NetVault Plug-in for SQL Server 11.4.5 - ユーザー・ガイド

［AlwaysOn可用性グループのプライマリ・ノードのNetVault Backupクライアント名を入力］（省略可能）：プライマリ・ノードで実行されているクライアント名を入力します。別のノードの名前を入力すると、リストアが失敗します。プライマリ・ノードでどのクライアントが実行されているかが不明な場合は、SQL Server Management Studioを使用して、グループ内のプライマリ・ノードを特定します。


	重要： 2番目のフィールドはオプションとなっていますが、このシナリオの場合は必須です。正しい情報を入力し、データベースがすでにそのグループの一部であるが、［リストア前にAlwaysOn可用性グループからプライマリ・データベースを削除］チェック・ボックスを選択しない場合、リストアが失敗します。データベースがグループの一部ではなく、ユーザーが誤った名前を指定しており、プライマリ・レプリカ上にクライアントがあることを本プラグインが確認できない場合、本プラグインはデータベースをリストアします。ただし、グループにデータベースを追加することはできません。リストア・ジョブを実行し、プライマリ・クライアントおよびグループ名を入力した後に、別のノードへのフェイルオーバーが発生した場合は、新しいクライアント名を反映するため［リストア・オプション］に保存されている情報を更新します。更新しない場合、そのリストア・ジョブの後続の実行が失敗します。

AlwaysOnの名前付きインスタンスへリストアする場合のインスタンス名フィールドにインスタンス名を入力します。


	ヒント：インスタンス名の入力のみ行います。完全修飾名<HostName>\<InstanceName>を入力すると、プラグインはホスト名を無視します。

「オンラインVDIバックアップからのデータのリストア」の「オンラインVDIリストア・ジョブのファイナライズと実行」に記載されている手順を実行します。

プライマリ・レプリカからフル・データベースのバックアップを実行します。

Step 7で実行したフル・データベースのバックアップでバックアップされた各セカンダリ・レプリカからのリストアを実行します。

プライマリ・レプリカを構成する各セカンダリ・レプリカに対して、それぞれリストア操作を実行します。

SQL Server Management Studioを使用して、AlwaysOn可用性グループにセカンダリ・レプリカを追加します。

セカンダリ・レプリカをリストアして、そのセカンダリ・レプリカをプライマリ・レプリカに変換する例

以下の手順では、仮想クライアントから取得したバックアップにセカンダリ・レプリカをリストアし、そのセカンダリ・レプリカをプライマリ・レプリカとして機能するように変換する方法を説明します。

セカンダリ・レプリカで、AlwaysOn可用性グループからデータベースを削除します。

リストアするデータを選択します。

［リストア・オプション］セクションの［ターゲット・インスタンス］フィールドに、セカンダリ・レプリカで実行されているクライアント名を入力します。

［AlwaysOn可用性グループ］セクションで、以下の該当するチェック・ボックスを選択します。

•

［リストア前にAlwaysOn可用性グループからプライマリ・データベースを削除］

•

［リストア後AlwaysOn可用性グループにプライマリ・データベースを追加］

実行するプロセスにより、選択する必要のあるチェック・ボックスが決まります。たとえば、フル・バックアップのリストアを実行する場合は、すべてのチェック・ボックスを選択します。トランザクション・ログのリストアを実行する場合は、これらのチェック・ボックスは選択しないでください。また、［NO RECOVERY設定時］オプションを選択している場合は、［リストア後AlwaysOn可用性グループにプライマリ・データベースを追加］を選択しないでください。

［次のAlwaysOn可用性グループにリストア］に、グループ名を入力します。

AlwaysOnの名前付きインスタンスへリストアする場合のインスタンス名フィールドにインスタンス名を入力します。


	ヒント：インスタンス名の入力のみ行います。完全修飾名<HostName>\<InstanceName>を入力すると、プラグインはホスト名を無視します。

セカンダリ・レプリカへのフェイルオーバーを実行します。

SQL Server Management Studioを使用して、AlwaysOn可用性グループに割り当てられているすべてのデータベースについて、そのセカンダリ・レプリカをプライマリ・レプリカとして指定します。

SQL Server Management Studioを使用して、新しいプライマリ・レプリカ上のグループにデータベースを追加し直します。


	重要：この手順を実行するには、残りのセカンダリ・レプリカからデータベースを削除し、この削除プロセスが完了するまで新しいプライマリ・レプリカへのデータベースの追加を延期する必要がある場合があります。

