既存バックアップをリストアするために準備する場合、理解しておくと便利なキー・コンセプトがいくつかあります。以下のトピックで、これらのコンセプトについて検討します。
リストア方法とは、リストアを実行するために選択されたテクノロジーを指します。Plug‑in for Exchangeでは、さまざまなリストア方法がサポートされ、各々固有の目的を持ちます。
ESEリストア方法を使用する場合、リストアされたすべてのデータベースは、Microsoftが承認した方法または[リストアオプション]タブ>[リストアとリカバリのオプション]サブタブの[リストア前にデータベースのマウントを解除]オプションを使用してマウント解除する必要があります。リストア実行前にデータベースのマウントを解除し忘れると、「リストア失敗」または「リストアが警告付きで完了」ジョブ・ステータスのいずれかが出力されます。
重要: Windows Server 2008はExchange Server 2007 SP1以降をサポートしますが、それ以前のExchange 2007バージョンはサポートしていません。標準Exchange Server 2007 SP1インストールにおいて、ESEクライアント ライブラリ(esebcli2.dll)はExchange Server Binフォルダに格納されています。Exchange Server 2007 SP1のesebcli2.dllバージョンは8.1.240.5です。ただし、このライブラリをExchange BinフォルダからWindows Binフォルダへレプリケートしないと、Windows Binフォルダには古いバージョンの.dllファイルが表示される場合があります。Plug‑in for ExchangeはESEクライアント・ライブラリを使用します。これは、Windows Binフォルダ内で利用可能です。Windows Binフォルダ内に古いバージョンのライブラリが格納されていると、バックアップまたはリストア・ジョブは失敗することに注意してください。ジョブが失敗した場合は、ESEクライアント・ライブラリのコピーをWindows Binフォルダから別の安全な場所に退避してから、ESEクライアント・ライブラリのコピーをExchange Server BinフォルダからWindows Binフォルダへコピーした後、バックアップまたはリストア・ジョブを再度実行します。 |
VSSベースのリストア中は、プラグインはExchange Store WriterにExchange Information Storeと連携させ(プラグインの代わりに)、リストア用システムの準備、リストア・ターゲットの検証実行、バックアップ・デバイスからデータを戻し、その後必要に応じてトランザクション・ログを再生します。
コピー・ファイルのリストア方法では、Exchange Serverからデータベースをマウント解除する必要がありません。ただし、このリストア方法を使用したデータベース・リカバリはサポートされていません。
メモ: コピー・ファイルのリストア方法は、個別メールボックスおよびメールボックス・アイテムのリカバリを実行するためにステージング・エリアまたはターゲット・ディレクトリを作成する場合に必要です。詳しくは、『Quest Recovery Manager for Exchange User Guide(英語のみ)』を参照してください。 |
各Exchange Serverのリストア・シナリオには、リストア・フェーズとリカバリ・フェーズというふたつの特徴のあるフェーズがあります。
リストア・フェーズは、ストレージからローカル・ディスクへのバックアップに含まれるすべてのファイルの転送に使用されます。このプロセスは、「利用可能なリストア方法の確認」で定義されているリストア方法のうち1つを使用して実行することができます。
増分あるいは差分バックアップを含むリストア・シーケンスを実行する場合、リストアされた各バックアップに対してリストア・フェーズが実行されます。
標準リストアを実行するには、以下のトピックで説明する手順に従います。
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[ナビゲーション]パネルで、[リストア・ジョブ作成]をクリックします。 |
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5 |
[次へ]をクリックします。 |
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[セレクション セット作成]ページで、リストアするデータを選択します。 |
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