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NetVault Plug-in for VMware 11.2 - ユーザー・ガイド

前書き プラグインのインストール プラグインの設定 バックアップ戦略の定義 イメージ・レベル・バックアップ方式の使用 ファイル・レベル・バックアップ方式の使用 イメージ・レベルのバックアップのリストア ファイル・レベルのバックアップのリストア トラブルシューティング

仮想マシンのアンロック

次の手順を使用して、WebUIから仮想マシンをアンロックすることができます。

1
バックアップ・ジョブ・ウィザードを開始して、[セレクション]リストの隣りにある[新規作成]をクリックします。
4
適切な仮想マシンを選択して、[アクション]リストで[仮想マシンのアンロック]をクリックします。

 

バックアップ戦略の定義

バックアップ方式とタイプについて

Plug‑in for VMwareは、イメージ・レベルおよびファイル・レベルのバックアップ方式をサポートします。

イメージ・レベルのバックアップはVMwareスナップショット・テクノロジを使って、仮想マシンの特定時点のイメージを提供します。これらのバックアップを使って、次のタイプのリカバリを実行することができます。

イメージ・レベルのバックアップは、Linux®とWindows®ベースの仮想マシンでサポートされます。これらのバックアップは、CBTの有無にかかわらず実行できます。

CBTを仮想マシンで有効にすると、以下のバックアップ・タイプがサポートされます。

フル・バックアップ:フル・バックアップでは、仮想ディスク上のすべての割り当て済みセクタをバックアップします。フル・バックアップは完了までに時間がかかり、より多くのバックアップ・メディアを消費します。このバックアップは、将来の増分および差分イメージレベル・バックアップを実行する際の基となります。
差分バックアップ:差分バックアップ・タイプは、最後に実行されたフル・バックアップ以降に更新されたディスク・セクタのみをバックアップします。差分バックアップでは、リストアするセーブセットが2つだけなので、高速にリストアを実施することができます。
増分バックアップ:増分バックアップ・タイプは、最後に実行されたフル、差分、または増分バックアップ以降に更新されたディスク・セクタのみをバックアップします。増分バックアップは最低限のストレージ・スペースしか消費せず、処理も高速です。ただし、プラグインがリストアする必要があるセーブセット数によっては、データのリカバリに時間がかかることがあります。

CBTを使用しない仮想マシンでは、フル・イメージ・レベルのバックアップのみがサポートされます。

ファイル・レベルのバックアップは、Windows®ベースの仮想マシンでのみ利用できます。ファイルレベルのバックアップを使用すると、1つのファイルまたはファイルのセットをリストアできます。このバックアップを使用して、ユーザーの誤操作、データ損傷、あるいはファイルの誤削除によって消失したデータをリカバリできます。

Plug‑in for VMwareは、ファイル・レベルのバックアップにNetVault Backup Plug-in for FileSystem(Plug-in for FileSystem)を使用します。

Plug‑in for VMwareは、以下のタイプのファイル・レベル・バックアップをサポートしています。

フル・バックアップ:選択されたファイルおよびフォルダをすべてバックアップします。フル・バックアップは完了までに時間がかかり、より多くのバックアップ・メディアを消費します。ただしリストアは、単一のセーブセットしか必要ないため、より高速に実行することができます。フル・バックアップは、後続の増分および差分バックアップを実行する際の基となります。
差分バックアップ:前回のフル・バックアップ以降に新たに作成されたファイルや、変更のあったファイルをバックアップします。差分バックアップでは、リストアするセーブセットが2つだけなので、高速にリストアを実施することができます。ただし、これらのバックアップはより多くのストレージ・スペースを消費し、増分バックアップよりも時間がかかります。差分バックアップは、同じタイプの前のバックアップでバックアップされたデータを複製します。
増分バックアップ:前回のフル・バックアップまたは増分バックアップ以降に新たに作成されたファイルや、変更のあったファイルをバックアップします。増分バックアップは最低限のストレージ・スペースしか消費せず、処理も高速です。ただし、プラグインがリストアする必要があるセーブセット数によっては、データのリカバリに時間がかかることがあります。

さまざまなディスク・タイプのバックアップ・データおよびリストア・データ

Plug‑in for VMwareには、以下のCBT対応バックアップおよびリストア・データが含まれます。

シン

(必要なスペースが割り当てられ、必要に応じてゼロ・アウトされます)

使用済みディスク・セクタのみをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

使用済みセクタのみをリストア。

使用済みディスク・セクタのみをリストア。各セクタは1回のみリストアされます。

Zeroedシック

(すべてのスペースは作成時に割り当てられ、未使用部分は初回書き込み時にゼロ・アウトされます)

使用済みディスク・セクタのみをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

使用済みセクタのみをリストア。

使用済みディスク・セクタのみをリストア。各セクタは1回のみリストアされます。

Eager Zeroedシック

(すべてのスペースは作成時に割り当てられ、ゼロ・アウトされます)

すべてのディスク・セクタをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

ディスク全体をリストア。

ディスク全体をリストア。各セクタは
1回のみリストアされます。

仮想互換性RDM(Raw Device Mapping)

すべてのディスク・セクタをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

ディスク全体をリストア。

ディスク全体をリストア。各セクタは
1回のみリストアされます。

ネットワーク・ファイル・システム(NFS)

すべてのディスク・セクタをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

ディスク全体をリストア。

ディスク全体をリストア。各セクタは
1回のみリストアされます。

また、CBTに対応していないバックアップをリストアする場合、すべてのブロックがリストアされて割り当てられます。このため、ディスクがCBTに対応していないバックアップからリストアされると、後続のCBT対応フル・バックアップではディスク全体がバックアップされることに注意してください。

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