択します。
[IDファイル]:「server.id」や「cert.id」ファイルなどの「*.id」ファイルをバックアップに含めるには、このノードを選択します。
[メール設定ファイル]:「 *.box」ファイル、「mail.box」ファイルをバックアップに含めるには、このノードを選択します。
[メール・データベース]:「log.nsf」および「names.nsf」データベース・ファイルを含めるには、このノードを選択します。
[テンプレート・ファイル]:すべてのテンプレート・ファイルをバックアップするには、このノードを選択します。ファイルを個別にバックアップに含めるには、このノードを開き、対象となるファイルを選択します。
[サーバー・データベース]:すべてのサーバー・データベースをバックアップするには、このノードを選択します。データベースを個別にバックアップに含めるには、このノードを開き、対象となるデータベースを選択します。
[ユーザー・メールボックス]:すべてのメールボックスをバックアップするには、このノードを選択します。メールボックスを個別にバックアップに含めるには、このノードを開き、対象となるメールボックスを選択します。受信ボックスを含むすべてのデータベースは、[選択]タブの[ユーザー・メールボックス]ノードの下の階層に自動的に表示されます。
[DAOS(Domino Attachment and Object Service)]:DAOSレポジトリ内のすべてのアイテムをバックアップするには、このノードを選択します。ディレクトリを個別にバックアップに含めるには、このノードを開き、対象となるディレクトリを選択します。
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[保存]をクリックして、[新規セットの作成]ダイアログ・ボックスに名前を入力し、[保存]をクリックします。

バックアップ・オプションの設定

次の手順には、バックアップ・オプション・セットの作成または既存のセットの選択が含まれています。

ヒント: 既存のセットを使用するには、[プラグイン・オプション]リストで使用するセットを選択します。
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[プラグイン・オプション]リストの隣にある、[新規作成]をクリックします。
[バックアップ・タイプ][フル・バックアップ]オプションを選択します。詳しくは、使用可能なバックアップ・タイプを参照してください。
[リトライ回数]:異なるプロセスによって使用中のデータベースまたはファイルについて、本プラグインがバックアップを再試行する回数を入力または選択します。
データベースがロックされていたり、異なるプロセスで使用されていたりすると、Plug‑in for Dominoはデータベースをバックアップできません。この問題は、データベース圧縮プロセスにも当てはまります。[リトライ回数]パラメータは、初回バックアップが失敗した場合、Plug‑in for DominoがデータベースまたはDominoファイルのバックアップを再試行する回数を定義します。デフォルトで、Plug‑in for Dominoは1回のみ試行します。この機能は、特定のファイルまたはデータベースに適用されます。全体的なバックアップ・ジョブには適用されません。
[サーバー・データ]:特定ディレクトリをバックアップに含める、あるいは除外する場合、これらのフィールドに利用可能な情報(フル・パス名)を入力します。なお、これらのフィールドを利用する場合、以下のガイドラインに従う必要があります。
[バックアップ・インクルージョン・リスト - ディレクトリ]で指定したディレクトリは、必ず[バックアップ・エクスクルージョン・リスト - ディレクトリ]フィールドで指定したエントリのサブディレクトリであることを確認してください。そうでない場合、指定したディレクトリは無視されます。例えば、バックアップからc:\domino_data\site1を除外するが、c:\domino_data\site1\marketingを含めることができます。
エントリが[バックアップ・エクスクルージョン・リスト - ディレクトリ]フィールドで指定したディレクトリに含まれる場合、バックアップにそれらのファイルやデータベースを選択しても無視されます。ファイルまたはディレクトリはサブディレクトリ内に格納し、かつそのサブディレクトリを[バックアップ・インクルージョン・リスト - ディレクトリ]フィールドに入力する必要があります。
[選択したアイテムのバックアップが不完全の場合]:個別ジョブがすべての利用可能なアイテムのバックアップに失敗した場合に本プラグインがとるべきアクションを上書きするには、以下のいずれかの値を選択します。
[警告で終了 — 保存セットは保持されます]:ジョブが[バックアップが警告付きで完了]というステータスを返し、正常にバックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。
[警告なしで完了 — 保存セットは保持されました]:ジョブが完了し、[バックアップ完了]というステータスが返されます。エラーはNetVault Backupバイナリ・ログに記録され、[ジョブ・ステータス]ページでは無視されます。バックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。
[失敗 — セーブセットは保持されます]:バックアップ・ジョブから[バックアップ・ジョブ失敗]というステータスが返されますが、正常にバックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。
[失敗 — セーブセットは保持されません]:バックアップ・ジョブから[バックアップ・ジョブ失敗]というステータスが返され、バックアップされたオブジェクトのセーブセットは保持されません。選択された一部のオブジェクトが正しくバックアップされた場合も削除されます。
すべてのバックアップ・ジョブに適用するデフォルト・アクションは、[設定]ダイアログ・ボックスで設定することができます。詳しくは、デフォルト設定の構成を参照してください。
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[保存]をクリックして、セットを保存します。
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[新規セットの作成]ダイアログ・ボックスで、セットの名前を指定して、[保存]をクリックします。

ジョブのファイナライズと実行

1
[スケジュール][ターゲット・ストレージ]、および[詳細設定]リストを使用して、その他の必要なオプションを設定します。
2
[保存]または[保存 & 実行]の、どちらか適切な方をクリックします。
ヒント: すでに作成および保存しているジョブを実行するには、[ナビゲーション]パネルで[ジョブ定義管理]を選択し、目的のジョブを選択して、[今すぐ実行]をクリックします。
[ジョブ・ステータス]ページで進捗状況を監視したり、[ログ参照]ページでログを表示したりできます。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

増分バックアップの実行

重要: 初回フル・バックアップ後、選択した任意のデータベースのDB-IID(Database Instance Identification: データベース・インスタンスID)を変更した場合、増分バックアップを実行する前に、
必ずフル・バックアップを実行するよう注意してください。そうでないと、データがリカバリできなくなる可能性があります。

フル・バックアップ後にメールボックスを作成する場合、その新たなメールボックスを含む別のフル・バックアップが実行されない限り、増分バックアップに作成したメールボックスは含まれません。
2
[ジョブ名]に、ジョブの名前を指定します。
3
[選択]リストで、フル・バックアップを実行するために使用されたバックアップ・セレクション・セットを選択します。
4
[プラグイン・オプション]リストで、以下のいずれかの作業を行います。
[新規作成]をクリックして、以下の手順に従います。
a
[バックアップ・オプション・セット名]に、セットの名前を入力します。
b
[バックアップ・タイプ]フレームで、[増分バックアップ]オプションを選択します。
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