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NetVault Plug-in for PostgreSQL 11.1 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for PostgreSQL - はじめに プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア トラブルシューティング

リストア・オプションの設定

1
[セレクション・セット作成]ページで、[プラグイン・オプションの編集]をクリックして、[オプション]タブで適切なパラメータを設定します。
2
プレーンテキストSQLスクリプト・ファイルのバックアップをリストアする場合、[プレリストア・オプション]セクションで適切なオプションを選択して、プラグインがデータベースのリストアを開始する前に行うアクションを指定します。
[データベースをドロップし再作成する]:バックアップからリストアする前に既存のデータベースを削除する場合、このオプションを選択します。データベースは、[設定]ダイアログ・ボックスの[データベース作成時に使用されるテンプレート・データベース]オプションで指定したテンプレートを使用して作成されます。このオプションを選択した場合、既存のデータはすべて失われます。
重要: テンプレート・データベースをリストアする場合、[データベースをドロップし再作成する]オプションを選択するかどうかに関係なく、このアクションが実行されます。
[データベース作成のみ]:存在していないデータベースを作成するか、またはデータを既存のデータベースに書き込む場合に、このオプションを選択します。リストア中にデータベースが見つからない場合は、新しいデータベースが作成されます。データベースが存在している場合、現在のリストア・ジョブの対象になっていないテーブルが変更されることはありません。データベース内に選択したテーブルが存在している場合、バックアップ中に[ドロップ オブジェクト コマンドを含む]オプションが選択されたかどうかに基づいてアクションが行われます。
[ドロップ オブジェクト コマンドを含む]を選択した場合:テーブルは破棄されて再作成されます。リストア後のテーブルには、バックアップ時点で存在していたレコードのみが含まれます。
[ドロップ オブジェクト コマンドを含む]を選択しなかった場合:既存のテーブルについて、[テーブルの切り捨て]オプションを使用して、リストア前に既存のレコードを切り捨てることができます。
[テーブルの切り捨て]が有効でない場合、プラグインはバックアップしたすべてのレコードを既存のテーブルに挿入しようとします。固有のキーまたはプライマリ・キーが定義されているテーブルに対してこのアクションを実行すると、制約エラーが発生する場合があります。
[テーブルの切り捨て]:テーブルから既存のレコードをすべて削除し、バックアップ・セーブセットに含まれるレコードをリストアする場合、このオプションを選択します。リストア後のテーブルには、バックアップ時に存在していたレコードのみが含まれます。以下の事項に注意する必要があります。
既存のテーブルについて、psqlの実行中に「create table」コマンドを実行すると失敗します。[エラー時に停止]オプションを選択した場合、このエラーが検出された直後にリストアは停止します。選択したテーブルが存在している場合に、これらのエラーを無視してテーブルの切り捨ておよびデータのリストアを続行するには、[警告でリストアを継続します]オプションを選択します。
3
プレーンテキストSQLスクリプト・ファイルのバックアップをリストアする場合、[リストア・オプション]セクションで適切なオプションを選択します。
[エラー時に停止]:エラーが発生した直後にリストアを停止する場合、このオプションを選択します。エラー前に行った変更はロールバックされないため、データベースは矛盾した状態のままになります。
バックアップ時に[トリガを無効にする]オプションが有効で、データベースのリストアが途中で停止した場合、プラグインは、障害の原因となった最後のテーブルに定義されたトリガを有効にしません
[単一のトランザクションとしてリストア]:データベースのバックアップのコマンドがすべて正常に完了するのでなければ、変更をまったく適用しない場合にこのオプションを選択します。エラーが発生した場合、行った変更はロールバックされます。
[警告でリストアを続行します]:エラーを無視してリストアを継続する場合、このオプションを選択します。ジョブの実行中に検出されたエラーは、警告メッセージとしてNetVault Backupのログに記録され、ジョブのステータスは[警告で終了]としてレポートされます。
重要: このオプションを選択した場合、ジョブの完了後にログを分析し、次に関連する警告のみが含まれていることを確認する必要があります:

プライマリ・キーまたは固有のキーの制約データベース・オブジェクト(テーブル、言語、ユーザー、ロールなど)がすでに存在する

これらのエラーは無視できます。ただし、その他のタイプのエラー・メッセージが記録されている場合は、[データベースをドロップし再作成する]または[テーブルの切り捨て]を選択して再度データベースをリストアするなどの修正措置を行います。
4
TARアーカイブ・ファイルまたはカスタム・アーカイブ・ファイルのバックアップをリストアする場合は、適切なオプションを選択します。
[エラー時に停止]:エラーが発生した直後にリストアを停止する場合、このオプションを選択します。エラー前に行った変更はロールバックされないため、データベースは矛盾した状態のままになります。
重要: このオプションを選択しない場合、エラーは無視されて、ジョブが続行されます。ジョブの実行中に検出されたエラーは、警告メッセージとしてNetVault Backupのログに記録され、ジョブのステータスは[警告で終了]としてレポートされます。ジョブの完了後にログを分析し、次に関連する警告のみが含まれていることを確認する必要があります:

プライマリ・キーまたは固有のキーの制約データベース・オブジェクト(テーブル、言語、ユーザー、ロールなど)がすでに存在する

これらのエラーは無視できます。ただし、その他のタイプのエラー・メッセージが記録されている場合は、[データベースをドロップし再作成する]または[失敗したテーブル作成コマンドのデータをリストアしない]を選択して再度データベースをリストアするなどの修正措置を行います。
[データベースをドロップし再作成する]:バックアップからリストアする前に既存のデータベースを削除する場合、このオプションを選択します。データベースは、[設定]ダイアログ・ボックスの[データベース作成時に使用されるテンプレート・データベース]オプションで指定したテンプレートを使用して作成されます。
[データベース作成のみ]と一緒に[アクセス特権を除外する]オプションを使用することもできます。アクセス権をリストアしない場合に、このオプションを選択します(grantおよびrevokeコマンド)。このオプションを選択しない場合、必要なユーザーまたはロールが存在しないと、リストアは失敗します。
重要: テンプレート・データベースをリストアする場合、[データベースをドロップし再作成する]オプションを選択するかどうかに関係なく、このアクションが実行されます。
[データベース作成のみ]:存在していないデータベースを作成するか、またはデータを既存のデータベースに書き込む場合に、このオプションを選択します。リストア中にデータベースが見つからない場合は、新しいデータベースが作成されます。データベースが存在している場合、現在のリストア・ジョブの対象になっていないテーブルが変更されることはありません。選択したテーブルがデータベースに存在している場合、アクションは以下のオプションに基づきます。
[データベース オブジェクトをドロップする]:既存のテーブルを削除してから、バックアップからリストアする場合、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、既存のレコードは失われます。リストア後のテーブルには、バックアップ時点で存在していたレコードのみが含まれます。
[失敗したテーブル作成コマンドのデータをリストア]:バックアップしたすべてのレコードを既存のテーブルに挿入する場合に、このオプションを選択します。固有のキーまたはプライマリ・キーが定義されているテーブルに対してこのアクションを実行すると、制約エラーが発生する場合があります。
[エラー時に停止]オプションを選択した場合、データベースのリストアは停止します。
[失敗したテーブル作成コマンドのデータをリストアしない]:このオプションを有効にした場合、既存のテーブルはリストアされません。
[データベース作成のみ]と一緒に[アクセス特権を除外する]オプションを使用することもできます。アクセス権をリストアしない場合に、このオプションを選択します(grantおよびrevokeコマンド)。このオプションを選択しない場合、必要なユーザーまたはロールが存在しないと、リストアは失敗します。
[リストア・データのみ(スキーマ定義なし)]:バックアップからデータのみをリストアし、スキーマ定義は除外する場合に、このオプションを選択します。ターゲット・データベースまたはテーブルが存在しない場合、リストアは失敗します。
[リストア・データのみ]と一緒に[トリガを無効にする]オプションを使用することもできます。テーブルに対する参照整合性チェックまたはその他のトリガーがある場合に選択します。このオプションでは、リストア中にターゲット・テーブルに対するトリガーを一時的に無効にします。データのリストアが正常に完了すると、トリガが有効になります。[エラー時に停止]を選択し、データベースのリストアが途中で停止した場合、プラグインは、障害の原因となった最後のテーブルに定義されたトリガを有効にしません