新しいプライマリ・レプリカのデータベースおよびトランザクション・ログのフル・バックアップを実行します。

前の手順で実行したフル・バックアップおよびトランザクション・ログのバックアップを使用して、各セカンダリ・レプリカに対してリストアを実行します。

各セカンダリ・レプリカで、AlwaysOn可用性グループからそのノードのデータベースを削除し、トランザクション・ログのフル・リストアを実行します。

SQL Server Management Studioを使用して、AlwaysOn可用性グループにセカンダリ・レプリカを追加します。

AlwaysOn可用性グループのVDIバックアップのリストア例

以下の手順では、VDIバックアップのリストア方法について説明します。この手順は、「AlwaysOn可用性グループのVDIによるフル・バックアップの作成例」で説明した例に基づいています。また、以下の手順では、トランザクション・ログのバックアップをリストアする必要があります。このプロセスは、前のバックアップ例には含まれていません。

［ナビゲーション］パネルで、［リストア・ジョブ作成］をクリックします。

［リストア・ジョブ作成 — セーブセットの選択］ページのセーブセット・テーブルで、リストアするプライマリ・レプリカのフル・バックアップを選択して、［次へ］をクリックします。

［セレクション・セット作成］ページで、リストアするAlwaysOn可用性グループを選択します。

このセーブセットに含まれているすべてのデータベースを含めます。

［プラグイン・オプションの編集］をクリックします。

［リストア・タイプ］セクションで、［NO RECOVERY設定時］を選択します。

［AlwaysOn可用性グループ］セクションで、［リストア前にAlwaysOn可用性グループからプライマリ・データベースを削除］チェック・ボックスを選択します。

［NO RECOVERY設定時］オプションを選択しているため、［リストア後AlwaysOn可用性グループにプライマリ・データベースを追加］を選択しないでください。

［OK］をクリックして設定を保存し、［次へ］をクリックします。

デフォルト設定を使用しない場合は、［ジョブ名］に、ジョブの名前を指定します。

［クライアント指定］リストで、バックアップのターゲットと同じ仮想クライアントを選択します。

［保存＆実行］をクリックし、［ジョブ・ステータス］ページを使用して、進捗状況を監視します。

［セカンダリに関する警告］ステータスが、最長20分間表示される場合があります。実行ステータスが［リストア完了］になるまで次のプロセスに進まないでください。

［ナビゲーション］パネルで、［リストア・ジョブ作成］をクリックします。

［リストア・ジョブ作成 — セーブセットの選択］ページのセーブセット・テーブルで、リストアするプライマリ・レプリカの増分トランザクション・ログのバックアップを選択して、［次へ］をクリックします。

［セレクション・セット作成］ページで、フル・バックアップのリストア時に選択したAlwaysOn可用性グループとデータベースを選択します。

［プラグイン・オプションの編集］をクリックします。

［リストア・タイプ］セクションで、［RECOVERY設定時］を選択します。

［AlwaysOn可用性グループ］セクションで、［リストア後AlwaysOn可用性グループにプライマリ・データベースを追加］チェック・ボックスを選択します。

その他のチェックボックスは選択しないでください。

［次のAlwaysOn可用性グループにリストア］フィールドに、グループ名を入力します。

［AlwaysOn可用性グループのプライマリ・ノードのNetVault Backupクライアント名を入力］で、プライマリ・ノード上のクライアント名を入力します。

NetVault Backup仮想クライアント名を入力したことを確認します。ホスト名またはSQL Serverインスタンスなど、他の名前を入力しないでください。

バックアップを、デフォルトのインスタンスではなく、名前付きSQL Serverインスタンスにリストアする場合、［AlwaysOnの名前付きインスタンスへリストアする場合のインスタンス名］フィールドにインスタンス名を入力します。


	ヒント：インスタンス名の入力のみ行います。完全修飾名<HostName>\<InstanceName>を入力すると、プラグインはホスト名を無視します。

［OK］をクリックして設定を保存し、［次へ］をクリックします。

デフォルト設定を使用しない場合は、［ジョブ名］に、ジョブの名前を指定します。

［クライアント指定］リストで、バックアップのターゲットと同じ仮想クライアントを選択します。

［保存＆実行］をクリックし、［ジョブ・ステータス］ページを使用して、進捗状況を監視します。

実行ステータスが［リストア完了］になるまで次のプロセスに進まないでください。

プライマリ・レプリカのリストアの完了後、プライマリ・レプリカのバックアップを作成します。バックアップが完了したら、新しいバックアップを使用して各セカンダリ・レプリカをリストアします。

