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NetVault 13.0 - Quest® NetVault®ビルトイン・プラグ-イン 13.0 ユーザーズ・ガイド

前書き Plug-in for Consolidationの使用 Plug-in for Data Copyの使用 Plug-in for Encryptionの使用 Plug-in for Databasesの使用 Plug-in for Raw Devicesの使用

すべてのバックアップの暗号化

特定のNetVaultクライアントから実行されるすべてのバックアップの暗号化が有効になっている場合、バックアップの暗号化に関するその他の要件はありません。バックアップおよびリストア手順について詳しくは、関連するプラグインのユーザーズ・ガイドを参照してください。

ジョブ・レベルの暗号化の実行

ジョブ・レベルの暗号化を使用して、プライマリ・バックアップ、セカンダリ・コピー、またはその両方を暗号化することができます。セキュリティ要件で、ネットワーク伝送時、またはディスク・ベースのバックアップ・デバイスが社内ネットワーク内に存在している場合でもそのデバイスへの保管時に、バックアップを暗号化する必要があると規定されている場合は、プライマリ・バックアップとセカンダリ・コピーの両方を暗号化することが役に立ちます。

ジョブ・レベルの暗号化設定は、バックアップ詳細設定セットで指定します。バックアップ・ジョブの詳細設定セットの作成について詳しくは、『Quest NetVaultアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

1
バックアップ・ジョブ・ウィザードを開始して、[詳細設定]ページを開きます。
2
[詳細設定]をクリックします。
3
[詳細設定]ダイアログ・ボックスで、[暗号化の有効化]チェック・ボックスを選択します。

NetVaultは、セカンダリ・コピーを作成するために以下の手段を提供しています。

複製:複製方式では、元のバックアップにリンクしている正確なコピーを作成します。この方式では、バックアップがセグメントに分割されて、それらのセグメントがストレージ・デバイスにコピーされます。リストア時に、プライマリ・バックアップおよびセカンダリ・コピーのセグメントは交換できます。リストア時に暗号化されていないセグメントと暗号化されたセグメントを混在させることはできないため、複製時に暗号化の有効または無効を指定することはできません。複製方式では、元のセーブセットが暗号化されている場合、暗号化されたコピーが作成されます。元のセーブセットが暗号化されていない場合、暗号化されていないコピーが作成されます。
データ・コピー:データ・コピー方式では、バックアップがセグメントに分割されて、それらのセグメントがバックアップ・デバイスにコピーされます。リストア時には、プライマリ・バックアップまたはセカンダリ・コピーのどちらかを使用してデータが復元されます。プライマリ・バックアップとセカンダリ・コピーのセグメントは交換不可能です。そのため、プライマリ・コピーが暗号化されていなくてもデータ・コピーで暗号化を使用できます。これは、プライマリ・バックアップで重複排除オプションを使用する場合に役立ちます。
1
バックアップ・ジョブ・ウィザードを開始して、[詳細設定]ページを開きます。
2
[セカンダリ・コピー]をクリックします。
3
[セカンダリ・コピー]ダイアログ・ボックスで、[セカンダリ・コピーの作成]チェック・ボックスを選択します。
4
[セカンダリ・コピーのみ暗号化]チェック・ボックスを選択します。
重要:  
プライマリ・コピーが暗号化されている場合、データ・コピー方式では、[セカンダリ・コピーのみ暗号化]チェック・ボックスが選択されているかどうかに関係なく、暗号化されたセーブセットが自動的に作成されます。したがって、このオプションが役立つのは、暗号化されていないプライマリ・コピーを暗号化してセカンダリ・コピーを作成するときだけです。
データ・コピーで[セカンダリ・コピーのみ暗号化]チェック・ボックスを選択した場合、暗号化されたプライマリ・バックアップは再暗号化されません。

Plug-in for Databasesの使用

Plug-in for Databasesの使用

デフォルト設定の構成

1
バックアップ・ジョブ・ウィザードを開始して、[セレクション]リストの隣りにある[新規作成]をクリックします。NetVaultサーバーまたはクライアント・ノードを開きます。[NetVaultデータベース]を選択して、[設定]をクリックします。
デフォルト設定は、[設定変更]ページからも設定できます。[ナビゲーション]パネルで、[設定変更]をクリックします。[設定]ページで[サーバー設定]をクリックし、[NetVaultサーバー設定]ページで[プラグイン・オプション]をクリックします。
2
[NetVaultデータベース・バックアップ]で、以下の設定を行います。

警告が出る前のデータベース・デバイスの最小空きスペース

この設定は、dbディレクトリが存在しているドライブまたはパーティションに必要な最小空きディスク容量を示しています。デフォルト値は、NetVaultデータベースの合計サイズの20パーセントです。

この制限値を変更するには、新たな値を入力または選択します。

利用可能な空きスペースが指定レベルを下回ると、警告メッセージがログに記録されます。

警告が出る前のログ・デバイスの最小空きスペース

この設定は、logsディレクトリが存在しているドライブまたはパーティションに必要な最小空きディスク容量を示しています。デフォルト値は、ログ・ファイルの合計サイズの10パーセントです。

この設定を変更するには、新たな値を入力または選択します。

利用可能な空きスペースが指定レベルを下回ると、警告メッセージがログに記録されます。

警告が出る前のレポート・デバイスの最小空きスペース

この設定は、reportsディレクトリが存在するドライブまたはパーティション上に必要なディスクの最小空き容量を指定します。デフォルト値は、レポート・データベースの合計サイズの10パーセントです。

この設定を変更するには、新たな値を入力または選択します。

利用可能な空きスペースが指定レベルを下回ると、警告メッセージがログに記録されます。

NetVaultデータベースのバックアップ中に使用するフォーマット

NetVaultデータベースのバックアップは、tarおよびcustomフォーマットで生成できます。デフォルトでは、customフォーマットが使用されます。

tarフォーマットには、以下の制限があります。

バックアップ中、一時ファイルを格納するため、大きなディスク容量が必要です。NetVaultのインストール・ディレクトリのtmpディレクトリにファイルを格納するための十分なスペースがないと、バックアップに失敗する可能性があります。
3
[OK]または[実行]をクリックして設定を保存します。
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