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[Oracle 10.2.x]:制御ファイルとSPFILEのバックアップをプライマリ・データベース・サーバー上で実行する必要がありますが、データファイルとアーカイブREDOログ・ファイルのバックアップはスタンバイ・データベース・サーバーに対して開放できます。また、バックアップがプライマリまたはスタンバイ・データベース・サーバーのどちらから行われたかということには関係なく、プライマリまたはスタンバイ・データベース・サーバーのいずれのリカバリに対しても、データファイルとアーカイブREDOログ・ファイルのバックアップを使用できます。詳しくは、『Oracle 10.2.x Data Guard Concepts and Administration』の「RMAN to Back Up and Restore Files」セクションを参照してください。 |
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[Oracle 11.x]:データファイル、アーカイブREDOログ・ファイル、制御ファイル、およびSPFILEのバックアップは、プライマリとスタンバイのデータベース・サーバー間で互換性があります。これは、すべてのバックアップをスタンバイ・データベース・サーバーの1つから実行できることを示します。また、バックアップがプライマリまたはスタンバイ・データベース・サーバーのどちらから行われたかということには関係なく、プライマリまたはスタンバイ・データベース・サーバーのいずれのリカバリに対してもバックアップを使用できます。詳しくは、『Oracle 11.x Data Guard Concepts and Administration』の「Using RMAN to Back Up and Restore Files」セクションを参照してください。 |
この計画では、プライマリ・データベース・サーバー、およびバックアップを実行するスタンバイ・データベース・サーバーのうち少なくとも1つにPlug‑in for Oracleをインストールします。
メモ: Oracle 11.x以前のOracleのバージョンでは、SPFILEのバックアップが他のスタンバイ・データベースで使用できる想定になっていました。ただし、実際には、すべてのスタンバイ・データベースで同じSPFILEを使用することはできません。したがって、RMANにより、あるデータベース・サイトで作成されたSPFILEバックアップを別のデータベース・サイトで使用できないようにしています。この制約は、COMPATIBLE初期化パラメータが11.0.0に設定されている場合にのみ発生します。 スタンバイ・データベースは、SPFILEのバックアップを除き、特定の1つのスタンバイ・データベースに対してバックアップ・オペレーションを開放できます。ただし、COMPATIBLE初期化パラメータが11.0.0に設定されている場合、SPFILEはディスクにバックアップすることができ、バックアップがテープまたはNetVault Backupメディアに書き込まれるスタンバイ・サイトでは、手動でカタログに追加することもできます。SPFILEバックアップ・セットに追加のメタデータを保存することにより、どのデータベースのSPFILEがどのバックアップ・セットに入っているかRMANで識別できます。したがって、テープまたはNetVault Backupメディアからのリストア実行中に適切なSPFILEバックアップが選択されます。 |
Oracle 10.2.x Data Guard環境に、プライマリ・サーバーとスタンバイ・サーバーの両方からのバックアップ計画を実装する場合は、付随するバックアップ先について計画します。詳細については、「バックアップ格納先の計画定義」を参照してください。
Oracle 11.x Data Guard環境では、Oracleパラメータdb_unique_nameにより、リカバリ・カタログで元のバックアップをFRAに対して区別できるようになります。FRAからNetVault Backupメディア・マネージャへのバックアップを選択すると、RMANは、FRAからNetVault Backupメディア・マネージャへのバックアップを実行するデータベース・サーバーのFRAで、バックアップ・セットをバックアップします。
NetVault Backupメディア・マネージャへのバックアップについて詳しくは、「バックアップ・オプションの設定」を参照してください。このオプションついて詳しくは、「Flash Recovery Area(FRA)バックアップ」を参照してください。
Oracle 11.xをはじめ、データファイル、アーカイブREDOログ・ファイル、制御ファイル、SPFILEのバックアップは、プライマリとスタンバイ・データベース・サーバー間で互換性があります。これは、すべてのバックアップをスタンバイ・データベース・サーバーの1つから実行できることを示します。このような計画では、プライマリ・データベース・サーバー、およびバックアップを実行するスタンバイ・データベース・サーバーのうち少なくとも1つにPlug‑in for Oracleをインストールします。リストアのターゲットになっている場合、プライマリ・データベース・サーバーに本プラグインをインストールすることが要件となります。たとえば、スタンバイ・データベース・サーバーのバックアップを使用してプライマリ・データベース・サーバーをリカバリする場合、プライマリ・データベース・サーバーに本プラグインをインストールする必要があります。
Oracle Data Guard環境でのPlug‑in for Oracleのサポートは、物理スタンバイ・データベースに対して制約があります。ロジカルおよびスナップショットのスタンバイ・データベースはサポートされません。物理スタンバイ・データベースは、プロダクション・データベースのコピーで、トランザクションの整合性が保たれています。スタンバイ・データベースのすべてのリファレンスは、物理スタンバイ・データベース参照します。
本プラグインは、Data Guardシステム構築の以下のタイプをサポートしています。
Data Guard環境で本プラグインをシステム構築することは、プライマリ・データベース・サーバーと、選択したバックアップ計画に基づいたスタンバイ・データベース・サーバーのうち少なくとも1つに、本プラグインをインストールする必要があります。バックアップ計画の選択について詳しくは、「配備計画の定義」を参照してください。
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