［ナビゲーション］パネルで、［バックアップ・ジョブ作成］をクリックします。

［ジョブ名］に、ジョブの名前を指定します。

［選択］リストの隣にある、［新規作成］をクリックします。

選択ツリーで、リストア対象の最初のセカンダリ・レプリカを開き、［すべてのインスタンス］ノードを開きます。

名前の後に「（リストア中）」と表示されているAlwaysOn可用性グループの一部であったデータベース。

［すべてのインスタンス］ノードを選択し、［アクション］メニューから［設定］を選択します。

セキュリティ情報を入力し、［インスタンス名］について（ローカル）などの適切なログイン情報を入力して、［OK］をクリックします。

各セカンダリ・レプリカに対してStep 27からStep 29を繰り返します。

プライマリ・レプリカの選択ツリーで、バックアップするデータベースを選択します。

これらのデータベースは、セカンダリ・レプリカ上で［（リストア中）］として識別されるデータベースと同じものです。

VDIベースのフル・データベースのバックアップを実行します。

フル・データベースのバックアップで使用したセレクション・セットを使用して、増分トランザクション・ログのバックアップを実行します。

［ナビゲーション］パネルで、［リストア・ジョブ作成］をクリックします。

［リストア・ジョブ作成 — セーブセットの選択］ページのセーブセット・テーブルで、Step 32を実行したプライマリ・レプリカのフル・バックアップを選択して、［次へ］をクリックします。

［セレクション・セット作成］ページで、リストアするデータベースを選択して、［プラグイン・オプションの編集］をクリックします。

［リストア・タイプ］セクションで、［NO RECOVERY設定時］を選択し、［OK］をクリックし、［次へ］をクリックします。

デフォルト設定を使用しない場合は、［ジョブ名］に、ジョブの名前を指定します。

［クライアント指定］リストで、セカンダリ・レプリカの仮想クライアント名を選択します。

［保存＆実行］をクリックし、［ジョブ・ステータス］ページを使用して、進捗状況を監視します。

Step 34～Step 40を繰り返し、プライマリ・レプリカからセカンダリ・レプリカに増分トランザクション・ログのバックアップをリストアします。

セカンダリ・レプリカから、SQL Server Management Studioを使用して、AlwaysOn可用性グループに該当する各データベースを追加します。

該当するセカンダリ・ノードでこの手順をローカルに実行します。

グループに含まれる各セカンダリ・レプリカに対して、Step 34～Step 42を繰り返します。

プライマリ・レプリカに存在しないデータベースをリストアする例

以下の手順は、リストア前にプライマリ・レプリカからデータベースが削除された場合に、AlwaysOn可用性グループにデータベースをリストアする方法を示しています。

リストアするデータを選択します。

［AlwaysOn可用性グループ］セクションで、［リストア前にAlwaysOn可用性グループからプライマリ・データベースを削除］チェック・ボックスの選択を解除します。

必要に応じて、［リストア後AlwaysOn可用性グループにプライマリ・データベースを追加］チェック・ボックスを選択、または選択解除します。

以下のフィールドに入力します（必須）：

•

［次のAlwaysOn可用性グループにリストア］：グループの名前を入力します。

•


	ヒント：インスタンス名の入力のみ行います。完全修飾名<HostName>\<InstanceName>を入力すると、プラグインはホスト名を無視します。

プライマリ・レプリカからフル・データベースのバックアップを実行します。

Step 7で実行したフル・データベースのバックアップでバックアップされた各セカンダリ・レプリカからのリストアを実行します。

プライマリ・レプリカを構成する各セカンダリ・レプリカに対して、それぞれリストア操作を実行します。

SQL Server Management Studioを使用して、AlwaysOn可用性グループにセカンダリ・レプリカを追加します。

データベースの名前変更または移動

本プラグインでは、リストア中にデータベースを別の名前でリストアできます。データベース名の変更は、既存のバージョンを上書きしたくない場合やデータベースのコピーを作成する場合に便利です。また、本プラグインでのリストア中に、データベースを別のディレクトリに移動することもできます。


