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NetVault 12.1 - 管理ガイドマネージドサービス プロバイダ向け

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カタログ検索の管理 ストレージ・デバイスの設定
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仮想テープ・ライブラリ

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

仮想テープ・ライブラリについて

VTL(Virtual Tape Library、仮想テープ・ライブラリ)は、ディスク上のテープ・ライブラリをエミュレートします。 VTLは、NetVault Backupにライセンス可能なオプションとして含まれています。

VTLを使用すると、ディスクへのバックアップを迅速に実行する柔軟性が備わり、ピークとなる時間帯を外してバックアップをオフサイトでストレージする物理デバイスにコピーまたは移行することができます。 メディア・マネージャでは、仮想テープと物理テープを区別しません。 したがって、リタイア期間やローテーション・スキームなどを含め、同じプロセスを使用してバックアップ・ポリシーを設定することができます。

VTLはディスク上ではディレクトリとして表示されます。 各VTLには、 drivesslots、およびmediaの3つのディレクトリがあります。 これらのディレクトリには、いくつかのサブディレクトリが含まれています。 仮想ドライブは、drivesサブディレクトリ内にファイルとして存在しています。 これらのファイルにはメディア・ファイルへのリンクが含まれます。 仮想テープは、mediaディレクトリ内にメディア・ファイルとして存在しています。 仮想テープがスロットとドライブ間で移動すると、メディア・ファイル自体はmediaディレクトリ内に残り、ドライブ・ファイルとスロット・ファイルが変更されメディアの移動をエミュレートします。

VTLは同時に多くのNetVault Backupクライアント・バックアップを処理することができます。 物理ライブラリと同様、VTLに含まれるドライブ数によって同時に実行できる操作数が変わります。 スロット数は設定されたドライブ数と同じ、またはそれ以上である必要があります。 オペレーティング・システムによって最大ファイル・サイズの限度が異なり、最大VTLメディア・サイズに影響してきます。

仮想テープ・ライブラリの検討事項

VTLの作成や追加を行う前に、以下の情報を確認する必要があります。

ここで<x>は、以下の要件を考慮した追加のディスク空き容量です。

仮想テープ・ライブラリの作成と追加

設定ウィザードを使用して、NetVault BackupサーバーまたはSmartClientに仮想テープ・ライブラリを作成できます。 VTLの作成時には、仮想テープ・ドライブやスロットの数を選択し、仮想テープのサイズを指定することができます。 デバイスの作成後、サーバーに自動的に追加されます。

1
[ナビゲーション]パネルで、[ガイド付き設定]をクリックして、次に[NetVault設定ウィザード]ページで[ストレージ・デバイス追加]をクリックします。
[ナビゲーション]パネルで[デバイス管理]をクリックして、[デバイスの追加]をクリックします。
2
[ストレージ・デバイス追加]ページで[仮想テープ・ライブラリ/メディア・チェンジャ]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。
4
[仮想テープ・ライブラリの追加]ページで、以下の詳細を指定します。

新規デバイスを作成するディスク上の位置を選択

VTLを作成する場所を指定します。

そのパスが、選択したマシン上ですでに作成されていることを確認します。 NetVault Backupでは、このパスに含まれていないディレクトリは作成しません。

デバイス名を選択

デバイスの一意の名前を指定します。

デバイスの表示名

デバイスの表示名を指定します。

5文字のメディア・バーコード・プリフィックスを選択

NetVault Backupサーバーは、自動的にバーコード・プリフィックスを生成し、それをVTLメディアに割り当てます。 これを変更する場合は、デバイスに対する一意のコードを入力します。

メディア容量指定

仮想テープのサイズを入力または選択します。 メディア・サイズはGiB単位で指定します。 各スロットには指定サイズのメディアが含まれます。 デフォルト値は、32GiBです。

ドライブ数の選択

VTLのドライブ数を入力または選択します。 最大100ドライブを作成することができます。 デフォルト値は、2ドライブです。

スロット数の選択

メディアを保持する合計スロット数を入力または選択します。 最大999のスロットを指定することができます。 デフォルト値は、16スロットです。

5
[次へ]をクリックしてデバイスを作成、追加します。
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