Microsoftでは、単一サーバーまたは高可用性DAG環境におけるExchange Mailbox Serverのシステム構築をサポートします。
上記いずれかの環境にPlug‑in for Exchangeシステムを構築する手順はほぼ同様です。これはPlug‑in for ExchangeがExchange Serverメールボックス・データベースをホストするサーバーにインストールされるからです。以下のトピックでは、Exchange Mailbox ServerのタイプごとにPlug‑in for Exchangeシステム構築の詳細を説明します。
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サポートされるExchange Serverのバージョン:Exchange Server 2010以降 |
スタンドアロン・システム構築には、単一のExchange Mailbox Serverが存在します。Plug‑in for Exchangeが、Exchange Mailbox Serverを指定するサーバーにインストールされ、このサーバーですべてのバックアップおよびリストアを実行しているとします。このタイプのシステムでは、高可用性ソリューションは構築されていません。
重要: 環境(NetVault BackupサーバーとExchange Serverのマシンを個別に用意するか、両方を1つのマシンで設定するか)に関係なく、Plug‑in for Exchangeは、Exchange Serverメールボックス・データベースが存在するホストにインストールする必要があります。本書の例の画像および手順では、この2台のマシン環境が設定されていて、事前要件をすべて満たしていることを前提としています。 |
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サポートされるExchange Serverのバージョン:Exchange Server 2010以降 |
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Plug‑in for Exchange 必要なライセンス:Plug‑in for Exchange Standard EditionクラスタまたはPlug‑in for Exchange Enterprise Editionクラスタがサポートされていること |
Exchange 2010のシングル・ロケーションDAG内では、シングルActive Directoryサイトに複数のExchange Mailbox Serverが存在し、それらは同一データ・センター内に物理的に位置します。DAGは複数のメールボックス・サーバーにまたがって作成されると同時に、そのデータベース・コピーも複数のメールボックス・サーバーに拡散しています。シングル・ロケーションDAGでは、各Exchange Mailbox Servers上にPlug‑in for ExchangeをインストールしたNetVault Backup仮想クライアントを作成します。
DAG環境用のバックアップ・プロセスでは、Plug‑in for Exchangeを使用してデータベースのすべてのアクティブ・コピー、または実行可能なデータベース・コピーのいずれかを選択することができます。後者を選び、かつ複数のコピーが存在する場合、ライセンス認証に最も低い値が設定されたコピーが選択されます。後者を選び、かつデータベース・コピーがひとつも利用可能でない場合、アクティブなデータベースが選択されます。ライセンス認証の設定数について詳しくは、http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd979802.aspxの「メールボックス・データベース・コピー」セクションを参照してください。
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