	重要：フル・ファイルおよびファイルグループのバックアップ方法（VDIでのみ使用可能）を使用してデータベースのコピーを作成するには、別のSQL Server®インスタンスにリストアする必要があります。 VSSベース・リストア中にデータベースの名前を変更する場合、データベース・ファイルも代替ディレクトリに移動する必要があります。データベース・ファイルが代替ディレクトリに移動されていない場合、リストアは失敗に終わります。これは、VSSではデータやログ・ファイルを別のディレクトリに移動するまで、データベースの名前を変更できないために発生します。VSSベースのリストア用にデータやログ・ファイルを移動する場合、移動先のディレクトリが移動元のディレクトリと異なれば、データ・ファイルとログ・ファイルを別のディレクトリに以降することができます。

［ナビゲーション］パネルで［リストア・ジョブ作成］をクリックして、［プラグイン・タイプ］リストから［Plug‑in for SQL Server］を選択し、適切なセーブセットを選択して［次へ］をクリックします。

「オンラインVDIバックアップからのデータのリストア」で説明した手順に従って、バックアップ・セーブセットからリストアするデータベースを選択します。

［セレクション・セット作成］ページでデータベースを選択して、［アクション］リストから［名前変更］を選択します。

［名前変更/再配置］ダイアログ・ボックスで、適切な情報を入力します。

•

［名前変更］：新しい名前を入力します。


	重要： VSSベース・リストア中にデータベースの名前を変更する場合、データベース・ファイルも代替ディレクトリに移動する必要があります。データベース・ファイルが代替ディレクトリに移動されていない場合、リストアは失敗に終わります。これは、VSSではデータやログ・ファイルを別のディレクトリに移動するまで、データベースの名前を変更できないために発生します。VSSベースのリストア用にデータやログ・ファイルを移動する場合、移動先のディレクトリが移動元のディレクトリと異なる場合は、データ・ファイルとログ・ファイルを別のディレクトリに移動することができます。

•

［再配置］：新しいパスを入力します。

本プラグインでは、ログ・ファイルをデータ・ファイル・ディレクトリ以外のディレクトリに移動できます。別々のディレクトリにリストアするには、データ・ファイルおよびログ・ファイルのリストア先ディレクトリのパスを入力します。まず、データ・ファイルのディレクトリを入力して、次に、ログ・ファイルのディレクトリへのパスを入力します。2つのディレクトリ・パスはカンマで区切ります（カンマの前後にスペースを入れないよう注意してください）。このフィールドに指定したディレクトリは、ジョブの実行時に存在している必要があります。

変更を適用するには、［OK］をクリックします。


	メモ： WebUIで、データベース名と一緒に、名前変更および再配置情報が括弧内に表示されます。データベース・ファイルの名前は、新しい名前と元の名前を連結して変更されます（<NewName>_<OriginalName>）。

「オンラインVDIバックアップからのデータのリストア」の説明に従い、リストア手順を続行します。

代替インスタンスへのデータベースのリストア

本プラグインのVDIベース・バックアップ方法を使用すると、データベース・サーバーで実行中の代替SQL Server®インスタンスにデータベースをリストアすることができます。このタイプのリストアを実行する手順については、以下のトピックを参照してください。このプロセスではAlwaysOn可用性グループの使用はサポートされません。


	重要：データベースを同じサーバーにある代替インスタンスにリストアする予定で、元のデータベースがまだ存在している場合、前に「データベースの名前変更または移動」で説明した［名前変更］/［再配置］オプションを使用します。このオプションを使用してデータファイルの名前を変更するかデータファイルを移動して、元のデータベースの同じファイルを上書きしたり、同じファイルと競合したりしないようにします。

図4. 代替インスタンスへのリストア

このタイプのリストアを開始する前に、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。

•

SQL Serverのバージョンが同一であること：データのバックアップ元のソース・インスタンスとデータのリストア先のターゲット・インスタンスで同じバージョンのSQL Serverが稼働している必要があります。

•

インスタンスがアクセス可能に設定されていること：データベースのリストア先インスタンスがプラグインからアクセス可能である必要があります。インスタンスのアクセス設定について詳しくは、「認証の詳細を設定する」を参照してください。

［セレクション・セット作成］ページで、［プラグイン・オプションの編集］をクリックします。次に、「オンラインVDIバックアップからのデータのリストア」の説明に従って、リストア・オプションを設定します。

また、［ターゲット・インスタンス］パラメータを設定します。

選択したデータベースのリストア先インスタンスの名前を指定します。このフィールドには、完全修飾名（<ホスト名>\<インスタンス名> －例： WIN2K3\SQLINSTANCE2など）またはインスタンス名（例： SQLINSTANCE2）を入力できます。