ジョブのファイナライズと実行

最終ステップには、[スケジュール]、[ソース・オプション]、および[詳細設定]ページの追加オプション設定、ジョブの実行、および[ジョブ・ステータス]と[ログ参照]ページからの進捗状況の監視が含まれています。これらのページとオプションは、すべてのNetVault Backupプラグインに共通しています。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

1
設定を保存するには、[OK]、続いて[次へ]をクリックします。
2
デフォルト設定を使用しない場合は、[ジョブ名]に、ジョブの名前を指定します。
3
[クライアント指定]リストで、データをリストアするマシンを選択します。
ヒント: [選択]をクリックして、[クライアント指定選択]ダイアログ・ボックスから適切なクライアントを検索、選択することもできます。
4
[スケジュール][ソース・オプション]、および[詳細設定]リストを使って、その他の必要なオプションを設定します。
5
[保存]または[保存 & 実行]の、どちらか適切な方をクリックします。
[ジョブ・ステータス]ページで進捗状況を監視したり、[ログ参照]ページでログを表示したりできます。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

高度なリストア手順の実行

以下の高度な手順を実行することができます。

グローバル・オブジェクトをリストアする

フル・データベース・クラスタのプレーンテキストSQLスクリプト・ファイル・バージョンから、またはグローバル・オブジェクトのみのバックアップから、グローバル・オブジェクトをリストアすることができます。

1
リストア対象データの選択」で説明した手順に従って、バックアップ・セーブセットから[グローバル オブジェクト]ノードを選択します。
2
リストア・オプションの設定」の説明に従って、[リストア・オプション]を設定し、以下のパラメータを指定します。
[エラー時に停止]:エラーが発生した直後にリストアを停止する場合、このオプションを選択します。
[単一のトランザクションとしてリストア]:データベースのバックアップのコマンドがすべて正常に完了するのでなければ、変更をまったく適用しない場合にこのオプションを選択します。エラーが発生した場合、行った変更はロールバックされます。
[警告でリストアを続行します]:エラーを無視してリストアを継続する場合、このオプションを選択します。ジョブの実行中に検出されたエラーは、警告メッセージとしてNetVault Backupのログに記録され、ジョブのステータスは[警告で終了]としてレポートされます。
重要: PostgreSQLでは、個別のグローバル・オブジェクトの詳細リストアや、リストア前のグローバル・オブジェクトの削除を行うことはできません。そのため、グローバル・オブジェクトをリストアする場合、すべてのグローバル・オブジェクトがリストアされます。そのため、リストア時に重複アイテムに関するエラー・メッセージが表示されます。障害復旧時にグローバル・オブジェクトを空のデータベースにリストアするか、または[警告でリストアを続行します]オプションを使用することをQuestはお勧めします。[警告でリストアを続行します]オプションを選択した場合、削除されたロールまたはユーザーをリカバリするためにグローバル・オブジェクトをリストアすると、存在しているロールまたはユーザーに関する警告がNetVault Backupのバイナリ・ログに記録されます。
3
ジョブのファイナライズと実行」の説明に従い、リストア手順を続行します。

TARアーカイブ・ファイルまたはカスタム・アーカイブ・ファイルからグローバル・オブジェクトをリストアする場合、他の[リストア・オプション]は利用できません。これらのバックアップ・フォーマットからグローバル・オブジェクトをリストアするには、Step 1およびStep 3を実行します。

データを別のデータベース・クラスタにリストアする方法については、データを異なるデータベース・クラスタへリストアするを参照してください。

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