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NetVault Plug-in for VMware 11.2 - ユーザー・ガイド

前書き プラグインのインストール プラグインの設定 バックアップ戦略の定義 イメージ・レベル・バックアップ方式の使用 ファイル・レベル・バックアップ方式の使用 イメージ・レベルのバックアップのリストア ファイル・レベルのバックアップのリストア トラブルシューティング

SAN転送使用時にリストア・ジョブが失敗する

説明

リストア・ジョブが失敗する。

症状

リストア・ジョブが以下のエラーを伴って失敗する。

ログ・メッセージ：

VMのディスク・データをリストアできませんでした

ログ内容：

Failed to open vmdk VDDK error encountered: code 13

Retrieving error message text VDDK error message is ‘You do not have access rights to this file’

Disk data restore failed for ‘[datastore]VirtualMachineName/ VitrualDiskName.vmdk’

解決方法

Plug‑in for VMwareを実行しているNetVault Backupクライアントは、SANにアクセスできないことがあります。これを検証するには、NBD転送モードを使用する必要があります。このモードでリストアが正常に完了した場合、SAN接続に関する問題であることを示します。

SAN転送モードを使用するには、NetVault BackupクライアントがVMFS LUNへSAN接続できる必要があります。LUNがアクセス可能であること、およびSANが正しく設定されていることを確認する必要があります。

リストア・ジョブで仮想マシンのサーバー・インベントリへの追加に失敗する

説明

リストア・ジョブが失敗する。

症状

リストア・ジョブが以下のエラーを伴って失敗する。

ログ・メッセージ：

VMをターゲット・サーバーのインベントリに追加できませんでした

ログ内容：

Fault string is 'Invalid configuration for device '3'.

解決方法

このエラーが発生した場合、トレースを有効化してからリストア・ジョブを再実行します。ジョブが完了したら、vmw<nnn>_soaprecv.logという名前のファイルを開き、以下の内容に類似したXMLメッセージ<WaitForUpdatesExResponse>が含まれているかどうかを確認します。

<val xsi:type="LocalizedMethodFault">
<fault xsi:type="InvalidDeviceSpec">
<property>deviceChange[3].device.backing.fileName
</property>
<deviceIndex>3</deviceIndex>
</fault>
<localizedMessage>Invalid configuration for device &apos;3&apos;.</localizedMessage>
</val>

見つかった場合は、このバックアップにはCDまたはDVDドライブに無効な設定が含まれていることを意味します。

この問題を解決するには：

1
vmware.cfgファイルをテキスト・エディタで開きます。
このファイルは、Windows®では<NetVault Backup home>\config、Linux®では<NetVault Backup home>/configにあります。
2
次のエントリの値にTrueを設定します。
[Custom:ReconfigureVirtualCdromDevices]
Value=True
（このエントリのデフォルト値はFalseです。）
3
ファイルを保存します。
4
リストア・ジョブを再実行します。
ジョブは正常に完了します。最初のバックアップ時に、CDまたはDVDドライブを「Host Device」または「Datastore ISO File」タイプに設定した場合、これらは「Client Device」タイプへ再設定されます。
このログにおける警告メッセージには、再設定されたデバイスのリストが含まれます。ログ内容には元の設定も含まれます。ログ内容を表示するには、［詳細情報］ボタンをクリックします。
5
仮想マシンのリストア後は、[Custom:ReconfigureVirtual CdromDevices]パラメータをFalseにリセットします。

vSphere FTで保護されている仮想マシンのバックアップ・ジョブが断続的に失敗する

説明

VMware vSphere®フォールト・トレランス（vSphere FT）を使用して保護されている仮想マシンをバックアップすると、バックアップ・ジョブが失敗します。

症状

ジョブが失敗し、「レガシーのフォールト・トレランスが有効である間は、仮想マシンをバックアップできません」と報告されます。

解決方法
 
* 
警告： FTを使用して保護されている仮想マシンをバックアップするためにプラグインを使用する前に、お使いの環境でVMware ESXi 6.0ビルド番号4192238以降が使用されていることを確認します。

仮想マシンが、バックアップ・スナップショットをサポートしない以前のバージョンのフォールト・トレランスで保護されています。

レガシー・フォールト・トレランスを使用している仮想マシンをバックアップおよびリストアするには、新しいバージョンのvSphere FTを使用するために、仮想マシンを再設定します。vSphereウェブ・クライアントを使用して、仮想マシンのフォールト・トレランスをオフにしてから、再度オンにします。再設定プロセスの間、再設定している仮想マシンにFTプロテクションは利用できません。

仮想マシンの問題の診断

［仮想マシンの診断］機能には、プラグインが以下のアクティビティを実行するときにエラーの原因になる、仮想マシン設定での問題を識別するために使用される事前定義されたテストが含まれています。

•
VMDKファイルへのアクセス
•
CBTステータスおよび機能の確認
•
静止スナップショットの作成

プラグインでは、これらのテストで検知された問題を報告し、問題を修正するための推奨事項を提供します。
これらのテストはいつでも実施できます。

診断テストを実行するには：
1
バックアップ・ジョブ・ウィザードを開始して、［セレクション］リストの隣りにある［新規作成］をクリックします。
2
プラグインがインストールされているNetVault Backupクライアントを開いて、次に［VMwareプラグイン］を開きます。
3
VMware® ESXi™またはVMware® vCenter™ Server、および他の適切なコンテナ・ノード（たとえば、Datacenter、クラスタ、リソース・プール、およびその他のノード）を開いて、ターゲット仮想マシンを表示します。
4
仮想マシンを選択して、［アクション］リストで［仮想マシンの診断］をクリックします。
このプラグインでは、以下のテストを実行します。
•
スナップショットを作成します。
 
* 
メモ： 診断テストを実施するとき、プラグインは静止スナップショットを作成しようとします。
この動作は、仮想マシンのビジー状態に応じて完了するまでにしばらくかかることがあります。
•
設定されたプライマリ転送モードを使用して、VMDKファイルを開いてお読みください。
•
仮想ハードウェアのバージョンを確認します。
•
現在のCBT設定を確認します。
•
VMwareツールがインストールされ、実行されているかどうかを確認します。
•
仮想マシンにスナップショットが存在するかどうかを確認します。
5
［診断結果］ダイアログ・ボックスで結果を表示します。
•
［結果］：このタブには、診断テストの結果（合格または不合格）が表示されます。
•
［推奨事項］：このタブには、テスト中に検知された問題を修正するための推奨事項が記載されています。
•
［仮想マシン］：このタブには、仮想マシンに関する一般的な情報が表示されます。
6
ダイアログ・ボックスを閉じるには、［閉じる］をクリックします。
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