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SharePlex 11.4 - インストールおよびセットアップガイド

このガイドについて このガイドで使用される表記規則 OracleソースへのSharePlexのインストールと設定
Oracle向けSharePlexプレインストールチェックリスト SharePlexインストーラのダウンロード Install SharePlex on Linux and UNIX(LinuxとUNIXへのSharePlexのインストール レプリケーションのためのOracle環境のセットアップ Oracleから異なるターゲットタイプへのレプリケーションを設定する Oracle向けクラウドホスト型データベースのインストールとセットアップ リモートキャプチャ向けインストールとセットアップ HAクラスタ向けインストールとセットアップ Oracle向け一般SharePlexデモ Oracle向け高度なSharePlexデモ データベース・セットアップ・ユーティリティ Oracleのインストールに関する問題の解決
ソースおよびサービスとしてのPostgreSQLデータベースへのSharePlexのインストールとセットアップ
PostgreSQL向けSharePlexのインストール前のチェックリスト PostgreSQL向けSharePlexインストーラのダウンロード ソースとしてのPostgreSQL向けLinuxへのSharePlexのインストール PostgreSQLからサポートされているターゲットタイプへのレプリケーションの設定 PostgreSQL向けクラウドホスト型データベースのインストールとセットアップ PostgreSQL向けリモートキャプチャのインストールとセットアップ PostgreSQL高可用性クラスタへのSharePlexのインストール 論理レプリケーションを使用した高可用性のPostgreSQL Azure Flexible ServerでのSharePlexの設定 PostgreSQL向けの汎用SharePlexデモ PostgreSQL用の高度なSharePlexデモ PostgreSQLのデータベースセットアップ PGDB as a Service向けデータベースセットアップ pg_hint_plan拡張機能のインストール PostgreSQLのインストールに関する問題の解決
DockerコンテナへのSharePlexのインストール SharePlexユーザのセキュリティグループへの割り当て インストールの問題の解決 SharePlexのアンインストール 高度なインストーラオプション rootとしてのSharePlexのインストール SharePlexでインストーラされるアイテム

UNIX/LinuxからSharePlexをアンインストールする

Unix/LinuxからのSharePlexの削除

UnixまたはLinuxプラットフォームからSharePlexを削除するには、以下の手順を実行します。

  1. SharePlexのディレクトリを削除する権限を持つユーザとしてログオンします。
  2. sp_ctrlを実行します。
  3. shutdownコマンドを発行してSharePlexを停止します。

    sp_ctrl> shutdown

  4. sp_ctrlを終了します。
  5. 以下のコマンドを使用して、SharePlexプロセスが実行されていないことを確認します。

    # ps -ef | grep sp_

  6. 実行中のプロセスがあれば、すべて強制終了します。
  7. システムから、SharePlexの製品ディレクトリ、変数データディレクトリ、隠し.shareplexディレクトリを削除します。

注意: 複数のインストールを実行している場合は、隠しディレクトリを削除しないでください。

  1. データベースからSharePlexデータベースユーザを削除します。

: 必要に応じて、SharePlexがデータベースにインストールするすべてのオブジェクトを削除します。これらのオブジェクトは、SHAREPLEX_またはshareplex_で始まります。このようなオブジェクトは、標準のSQLコマンドを使って削除することができます。

重要!

PostgreSQLデータベースからSharePlexオブジェクトを削除する際の注意点:

  • 以下のクエリを使用して、pg_setupの実行中に作成されたレプリケーションスロットを削除します。

    select pg_drop_replication_slot(<slot_name>);

  • Postプロセスによって作成されたレプリケーションの起点を削除します。

    • 以下のクエリを使用して、レプリケーションの起点名を取得します。

      Select a roname from pg_replication_origin that is similar to "sp_post_%";

    • 以下のクエリを使用して、これらの起点を削除します。

      select pg_replication_origin_drop(<origin_name>);

  • SP_CAP_DENIED_SESSION_PGパラメーターを使用した場合は、作成したレプリケーションの起点を削除します。

    • 以下のクエリを使用して、レプリケーションの起点名を取得します。

      Select a roname from pg_replication_origin that is similar to "sp_deny_%";

    • 以下のクエリを使用して、これらの起点を削除します。
      select pg_replication_origin_drop(<origin_name>);

 

 

高度なインストーラオプション

SharePlexインストール時、通常は、追加のコマンド・ライン・オプションを使用する必要はありません。これらのオプションは通常、サポートと協力して特定の問題を解決する場合に使用します。

インストーラのコマンドラインオプションとその説明を以下に示します。

USAGE

tpm [<options>] [ [<package> | <location>] ... ]

 