「オンラインVDIバックアップからのデータのリストア」で説明した手順に従って、手順を完了します。


	重要： VDIベースのバックアップについて、このタイプのリストア実行中に、データベースを名前変更/移動することもできます。詳細は、「データベースの名前変更または移動」を参照してください。

代替SQL Server®へのデータのリストア

プラグインでデータベースを同じデータベース・サーバー上の別のSQL Serverインスタンスにリストアできるのと同様に、リストア・プロセス中に別のSQL Serverをターゲットにすることができます。このプロセスではAlwaysOn可用性グループの使用はサポートされません。

図5. 代替SQL Serverへのリストア

この機能は、障害復旧操作を実行する場合に便利です。データベースを別のSQL Serverにリストアするには、次のトピックで説明する手順に従います。この手順を利用してNetVault Backup仮想マシンを、スタンドアロンNetVault Backupクライアントへリストアすることもできます。


	重要： MicrosoftのVSSバックアップ方法では、代替インスタンスへのVSSベース・バックアップのリストアをサポートしていません。従って、Plug‑in for SQL Serverを使用したVSSベースのバックアップの代替インスタンスへのリストアもサポートされません。ディザスタ・リカバリ・シナリオでは、次の手順を使用してmasterおよびmsdbデータベースのバックアップをリストアします。masterデータベースのリストア後、サーバーを再起動します。各データベースをリストアし、リカバリします。

このタイプのリストアを開始する前に、新しいリストア・ターゲットが以下の前提条件を満たしていることを確認してください。

•

同一バージョンのSQL Serverがインストールされていること：SQL Serverのバージョンが、既存のデータベース・サーバーで稼働しているバージョンと同じである必要があります。

•

NetVault BackupソフトウェアとPlug‑in for SQL Serverがインストールされていること：新規リストア・ターゲット上で同じバージョンのNetVault Backupソフトウェアとプラグインがインストールされ設定されている必要があります。

•

NetVault Backupサーバーにクライアントが追加されていること：NetVault Backup WebUIの［クライアント管理］ページを使用して、ターゲット・マシンをNetVault Backupサーバーに追加する必要があります。

•

新しいリストア・ターゲットにSQL Serverインスタンスが必ず存在していること：新しいリストア・ターゲットにSQL Serverインスタンスが存在している必要があります。このインスタンスが移動リストアのターゲットとなります。SQL Serverでこのインスタンスを正しく設定するだけでなく、新しいリストア・ターゲット上のプラグインからアクセス可能である必要があります。インスタンスをアクセス可能に設定する方法については、「認証の詳細を設定する」を参照してください。

masterおよびmsdbデータベースのバックアップをリストアします。


	重要：代替サーバーへリストアを実行する場合、リストア済みmasterデータベースの名前やリストア先パスを変更することはできません。masterデータベースは、リストア用ターゲット内に格納されているmasterデータベースの現在位置へリストアされます。

masterデータベースのリストア後、サーバーを再起動します。

各データベースをリストアし、リカバリします。

また、［ターゲット・インスタンス］パラメータを設定します。

［ターゲット・インスタンス］ - 選択したデータベースのリストア先となる新しいデータベース・サーバー上のインスタンスの完全修飾名を指定します。このフィールドにはインスタンス名のみを入力してください。サーバー名を含めるとリストアが失敗します。


	メモ：デフォルトSQL Server®インスタンスを代替サーバーへリストアする場合は、［ターゲット・インスタンス］にリストア先サーバー名を入力できます（例：MSSQLSERVER）。

［OK］をクリックして設定を保存し、［次へ］をクリックします。

デフォルト設定を使用しない場合は、［ジョブ名］に、ジョブの名前を指定します。

進捗状況を監視する際にジョブを識別しやすくするため、分かりやすい名前を割り当てます。ジョブ名には英数字と英数字以外の文字を使用できますが、非ラテン語系の文字を含めることはできません。Windows®の場合は長さ制限はありませんが、40文字以内に収めることをお勧めします。

［ターゲット・クライアント］リストで、新しいリストア・ターゲットを選択します。

［スケジュール］、［ソース・オプション］、および［詳細設定］リストを使って、その他の必要なオプションを設定します。

［保存］または［保存＆実行］の、どちらか適切な方をクリックします。

［ジョブ・ステータス］ページで進捗状況を監視したり、［ログ参照］ページでログを表示したりできます。詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

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