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SharePlex 11.4 - リファレンス・ガイド

このガイドについて このガイドで使用される表記規則 Oracle用SharePlexコマンド SharePlexパラメーター PostgreSQL用SharePlexコマンド PostgreSQL用SharePlexパラメーター 一般SharePlexユーティリティ Oracleクラウドインフラストラクチャ SharePlex環境変数

flush

flushコマンド

特定の時点でPostプロセスを停止するには、flushコマンドを使用します。このコマンドは、データストリームにマーカーを配置し、マーカーポイントで自動的にPostプロセスを停止します。例えば月末のレポートを作成する必要があるときなど、このコマンドは特定の日時で発行することができ、ターゲットシステム上のデータは、コマンドが発行された時点でソースシステム上にあったものが反映されます。

バックアップを実行するとき、または特定の文書化されたSharePlexの手順に従うときは、ソースシステムのユーザアクセスを停止した後にflushコマンドを発行して、Postが停止される前に最後のトランザクションがターゲットデータベースにポストされるようにします。

Postの再開

flushコマンドの後に生成された変更はキューに蓄積され、Postを再度起動した後にターゲットインスタンスに適用されます。start postコマンドが発行されるまで、Postは停止したままになります。Postは停止した場所の記録を保持し、同期を維持するためにその時点からポストを再開します。

重要: Postが停止している間にユーザがソースシステムで変更を続けると、データがpostキューに蓄積され、使用可能なディスク容量がすべて消費される可能性があります。Postは可能な限り早く開始してください。

用途

サポート対象のソース: Oracle
サポート対象のターゲット: すべて
認証レベル: オペレーター2
発行対象: ソースシステム
関連コマンド: stop

構文

基本コマンド コマンドオプション リモートオプション
flush datasource

[to host]

[queue queuename]

[to host queue queuename]

[to host@target_SID]

[to host@target_SID queue queuename]

[ on host |

on host:portnumber |

on login/password@host |

on login/password@host:portnumber ]

構文の説明
コンポーネント 説明
datasource

この引数は、コマンドが作用するソースデータを指定します。追加オプションがない場合、すべてのターゲットシステムのすべてのキューを通してデータをフラッシュし、Postを停止します。

datasourceo.SIDで表わされます。ここでSIDはソースOracleインスタンスのORACLE_SIDです。

:

sp_ctrl(sysA)> flush o.oraA

この例では、インスタンスoraAのデータがすべてのターゲットシステムにフラッシュされます

to host

このオプションは、指定されたターゲットシステムにレプリケートしているすべてのデータをフラッシュします。他のターゲットシステムへのレプリケーションは影響を受けません。

:

sp_ctrl(sysA)> flush o.oraA to sysB

この例では、データはsysAからsysBにフラッシュされます。

queue queuename

このオプションは、指定されたpostキューのデータをフラッシュします。これは、すべてのターゲットシステム上のその名前のキューを流れるデータをフラッシュします。このオプションは、名前付きpostキューがある場合に最も便利です。

:

sp_ctrl(sysA)> flush o.oraA queue sales

この例では、salesという名前のpostキュー を持つすべてのターゲットシステム上のpostキューsalesのデータがフラッシュされます。

to host queue queuename

このオプションは、指定されたターゲットシステム上の指定されたpostキューのデータをフラッシュします。そのシステムおよび他のターゲットシステム上の他のpostキューは影響を受けません。

:

sp_ctrl(sysA)> flush o.oraA to sysB queue sales

この例では、sysB上のpostキューsalesのデータがフラッシュされます。

to host@datadest

このオプションは、指定されたターゲットシステム上の指定されたターゲットインスタンスにデータをフラッシュします。次のものには影響しません。

  • そのシステム上の他のターゲットインスタンス。
  • 他のターゲットシステム上の同じORACLE_SIDを持つ他のターゲットインスタンス

この構文では:

  • hostは、ターゲットシステムの名前です。
  • datadesto.SIDで表されます。ここで、SIDはターゲットインスタンスのORACLE_SIDです。

:

sp_ctrl(sysA)> flush o.oraA to sysB@o.oraB

この例では、データはsysB上のインスタンスoraBにフラッシュされます。

to host@datadest queue queuename

このオプションは、指定されたターゲットシステム上の指定されたpostキューとターゲットインスタンスのデータをフラッシュします。次のものには影響しません。

  • そのインスタンスまたはそのシステム上の他のターゲットインスタンスの他のpostキュー。
  • 他のターゲットシステム上の他のpostキュー。

この構文では:

  • hostは、ターゲットシステムの名前です。
  • datadestはo.SIDで表されます。ここで、SIDはターゲットインスタンスのORACLE_SIDです。
  • queuenameはpostキューの名前です。

:

sp_ctrl(sysA)> flush o.oraA to sysB@o.oraB queue sales

この例では、sysB上のターゲットインスタンスoraBのpostキューsalesのデータがフラッシュされます。

リモートオプション

これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。

オプション 説明
on host

リモートシステム現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA

on host:portnumber

リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304

on login/password@host

リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA

on login/password@host:portnumber

リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304

help

helpコマンド

sp_ctrl内で作業中にSharePlexコマンドのヘルプを取得するには、helpコマンドを使用します。

  • このコマンドをオプションなしで使用すると、SharePlexコマンドグループのリストが生成されます。
  • 追加オプションを使用すると、各グループをドリルダウンして特定のコマンドのヘルプを取得できます。

このコマンドには[on host]オプションはありません。

用途

サポート対象のソース: Oracle
サポート対象のターゲット: すべて
認証レベル: ビューアー3
発行対象: ソースまたはターゲットシステム
関連コマンド: 用途

構文

基本コマンド コマンドオプション リモートオプション
help

{group_name}

{command_name}

利用不可
構文の説明
コンポーネント 説明
group_name

各グループ内で、特定のヘルプを取得できるコマンドを表示します。有効な値:

config

connect

info

maint

misc

param

properties

queues

run

sync

各グループのコマンドの一覧については、「SharePlexコマンド一覧」を参照してください。

例:

sp_ctrl(sysA)> help run

Control processes

abort service - Stop one or all replication processes immediately.

shutdown - Shut down SharePlex.

start - Restart one or all stopped replication processes.

stop - Stop one or all replication processes gracefully.

command_name

このオプションは、指定されたコマンドのヘルプを提供します。

:

sp_ctrl(sysA)> help start

Restart a SharePlex process that was stopped with a "stop" or "abort service" command.

 

host

hostコマンド

sp_ctrlのデフォルトシステムを確立するには、hostコマンドを使用します。デフォルトのマシンでは、それぞれにon hostオプションを使うことなく、一連のコマンドを入力できます。デフォルトシステムへのTCP/IP接続は、sp_ctrlを終了するか、別のhostコマンドを発行するまでアクティブなままになります。

デフォルトシステムの名前は、sp_ctrlプロンプトの一部として、以下のように表示されます。

sp_ctrl(hostname)>

デフォルトシステムは、sp_ctrlを実行しているマシン、またはそのマシンがTCP/IPで接続できる他のシステムになります。

デフォルト以外のシステムに対してコマンドを発行するには、コマンドの[on host]オプションを使用して、一時的に代替システムに接続します。コマンドが終了すると、デフォルトのsp_ctrl接続に戻ります。

hostコマンドは、sp_ctrl内のsp_ctrlプロンプトからのみ発行できます。

ヒント: sp_ctrlセッションのデフォルトポート番号を設定するには、portコマンドを使用します。

用途

サポート対象のソース: Oracle
サポート対象のターゲット: すべて
認証レベル: ビューアー3
発行対象: ソースまたはターゲットシステム
関連コマンド: port

構文

基本コマンド リモートオプション
host hostname

[ on host |

on host:portnumber |

on login/password@host |

on login/password@host:portnumber ]

構文の説明
コンポーネント 説明
hostname

デフォルトとして設定するマシンの名前。この名前は、システムの/etc/hostsファイルに存在する必要がありますUnixおよびLinux

: sp_ctrl(sysA)> host sysB

リモートオプション

これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。

オプション 説明
on host

リモートシステム現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA

on host:portnumber

リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304

on login/password@host

リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA

on login/password@host:portnumber

リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304

hostinfo

hostinfoコマンド

hostinfoコマンドを使用して、オペレーティングシステム、マシン名、OSバージョン、リビジョンなど、システムのハードウェアに関する情報を表示します。

用途

サポート対象のソース: Oracle
サポート対象のターゲット: すべて
認証レベル: ビューアー3
発行対象: ソースまたはターゲットシステム
関連コマンド: なし

構文

基本コマンド リモートオプション
hostinfo

[ on host |

on host:portnumber |

on login/password@host |

on login/password@host:portnumber ]

リモートオプション

これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。

オプション 説明
on host

リモートシステム現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA

on host:portnumber

リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304

on login/password@host

リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA

on login/password@host:portnumber

リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304

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