OPTIONS

-v, --verbose Turns verbose mode on

-h, -?, --help Prints out this message

--debug Starts the interactive debugger

--info Print information about installed

 

packages

--install Perform product installation

--remove Perform product deinstallation

--commit Commit last installation

--revert Revert last installation

-t, --tmp <directory> Temporary directory location

-d, --directory <directory> Working directory

-f, --force Unconditionally update existing files

--no-cleanup Do not perform cleanup on failure

--nocleanup Same as --no-cleanup, for compatibility

--list List the content of the archive

--extract Extract the archive into the current directory

-r, --responses <yaml file> Use the responses from a specified file

-D, --defaults Accept default answers

-l, --log Leave the installation log file

DESCRIPTION

Provides package management facilities. Packages can be installed, removed, reverted or committed. The utility also figures out its role based on the command name of its invocation path. For example, "tpm-install" is treated as "tpm --install", "tpm-remove" as "tpm --remove", etc.

It can also be invoked as part of a self extracting package invocation, in which case it is treated as "tpm --install".

注意: .tpmファイルのすべてのコマンド・ライン・オプションはすべて、2つのダッシュで始まります。

rootとしてのSharePlexのインストール

rootユーザとしてSharePlexをインストールできます。rootユーザとしてインストールする場合、SharePlexユーザグループを作成するかどうかを選択するよう求められます。グループを作成する際、インストーラによってSharePlexAdministratorユーザがspadminグループに追加されます。詳細については、「SharePlexセキュリティグループへのユーザの割り当てページを参照してください。

クラスタでは、SharePlexグループがプライマリノードに追加されますが、他のノードには自分で追加する必要があります。

さらに、ネームサーバにグループを追加する手順については、「ネットワークチェックリストページを参照してください。

rootとしてインストールするには:

    1. rootユーザでシステムにログインします。
    2. 書き込み権限のある一時ディレクトリにSharePlexインストーラファイルをコピーします。インストーラファイルの命名形式は以下の通りです。

      SharePlex-release#-platform.tpm

    3. ファイルの権限を以下のように変更します。

      # chmod 555 SharePlex-release#-platform.tpm

    4. SharePlexのインストールページの指示に従い、インストーラを実行します。

SharePlexでインストーラされるアイテム

以下は、SharePlexのセットアッププロセスでインストールされるアイテムについて説明します。

SharePlexディレクトリ

SharePlexでは2つの主要なディレクトリを使用します。

製品ディレクトリ: これはSharePlexのインストールディレクトリで、SharePlexのプログラムとライブラリが格納されています。

変数データディレクトリ: これはSharePlexの作業ディレクトリで、現在のレプリケーション環境を構成するキューファイル、ログファイル、その他のコンポーネントが格納されています。

注意: 多くの場合、これらのディレクトリは、それぞれproductdirおよびvardirと呼ばれます。

SharePlexによってインストールされたファイルやディレクトリを削除、名前変更、または編集しないでください。ディレクトリの中には、レプリケーションに不可欠な隠しファイルが含まれているものもあります。一部のファイルは空のように見えますが、SharePlexの1つまたは複数のプロセスによって参照されているため、元の名前で存在している必要があります。ディレクトリの中には、Questテクニカルサポートの監督下でのみ使用される項目もあります。

本番稼働環境で一般的な使用を目的としたプログラムは、SharePlexのドキュメントで公開されています。SharePlexディレクトリのプログラムに対するドキュメントが見付からない場合は、実行を試みないでください。まず、Questテクニカルサポートへお問い合わせください。

ファイルやディレクトリはSharePlexのバージョンによって異なることがありますが、基本的な構造は以下の通りです。

SharePlexの製品ディレクトリ
サブディレクトリ 内容
BACKUP アンインストール情報
bin SharePlex実行可能ファイル
config 内部で使用されるコンテンツ
data デフォルトのパラメーター設定
doc 例外メッセージのカタログ
install UnixおよびLinuxのみインストール、ライセンス、アップグレードに関するスクリプト
lib SharePlex 共有ライブラリ
log SharePlex ログファイル
mks_oe SharePlexで使用されるサードパーティ製ソフトウェアのランタイム・インストール・ファイル
util SharePlex ユーティリティ
.app-modules UnixおよびLinuxのみ生の実行可能ファイルを含む隠し内部ディレクトリ。このディレクトリの内容をプロセスの起動に使用しないでください。
.meta-inf UnixおよびLinuxのみインストールプロセス中に使用されるメタ情報を含む、隠し内部ディレクトリ
SharePlexの変数データディレクトリ
サブディレクトリ 内容
config このSharePlexをインストールするための設定ファイル
data ステータスデータベース、設定のアクティベーション情報、ユーザ定義パラメーターの設定、およびレプリケーション活動を指示するその他のユーザ定義ファイル
db 設定ファイルを個別にアクティベーションするための内部設定データベース
downgrd ソースより古いバージョンのSharePlexターゲットに関する情報
dump コアファイルプロセスが失敗した場合
log SharePlex ログファイル
rim キューファイル作業データファイル
save アクティブおよび非アクティブな設定に関する情報
state オブジェクトキャッシュやシーケンスキャッシュなど、設定がアクティブなときのSharePlexの最新の状態に関する情報
temp コピー機能や追加機能など、SharePlexの同期関連のプロセスで使用します。
oos SP_OPO_SAVE_OOS_TRANSACTIONパラメーターが有効な場合、非同期操作を含むトランザクションを保存します。

SharePlexのインストール済みオブジェクト

レプリケーションプロセスの多くは、SharePlexのインストール時にソースまたはターゲットデータベースにインストールされる一連の内部オブジェクトによって制御および追跡されます。これらはSharePlexが動作するために不可欠なものであるため、決して変更しないでください。

注意: すべてのオブジェクトがすべてのデータベースで使用されるわけではありません。ほとんどはOracleデータベースに使用されます。データベースにオブジェクトが表示されない場合、そのオブジェクトはデータベースに関連していないか、その情報はSharePlexの内部設定に保存されています。使用中のデータベースにありながら、このリストにないオブジェクトがあれば、それは現在のリリースでは使用されていません。

テーブル

オブジェクトのタイプ

説明
DEMO_SRC

テーブル

SharePlexのデモンストレーションのソーステーブルとして使用します。
DEMO_DEST

テーブル

SharePlexのデモンストレーションのターゲットテーブルとして使用します。
SHAREPLEX_ACTID

テーブル

状態をチェックポイントにするためにCaptureで使用します。
SHAREPLEX_ANALYZE

テーブル

analyzeコマンドで使用します。
SHAREPLEX_CHANGE_OBJECT

テーブル

オブジェクトのレプリケーションを停止および再開するためにユーザが使用します。
SHAREPLEX_COMMAND

テーブル

flushabort、およびpurgeコマンドに使用します。
SHAREPLEX_CONFIG

テーブル

新しいアクティベーションの開始を示すためにアクティベーションとCaputureプロセスで使用します。
SHAREPLEX_DATA

テーブル

Oracle TDEレプリケーションのSharePlexウォレットで使用します。
SHAREPLEX_DATAEQUATOR

テーブル

compareおよびrepairコマンドとPostプロセスで、それぞれの操作を同期させるために使用します。
SHAREPLEX_DATAEQUATOR_INSERT_TEMP

テーブル

compareおよびrepairコマンドで一時テーブルとして使用します。
SHAREPLEX_DATAEQUATOR_UPDATE_TEMP

テーブル

compareおよびrepairコマンドで一時テーブルとして使用します。
SHAREPLEX_DATAEQUATOR_DELETE_TEMP

テーブル

compareおよびrepairコマンドで一時テーブルとして使用します。
SHAREPLEX_DDL_CONTROL

テーブル

レプリケーション用に有効になっているDDLの制御を改善するためにSP_OCT_REPLICATE_ALL_DDLパラメーターで使用します。

SHAREPLEX_JOBID

シーケンス

一意のジョブIDを指定するためにsp_cncプロセスおよびcomparerepair、およびcopyコマンドで使用します。

SHAREPLEX_JOBS

テーブル

ジョブに関する情報を保存するためにsp_cncプロセスおよびcomparerepair、およびcopyコマンドで使用
SHAREPLEX_JOB_STATS

テーブル

ジョブに関する情報を保存するためにsp_cncプロセスおよびcomparerepair、およびcopyコマンドで使用
SHAREPLEX_JOBS_CONFIG

テーブル

disable jobsおよびenable jobsコマンドで使用します。
SHAREPLEX_LOB_CACHE

テーブル

LOBとして格納されたVARRAYを処理する際にCaptureプロセスで使用します。
SHAREPLEX_LOBMAP

テーブル

LOB列を持つテーブルでPK/UKロギングが有効になっていない場合に、LOBIDと行をマッピングするCaptureプロセスで使用します。
SHAREPLEX_LOGLIST

テーブル

非アクティブなRACインスタンスを追跡するためにCaptureプロセスで使用します。
SHAREPLEX_MARKER

テーブル

PK/UKロギングが有効でない場合にReadプロセスで使用します。
SHAREPLEX_OBJMAP

テーブル

レプリケーションのオブジェクトを定義するためにアクティベーションとCaptureプロセスで使用します。
SHAREPLEX_PARTITION_CACHE

テーブル

OracleパーティションIDをレプリケーションのテーブルにマッピングするためにCaptureプロセスで使用します。
SHAREPLEX_SYNC_MARKER

テーブル

copyコマンドとReadおよびPostプロセスで、それぞれの操作を同期させるために使用します。

SHAREPLEX_TRANS

または

SHAREPLEX_OPEN_TRANS

テーブル

チェックポイントを保存し、プライマリからプライマリへの設定で適用されたトランザクションをマークするためにPostプロセスで使用します。
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